こんにちは。
今日は糖質制限をしている女性が妊娠した場合、糖質制限はやめるべきか?
というテーマです。
妊娠したら糖質制限はやめるべき?
結論を先に言うと答えは
むしろ妊娠中こそ糖質制限をするべき
となります。
理由は妊娠糖尿病にあります。
関連記事
赤ちゃんは糖質を必要としていない
この記事中でも述べていますが、お腹の中の赤ちゃん、つまり胎児のエネルギー源に糖質は必要ありません。
胎児が必要としているのはケトン体です。
根拠もしっかりとあり、胎盤には高濃度のケトン体が含まれていますが、ブドウ糖は胎盤にも臍帯血にも多くは含まれません。
糖質制限で有名な宗田哲男医師は以下のような仮説を唱えています。
妊娠糖尿病は、妊娠母体が「糖質を拒否」している病態である。同時に「タンパク質と脂肪を要求」している。
(それなのに)これに気付かずに、妊婦が糖質過多の食生活を送るために、病気が発症してしまう。
http://www.heisei.or.jp/blog/?p=4658
妊婦さんが妊娠糖尿病になる原因は、赤ちゃんの分までと摂った糖質なのに、赤ちゃん自身がそれを拒否するため糖質が体の中に過剰に浮いてしまっているがために起きているというのです。
また、
そして、この仮説をもとに糖質制限食でインスリンを使用せずに、妊娠糖尿病・妊娠中の明らかな糖尿病・糖尿病合併妊娠の妊婦さんを治療し、健常な胎児を出産される方々を増やしておられます。http://www.heisei.or.jp/blog/?p=4658
とあるように、実際に仮説をもとに妊娠糖尿病の方に指導を行い、治療しているということです。
妊婦こそ糖質制限を
なんども書いていますが、糖尿病ガイドラインにおける食事内容の糖質を60%というところには医学的根拠がありません。
そのため、色々な形の糖尿病を患っている方もどの人もおなじ食事内容の指導を受けていますが、糖尿病患者の数は減っていません。
それは糖尿病ガイドラインにおける食事指導が明らかにおかしいという証左ではないでしょうか。
妊婦さんは赤ちゃんの分まで栄養を摂らないといけないという思い込みからあまりに食べすぎる方も多く、太りやすいのはもちろん先の理由もあって糖尿病になられる方もいらっしゃいます。
ですが、事実は胎児は糖質を必要としていないのです。
ですので、繰り返しますが、妊婦さんこそ糖質制限をするべきだと私は思うのです。
まとめ
妊婦になったから糖質制限をするというのではなく、出来れば日ごろから行っていれば問題はないですよね。
たんぱく質と脂質をしっかりと摂り、体のエネルギーをしっかりと確保し、体の材料も同時に確保する。
もし、料理が思いつかないなどの不安があれば、宗田医師の出している本などが参考になるかと思います。
皆さんが健康でありますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。