こんにちは。
今日はVLCDダイエットについてのお話。
知ってるひとは知ってるVLCDダイエット。
ちょっと面白いエピソードから始まったので、知ってると面白いかもしれません。
成功すれば100%痩せますが、ほぼやる人はいないはずです(笑)
VLCDダイエットとは?
まずVLCDダイエットですが、
- Very
- Low
- Calories
- Diet
の略で、訳すと「超低カロリーダイエット」となります。
どのくらい低カロリーかというと一日に摂っていいカロリーは370キロカロリー。

そう、むっちゃ低いのです。それこそ引くくらいに…

・・・・え?

・・・・・

低いね‥‥

引くくらいに…

・・・・

・・・・だめかな

そっかー・・・・

・・・・・

はい・・・・
とまあしょうもない茶番は置いておいて、VLCDダイエットのルールを説明します(笑)
VLCDダイエットのルールと出来た経緯
VLCDダイエットのルールは以下の通り
- 一日のカロリーは370キロカロリー
- 摂るべき栄養素はたんぱく質70g、塩6g
- 期間は1週間
これが出来た経緯は
1975年に世界中から著名な科学者が集まり自ら実践する実験が行われました。科学者たちの平均体重は100kgくらいで、話し合いで考案された方法を行ったところ1週間で平均-6.8kgの減量に成功しました。
といった感じで、簡単に言えばデブの科学者たちが自分たちを実験台にするからなんかいい方法ない? ってあれこれ考えた結果出来たものです。
370キロカロリーという超低カロリーというと、断食ダイエットに非常に似たように思えますが、ちょっと違います。
ここが科学者らしいところで
『身体に必要な栄養素が十分含まれていれば1日の摂取カロリーを低く抑えても健康上、支障はない』
という考え方に基づき、それがたんぱく質を70g、塩を6gを摂るというルールにたどり着きました。
そして結果についてですが、1週間で平均して6.8キロの減量に成功。
リバウンドもなかったようです。
さらに14年後の1989年に追加実験が行われ、今度は被験者を集めて半年間のVLCDダイエットを行いました。
1週間のときとは違い、追加ルールとして
- 370キロカロリーの生活は出来る範囲でOK(1カ月なら1カ月、3カ月なら3カ月)
- 我慢できなくなったら男性はプラス1100kcal/女性はプラス1000kcal追加する
というルールを追加しました。
こちらの結果も面白く、参加者の40%が2カ月間もの間370キロカロリーで過ごし、残りの4カ月を1400~1500キロカロリーで過ごしました。
そして最終的に平均して17.8キロの減量に成功したというのです。
もちろんリバウンドはありませんでした。
ただ、これって非常に難しくこれをしている間はトレーニングや激しい運動は基本的に厳禁。
単純にエネルギー不足で倒れます(^_^;)
ただ、これをすこし取り入れることも出来るのです。
VLCD理論を基に作られたフォーミュラ食
VLCDの理論ってカロリーは摂っても低くて、それでいて栄養素はしっかり摂る。
これ日本で売られている商品で見かけたことありませんか?
そう、置き換えダイエットです。
といっても単品ダイエットのように、お腹を満たすことが目的で水分量が多いものだったり、まったくカロリーがないものを摂るのとは違います。
例えばDHCのプロテインダイエットや、マイクロダイエットと呼ばれるものがその代表的な商品。
これらをフォーミュラ食と呼んだりします。
フォーミュラとは「式、方程式、公式」「決まり切ったもの、お決まりのパターン」といった意味があり、ここでは栄養素の摂り方が決まっているのでそう呼んだのだと思います。
特にマイクロダイエットは実際にVLCD理論を基に開発された商品で、簡単に言えばVLCDダイエットをやりやすくした改良版。
マイクロダイエットの場合は1日3食のうち、1食か2食をマイクロダイエットに置き替えるのがマイクロダイエットのメソッドですが、3食とも置き換えても構いません。
一食当たり170キロカロリーととてもカロリーが低く、また毎日飽きずに続けるためにラインナップも、ドリンク、リゾット&パスタ、シリアルの3タイプなどがあるようです。
姉妹品のカロセーブなどはさらにカロリーが低く、1食あたり86キロカロリー。
VLCDダイエットをそのまま実践するだけならプロテインでたんぱく質を70ℊ摂りつつ塩を6g飲めばOKです。
ただ、少ししんどいという人はマイクロダイエットやカロセーブなどを買って置き換えるといいと思います。
VLCDダイエットを自力でやるなら
ちなみにこういったフォーミュラ食に頼らずともVLCDダイエットをすることは比較的簡単に可能です。
