こんにちは。
いきなりですけど皆さん筋肉はつけたいですか?
筋肉をつけたい方は今日の記事を読んでおいたほうがいいかもしれません。
それは筋肉に対してちょっとした世間にはびこる勘違いを指摘しているからです。
その勘違いとは
「脂肪が筋肉になる」
「筋肉が脂肪になる」
という言葉。
これは実はあり得ないことはご存じでしょうか?
今日はそんなことについてお話していこうかと思います。
脂肪は脂肪、筋肉は筋肉
早速ですが、この勘違いの根本的な原因は
脂肪が筋肉に、あるいは筋肉が脂肪に変わる
というところ。
ここは難しい話ですが、筋肉と脂肪では原料となる物質が全然違います。
- 脂肪の原料 = 脂肪酸(脂質)
- 筋肉の原料 = アミノ酸(タンパク質)
このように全く違ってきます。
脂質がタンパク質になることはありえませんし、タンパク質が脂質に代わることもありません。
ですので、脂肪と筋肉、この両者が環境によって互いに変化しあうということは絶対に起きえないことなのです。

という意見が聞こえてきそうですが、これもまったくもって大きな勘違いです。
筋肉が落ちて脂肪が増えただけ
どのような場合でもトレーニングをしなければ筋肉はどんどん落ちていきます。
維持しようとしなければ筋肉は必要がないと判断されるため分解されてしまうためです。
筋肉が落ちると当然基礎代謝も減っていきますから、必要なエネルギーも減っていきますが、食事の内容も変えないとオーバーカロリーになっていきます。
そうなるとどうなりますか?
そう、太ります。
昔、スポーツをしていたり、トレーニングをしていたりした人が引退した後に太っていくのはこれが大きいのです。
運動をしなくなったのに食事内容はそのまま。
先日の井筒親方の記事でも触れましたが、環境が変われば食生活も変えないと肥満や糖尿病になってしまいます。
元関脇井筒親方がすい臓がんで死亡…力士にはやはりこういう死因が多いのか…私たちが学べること
ただ、そういった事例が非常に多く、またもともと筋肉質な人が肥満になっていく様を多くの人がみて、このような勘違いが広まったのだと思います。

じゃあ、トレーニングをしてる人がバルクアップだー!って体重増やすのってなんでなの?なんかむっちゃ太って見えるんだけど…
なるほど、それも勘違いの大きな原因ですね。
それもついでに解説しちゃいましょう。
バルクアップの中身
バルクアップというのは、ボディビルダーの方などが行う方法で大会がまだまだ先の時期に体を大きくするためにトレーニングをするのと同時に食事も大量に食べることなどを指します。
バルクアップの意味としては
- バルク → 大量に
- アップ → 増やす
となります。
バルクアップの一番の目的は最大限に筋肉をつけていくこと
このため、筋肉をつけることを一番重要視していくため、それに付随する脂肪に関しては気にしないのです。
また、バルクアップをすると体重が増えますから、体重が増えた分扱える重さも上がっていくので、見た目を気にせず筋肉の増量だけを意識すればバルクアップは確かに有効な手段といえます。
勘違いの大元としては
バルクアップ → 脂肪がついて太る、体を単に大きくする
と勘違いしているところ。
本当は
バルクアップ → 筋肉を最大限につけるため、同時についてくる脂肪は無視する
というのが正確な意味合いとなります。
出来るだけ筋肉だけをつけて脂肪をつけないようにするという方法ももちろんありますが、それでは筋肉が「デカく」なるのに時間がかかります。
そのため、ボディビルダーの方たちは筋肉を最大限につけるためのバルクアップの時期と、大会に向けてバルクアップでつけた筋肉をできる限り残しつつ、脂肪だけを削り取る減量期とに分けているのです。
そのほうが効率がいいからそうしているだけのことなのです。
筋肉をつけたいならタンパク質があればOK‼
ただ、ボディビルダーの方たちのような競技者であればバルクアップの時期も必要かとは思いますが、私たち一般人が筋肉をつけてボディラインを整えたいのであればバルクアップを取り入れる必要性は全くありません。

え、皆さん体を大きくしたいとかいう願望ってそこまであります?
それよりも細く、きれいな体になりたいっていう願望のほうが大きくないですか?

それは確かに・・・・・・
ですよね?
ということは私たちがやるべきことはボディビルダーでいうところの減量であってバルクアップではないのです。
私たち一般人がシェイプアップ、ボディメイクに取り組むということは、ボディビルダーの方たちでいうところの減量期と同じことをするということです。
つまり、
- トレーニングをし
- タンパク質をしっかりと摂って
- エネルギーは消費カロリーが上回るようにして脂肪は落とす
ということ。
そうすれば筋肉がつき、脂肪は落ちていくというきれいな減量方法が行えるのです。
競技者を目指しているでもない限り、間違ってもバルクアップなどはしなくてもいいのです。
私たち一般人はタンパク質をしっかりとってトレーニングをしていれば脂肪が落ちてきれいな体を手に入れることができます。
もちろん体を大きくしたいという方はバルクアップの方法を取り入れたほうが効率はよくなりますよ。
まとめ
かなり昔からこの勘違いは横行していたように思えます。
少なくとも私が高校生、20年ほど前にはこのようなことが当たり前かのようにささやかれていたように思えます。
ですが、最近になってボディメイクや筋トレに関する情報が多く出回るようになったため正確な情報が知られてきましたが、まだまだ払しょくされていないという実感もあります。
アスリートや競技者でない限りバルクアップは必要ありません。
タンパク質をしっかりとってカロリー計算をしっかりと行いましょう!
もちろんカロリーの摂らなさすぎもダメですからね!
皆さんが健康でありますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。