こんにちは。
今日は友人からのリクエストにお応えして、昆虫食についてお話していきたいと思います。
わかっているかと思いますが、昆虫とはクモやアリ、コオロギやタガメなどのあの昆虫です。
昆虫食は糖質制限で使用可能なのか?
昆虫食のメリットやデメリットは?
知っているようで知らない昆虫食の世界、どうぞご覧ください。
昆虫食は糖質制限で使えるのか?
まず昆虫食は糖質制限で使えるのか?
という点ですが、ぶっちゃけかなり使えます、というより完全糖質制限食といってもいいくらい。
というのも、昆虫食の栄養価というのはすさまじく糖質制限向きなのです。
それに実はかなりおいしく、上げるとフライドポテトやフライドスナック、生で食べると生クリームみたいな味がしたりと非常に美味しいそう。
そうというのは私も食べたことがないからです、すいません( ̄▽ ̄;)
ただ、昆虫食は栄養抜群のスーパーフードなのです。
昆虫食の栄養価のすごさ
おそらくほとんどの人が昆虫食なんて食べたことがない方がほとんどでしょう。
かくいう私も調べた限りです(^_^;)
昆虫食の栄養価の非常に優れている点はたんぱく質。
多くの昆虫一匹当たりの体の約60~70%はたんぱく質でできており、脂質も豊富でさらには鉄、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、ミネラルなども含まれています。
十分な量のエネルギーとタンパク質・アミノ酸を含んでおり、不飽和脂肪酸が多く、微量栄養素(銅、鉄、マグネシウム、マンガン、リン、セレン、亜鉛、ビタミンB2、パントテン酸、ビオチン、場合によって葉酸など)も豊富。
具体的な数値でいうとタンパク質含有量は、牛肉や豚、鶏肉が20%~30%なのに比べ、コオロギはなんと69%という倍以上の数字になります。
脂肪分もしっかりと20%ほど含まれていて、ミネラルやオメガ3脂肪酸なども取れてしまう、まさにスーパーフード。
糖質はもちろんほぼ0です。まあ、どこに含まれてんだって話ですね(笑)
実は昆虫食は江部医師も推奨の糖質制限食。
こちらの記事で書いてますね → http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2626.html
糖質セイゲニスト的には、昆虫食って、完全無欠の糖質制限食なのですよ。
ですって。
それに昆虫食は他にも
2018年の研究(V J Stull et al. 2018)では、コオロギを食べることでヒトの腸内環境が改善する可能性が示唆されています
や
他にも、今年発表された研究(C Di Mattia et al. 2019)では、in vitroの実験によって、食用として市販されているバッタ・カイコ・コオロギがオレンジジュースよりも高い抗酸化作用を持つことなどが示されたようです。このことから、昆虫食は心臓病・糖尿病・がんの予防などに役立つ可能性も考えられます
といった、ダイエット以外のところでも腸内環境の改善や心臓病やガンなどの予防に役立つことが示唆されているので、健康食としても期待が持てる食事なのです。
昆虫食は世界を救う?
少し話がそれますが、昆虫食はそのコストの低さや環境への優しさから「古代から来た未来食」なんて呼ばれてもいます。
例えば下の表はそれぞれ生き物を1キロ分育てるのにかかるコストを図で表したもの。
%は可食部です。
牛が一番コストがかかり、次に豚、そして鳥。
その下にバッタ、ワームと続きますが、ぱっと見で分かる通り、虫のコストは牛の3分1以下。
豚と比べても半分、鳥でも2割程度はコストが安いことがわかります。
それに量はいりますが、環境は整えやすく場所もそこまでとりませんからどこででも育てることが出来ます。
それに温室ガスなどの環境面からも昆虫の育成は環境にやさしいというデータがあるようです。
下の表の一番目の左3つが虫(ミールワーム、鈴虫、いなご)です。
2つ目の表も同じく左3つが虫、右が豚です。
どれもはるかに温室ガスやアンモニアの排出量が少ないことがわかりますよね。
現代でも20億人が昆虫食を常食している昆虫食。
これからの人口増加に対しての切り札として、環境にやさしくコストも低い昆虫食は大いに期待がかかっているのです。
昆虫食のデメリット
ただし、昆虫食のデメリットも存在します。
それは
- 見た目
- 値段
- アレルギー
- 毒や農薬などの安全性
といった問題。
見た目は言わずもがなですね、日本人は慣れません(^_^;)
うねうねした毛虫やなんかよくわからないうちっかわのコオロギなどは結構おぞましいものを感じて背筋がぞわっとする人も少なくないはず。
栄養価は抜群で実は美味しいとわかっていても、見た目に慣れるまでには結構時間がかかります。
それに値段の面。
今は需要が低いためか日本でちゃんとした昆虫食を買うには少し高いです。
例えば乾燥コオロギ15ℊで1180円とか → https://takeo.tokyo/?pid=104318855
自分で夏にセミを集めて食べる分にはただなんですけどね(笑)
後は甲殻アレルギーがあるのではという心配があるようで、そこはまだ答えが出ていません。
ですのでアレルギー持ちの方は少し用心した方がいいでしょう。
最後に安全性の懸念。
買う分には毒は問題ないでしょうが、これから昆虫食がビジネスとして展開されていくと育てるための土壌に農薬が残留していると、そこから育つ植物、そしてそれを食べる昆虫とどんどん農薬が濃縮されていきます。
いわゆる生体濃縮、生物濃縮と呼ばれる現象ですね。
どのような土壌から育った虫なのか、というところはおそらくこれから昆虫食ビジネスが展開されていく中で必ず指摘されていく問題ではあると思います。
ここは企業の努力や誠意を信じるしかないですね。
まとめ
というところで、超低糖質、超高たんぱく、ミネラルなどもばっちり完備!
でも、見た目に慣れてねっていうのと常食するのには自分で取りに行かないと破産するよって感じです(^_^;)
もし、近くに山があって、虫がたくさん採れる環境にいる方などは昆虫食を試してみるのもいいと思います。
今でもイナゴの佃煮とか伝統食みたいな形で日本にも残っているので日本人も昔は虫を食べていたはず!
なので、頑張れば慣れる…でしょう(笑)
最後にずらーーーっと乾燥昆虫を並べて終わりにしたいと思います。
多いですが、まだまだあるんで載せきれまん(笑)
よかった一度お試しを!