やるとするなら
- 期間はまずは1週間を目安に
- 摂るべきものはプロテイン + 塩6g + マルチビタミン・マルチミネラル
- プロテインは一度に飲まず、3回以上に分けて飲む
- プロテインの摂取量は体重×1gを目安に飲む
こんな感じ。
元祖VLCDダイエットと違う点はたんぱく質量が可変式なのとビタミン・ミネラルが含まれているところ。
たんぱく質は体重×1gは最低摂る
元祖VLCDダイエットではたんぱく質量を70gと固定していました。
この当時ではそれくらいで大丈夫という判断だったようです。
ただ、現在では筋肉の維持目安として体重×1g、筋肉を付けたいのであれば体重×2g~3gというのが定説になっていますから、体重が70kg以下の方は70㎏以上の方は自分の体重分のたんぱく質は摂るようにした方が筋肉が維持できていいと思います。
まあ、70gも摂れていれば大体の方は必要量に達していると思いますので、70g目安でも全然ありかもしれません。
後は飲む回数を3回程度に分けることです。
一度に70g分のプロテインを飲むより、分けて飲んだ方が空腹も抑えられますし、血中のアミノ酸濃度を一定に保つことが出来るので筋肉の分解も防ぎやすくなります。
ちなみにVLCDダイエットで飲むプロテインはアイソレートプロテインをおすすめします。
理由は単純にカロリーが低いからですね。
乳糖などの余計な成分が入っていない分、純粋なたんぱく質のカロリーだけですみますので、他のプロテインよりも減量効果は高いと言えます。
どこのプロテインでも構いませんが、コスパを考えるならマイプロテイン、質にこだわるならファインラボがいいでしょう。
マイプロテインとファインラボの比較
二つのアイソレートプロテインを比較するとこうなります。
ファインラボ | マイプロテイン | |
1㎏の値段 | 5100円 | 3490円 |
100g当たりのカロリー |
377kcal |
373kcal |
100g当たりの糖質 | 0.4g | 2.5g |
100g当たりのたんぱく質 | 90.8g | 90g |
マイプロテインは1kgあたり3490円とかなり安く、5㎏の場合16090円とさらに安くなります。
また毎日やってるんじゃないかってくらいセールとか割引コードを発行しているのでもっと安く買えます。
対してファインラボは1㎏5100とマイプロテインに比べて結構高め。
ですが、質の面で見るとファインラボはとにかく糖質が低い。
0には出来ていませんが、100g当たり0.4gしか糖質がないので、糖質含有量は0.4%。
対してファインラボは100g当たり2.5gあります、それでも十分に低いですけどね。
どちらも優秀ですが、より糖質が低く、たんぱく質量もわずかながら多いのがファインラボなのでこだわりたい人はファインラボを選ぶといいでしょう。
コスパメインなら間違いなくマイプロテインですね、山本義徳氏もマイプロテインを使っているようです。
マルチビタミン・マルチミネラルを摂る
ここも違うところですね。
塩を6g摂るというところは間違いないのでそのままでOKです。
ただ、それに加えてエネルギー産生に必要なビタミンやミネラルもしっかりと摂っておいたほうがいいと私は思います。
なので、一番楽なのはマルチビタミン・マルチミネラル。
日本のものならDHCのものでいいですし、海外のものであればアナバイトが評価が高いですね。
アナバイトは一時期製造過程でのステロイド混入が原因で使用していたアスリートの方が知らずにドーピング検査で陽性になってしまい、問題となりました。
そのせいでアスリートやボディメイクのコンテストに出る方たちの評価は著しく下がってしまいました。
ただ、私の場合試合に出るわけでもコンテストに出るわけでもないので全く気にしていません。
そもそもの評価はものすごく高いものでしたし、値段もDHCのマルチビタミンと同じくらいですから、私はいつもアナバイトを飲んでいます。
もし、不安という人はDHCでも全然ありかなと思います。薬局で買えますしね(笑)
私もアナバイトが手元にない時はDHCを使っています。
まとめ
VLCDダイエットは個人的にはあまりに低カロリーだと倒れたりするリスクがあるのでお勧めはしません。
断食ダイエットにたんぱく質足しただけですからね。
脂質も糖質も足りていないので結構しんどいと思います。
ただ、断食よりはたんぱく質を70ℊと多めに摂るので、かなり筋肉の落ちはマシだと思います。
なので短期間で落としたい人は断食やるよりもVLCDダイエットの方がいいかなと思います。
さすがに2カ月は無理でも1週間程度なら人によりけりですが耐えられるでしょう。
ちなみに私はやりません(笑)
やるなら体調管理には気をつけて。