【子育てにも】非必須アミノ酸だけど、必須アミノ酸? 条件付き必須アミノ酸、準必須アミノ酸とは

 こんにちは。

 今日は条件付き必須アミノ酸、準必須アミノ酸についてのお話です。ちょっと聞きなれませんが、知識として知っておいて活用できる場面もあると思います。少しの間お付き合いください。

条件付き必須アミノ酸、準必須アミノ酸とは

 では、早速ですが条件付き必須アミノ酸、準必須アミノ酸とは何か? というところですが、 条件付き必須アミノ酸、もしくは準必須アミノ酸というのは、「通常は非必須アミノ酸ではあるが、その人の体調や環境によって必須アミノ酸として扱われるアミノ酸」のことをいいます。

 非必須アミノ酸というのは、体の中で生成可能ないわば自前で用意できるアミノ酸のこと。食べ物やサプリなどで取り込まなくても体の中で作り出せるので普通は困らないのです。ですが例えばグルタミンはトレーニングをした後や体調不良、ストレス過多など免疫力が落ちている場合は外部から取り込まなければ量が足りません。

 自前で作り出せる量より消費量の方が多いため不足してしまうわけです。こういった状況によりけりで必須アミノ酸と同様に外部から取り込む必要が出てくるものを「条件付き必須アミノ酸」「準必須アミノ酸」と呼ぶのです。

大人と子供によって違う条件付き必須アミノ酸、準必須アミノ酸の種類

 では、条件付き必須アミノ酸、準必須アミノ酸と呼ばれるものはどのようなものあるのでしょう。

 それは以下の通り。

  • グルタミン
  • アルギニン
  • ヒスチジン
  • システイン
  • チロシン

 この5種類が条件付き必須アミノ酸、準必須アミノ酸と呼ばれますが大人と子供とでまた必要な種類が変わってきます。

 大人の場合はグルタミンとアルギニン。子供の場合は5種類全てとなります。

 グルタミンは先ほどもお伝えした通り、免疫力の維持に必要なアミノ酸。同様にアルギニンに関しても免疫反応の活性化、細胞増殖の促進、コラーゲンの生成を促進したりして傷の治りを早くする効果があります。これは大人も子供関係ありません。一方で子供の場合はこれにヒスチジン、システイン、チロシンの3つが含まれます。

 この3つは単純に体の中で作られるスピードが非常に遅く、大人であれば必要量を体の中だけで賄えるのですが、子供の場合は作れる量が足りません。そのため、子供の間だけ(特に小児期間は特に)という条件付きでこの3つは必須アミノ酸として扱れるのです。ちなみにヒスチジンを必須アミノ酸として扱うところもあります。

条件付き必須アミノ酸、準必須アミノ酸を多く含む食材

 では、それぞれが多く含まれる食材についてです。普段から意識しておくことで抵抗力を高め、風邪の予防にもなりますし、お子さんの成長を促進することもできますので是非覚えておいてください。

 今回は以下のサイトを参考にしました。https://www.orthomolecular.jp/nutrition/amino2/#cys

  • グルタミンを多く含む食材・・・大豆や小麦粉、肉や魚、卵やチーズ
  • アルギニンを多く含む食材・・・イセエビ、豚ロース、鶏むね肉、無調整豆乳
  • ヒスチジン・・・カツオ、マグロ、マイワシなど
  • システイン・・・赤唐辛子、ニンニク、タマネギ、ブロッコリーなど
  • チロシン・・・豚ロース、クロマグロ、氷豆腐など

 他にも沢山あると思いますが、テンプレ通り肉、魚、大豆をしっかりとっていれば基本は問題ないはず。ただ、グルタミン、アルギニンはサプリでもとっておくことで風邪を引きにくい免疫力の高い体を維持することができます。

 これについては食事だけでなくサプリでも摂るようにしても良いでしょう。

まとめ

まとめ

 個人的な実体験で言えば、久しぶりに激しいトレーニングやマラソンをした後の体の怠さと言ったらすごいものがあります。体感として体の調子が悪いことに普通に気が付きますし、とにかく眠たかったり、それこそ頭が働かなかったりします。

 んで、そんな時に限って風邪をひいたりします。去年はなんとインフルにかかりました笑

 そんな時なプロテインはもちろん、グルタミンを飲んだりしているとかなりそれらが軽減されます。これは体感として間違いなく効果があると言い切れます。喉の保湿や手洗いももちろん大事ですが、体の抵抗力もしっかり維持していきましょう。

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

-サプリ・プロテイン, 糖質制限に関する食べ物・飲み物について