こんにちは。
今日はこれじゃちょっとしんどいんじゃないかなっていう糖質制限の例をご紹介。
そこまで大幅な間違いじゃありませんが、これでしんどいならやり方を変えるべきという内容。
初心者の方が陥りやすい落とし穴でもあったりします。
少し見ていきましょう。
糖質制限をし始めてから倦怠感がすごいとう質問者
早速ですが内容は以下の通り。
糖質制限中の倦怠感について教えてください。
ジムに通い始めてから糖質を1日60gまでの糖質制限をしています。
40〜60gで収める生活を2週間ほど過ごしましが、その間ずっと倦怠感がすごいです。
身長163センチ、体重56キロで、
カロリーは1日1400kcal、タンパク質も脂質も100gずつくらいです。
栄養不足とは考えづらいと思うのですが、このダルさはなんなのでしょう?
ジムに行きたくても立つだけでフラフラしたりして眠気が強く行けないことも多いです。
甘いもの食べられなかったり、お酒も控えて、筋肉痛があるだけでもかなりストレスなのに、倦怠感まであるとかなりしんどいです…。
しかもあまり痩せません…。
糖質制限のせいで倦怠感があるのか、もしそうなら対策はあるのか教えていただきたいです。引用:yahoo知恵袋
Yahoo知恵袋での質問ですね。
- ジムに通いだして糖質制限を始めて2週間
- 身長163センチ、体重56キロ
- 1日の摂取カロリーは1400kcal
- たんぱく質、脂質は100ℊずつ程度
- ふらふらしたり眠気がつよくてジムにいけない
- ぶっちゃけしんどいからどうにかして
という悩み。
この質問者は最終的にケトフルじゃないかなということで質問を終えてますが、私としてはおそらく違う理由によるものと思います。
どうしてかというと、この症状はケトフルを超えています。
ケトフルの範疇を超えている症状
糖質制限を始めて2週間ですから、ケトフルを疑うのも無理はありません、正直順当なところ。
ですが、
- 立つだけでふらふらする
- 眠気が強くてジムに行けない
これはケトフルの症状の範疇を超えています。
確かにケトフルの症状でよく言われるのは
- 倦怠感、疲れやすさ、脱力感
- イライラする
この2つ。
他に少ない例としてあるのが
- 頭痛、めまい
- 吐き気、胸焼け
- 便秘、下痢
- 色素性痒疹(胸や肩に強い赤味の発疹)
- 筋肉のけいれん(筋肉がつる)
この辺りです。
ただ、ジムに行けないほど眠気が強かったり、立ち上がるだけでふらつくのはちょっと異常です。おそらくこれの原因はエネルギー不足にあると考えられます。
エネルギー不足での倦怠感と勘違いしている
この方の体形は身長163、体重56キロ。
性別と年齢はちょっと書いていませんが、仮に男性で30歳とすれば基礎代謝だけで1450kcal。
(参考:https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736)
一日の摂取カロリーは1400kcalということですから、すでにこの時点で一日の摂取カロリーが足りていません。
そこに日常生活に加えジム通いをしているなら必要なカロリーは2000kcalはいるでしょう。
糖質制限の場合、通常のダイエットとは違いしっかりとカロリーを摂らないといけません。
それは江部医師をはじめとした専門家たちが口をそろえていっていること。
たんぱく質、脂質を100gずつとっているのはとてもいいことだとは思いますが、脂質をもっと摂り、脂質の中身もMCTオイルなどケトン体を誘発するものを摂りながらケトーシスにしっかりと移行することが一番の解決策でしょう。
それと過去記事でも書いていますが、ケトフルの要因の水分不足とビタミン、ミネラルの不足も補ってあげるとより効果的。
これらが足りていないとエネルギーをうまく作り出せませんから痩せれないのも仕方がありません。
ですので、明言されていないのでわかりませんがマルチビタミン・マルチミネラルを飲んでいないのなら飲むこともお勧めしておきます。
脂質やエネルギーを取るならバラ肉などの脂身の多いお肉が量が少なめでもしっかりとれるので簡単でおすすめです。
過去記事はこちらから→糖質制限中のケトフル、ケト風邪について
まとめ
では、今回のまとめ。
- 倦怠感があるのはケトフルの症状としてはある
- ただ、立ち上がるだけでふらつくのは異常
- 原因はケトフルよりもエネルギー不足
- 糖質制限はカロリーをしっかりとることが大事
以前に日比野佐和子と言う医師が間違った糖質制限をしていて、それを仰天ニュースで取り上げていたりしましたが、同じことです。
日比野氏は長い間糖質制限を続けていたら様々な不調を抱えたと言っていましたが、今回同様間違えた糖質制限をしていただけのこと。
やり方を間違えたら結果が出ないのは当たり前です。
糖質制限に対する知識や見解はまだまだ浸透しきれていませんので、間違えた指導をする方も少なくないと思います。
ですので、自身で勉強してある程度は一人で解決できるようになりたいですね。