こんにちは。
みなさんは日野原 重明さんをご存知でしょうか?
2017年に105歳というお歳で亡くなられた方で、聖路加国際病院名誉院長でもあった日野原重明さん。
よど号ハイジャック事件の飛行機に乗り合わせていたというエピソードがあったり、成人病を生活習慣病とした名づけ親でもあります。
残念ながらすでに他界されておられますが、日野原さんも糖質制限を取り入れておられたそうです。
さっそく見ていきましょう。
日野原さんの食事
105歳で亡くなられた日野原さんですが、
100歳を超えても現役で、90歳ごろから自殺やいじめの報道に心を痛め、「10歳の子たちに思いを伝えたい」と出張授業を始めるほど。
また、98歳にして初めて俳句を始めるなど、生涯を通じて新しいことにチャレンジする素晴らしい方だったようです。
その日野原さんが4月15日京大の時計台講堂で日京大の時計台講堂で「健康で賢い日本人 ー 京都からの発信」という演題にて講演をしたそうです。
その時にご披露なさった長寿の秘訣こそ糖質制限でした。
講演の中で日野原さんは自ら実践する健康法として、
糖質(炭水化物)を制限し、たんぱく質と野菜を十分にとる食事方法
を紹介されていました。
私たちが知る以前よりも早くから糖質制限の実践をなされていたというわけです。
また、江部医師のブログでも日野原さんは取り上げられており、
この講演の内容についても
なんと、あの私の超大先輩、100歳の現役医師・日野原重明先生が京都市左京区の「京都大百周年時計台記念館」で行われた講演会「健康で賢い日本人―京都からの発信」において
自らが実践する健康法として、
▽30歳の時の体重を維持する
▽糖質(炭水化物)を制限し、たんぱく質と野菜を十分にとる
▽週に1回ストレッチする――
などを紹介されたそうです。日野原先生と糖質制限食・・・
何だかとてもぴったりで、嬉しい限りです。
とつづり、
また、日野原さんが亡くなられた時も
こんばんは。
2017年7月18日(火)午前、日野原重明先生が逝去されました。
105歳でした。
近年は、2日に一度ステーキを食べられるなど
糖質制限食的な食生活をしておられたので
京大医学部の大先輩ですが、親近感を覚えて
ご活躍を楽しみにしていました。
魚は毎日のように食べておられ、
脂のないステーキを、2日に1度食べておられたようです。
ステーキを食べる日は魚はなしです。
朝食はコーヒー、ジュース、ミルク、オリーブ油を摂取され、
昼食はミルクとクッキー2個だけなので、少食です。
夕食は茶碗半分ほどのご飯、たっぷりの野菜、
それにヒレ肉か魚で1日1300キロ・カロリーに制限されていました。
これだと、朝が糖質5~10g、昼が糖質15g、
夕が糖質40gくらいなので、一日の糖質摂取量は、60~65gくらいで
糖質摂取比率は約20%弱です。
最後は、食事が摂れなくなっておられたようですが、
経管栄養や胃ろうなどの延命治療を「やらない」と拒否されて、
ご家族が見守る中、静かに永眠されたそうです。
生活習慣病の名付け親でもあり、
多くのお仕事もされ、医師の鑑のような方でした。
心からご冥福をお祈り致します。
とつづっています。
日野原さんの健康法として
- 30歳の時の体重の維持
- 糖質を制限し、たんぱく質と野菜をしっかり摂る
- ストレッチ
が上げられていて、特にたんぱく質をしっかり摂る、なんてところにきちんとした栄養管理がされていることがうかがえますね。
日野原さんのもう一つの健康法
そして日野原さんが掲げていたもう一つの健康法があります。
それはなんとローカロリー健康法。
本来であれば糖質制限ではNGとされるカロリー制限も同時に行っていたということです。
ですが、これは普通の方がしてしまうありきたりなローカロリーではなく、
きちんと計算された日野原流ローカロリーのようです。
その理由が以下の記事で分かります。
日野原先生は自らの基礎代謝を測定、診療や講演などの日常活動で消費するカロリーを基礎代謝に加え、1日1400キロカロリーで充分と計算。日野原先生の摂取カロリーは70歳以上の平均的日本人の推奨摂取カロリー1850キロカロリーの約75%である。
つまり、ローカロリーといっても、「厚生労働省が推奨する一日の推奨摂取カロリーからすれば」という但し書きが付くもので、
ご自身で基礎代謝と一日の活動量のカロリーをきちんと計算したうえで必要以上のカロリーは摂らない、というコンセプトで行っていたのです。
これは決してカロリー制限にあたるものではないと思います。
失礼な言い方ですが、90歳のおじいちゃんが1850キロカロリーもとる必要なんてあると思えませんからね(^_^;)
肉体的にも衰えているわけですから基礎代謝なども落ちて当たり前。
1400キロカロリーでも十分活動に必要なエネルギーは補えていたと思います。
日野原さんご自身は
「飽食のマウスよりハングリーなマウスの方が長生きするから」
とアメリカでの実験を例にされていたようですが、
日野原さんがされていたのは、むしろ適正なカロリーコントロールではないのかなと思います。
一日に必要な栄養素をしっかりと摂り、活動に必要なカロリーも最低限しっかりと摂る。
無茶苦茶健康的ですね(笑)
まとめ
よど号ハイジャック事件に巻き込まれ、3日と4晩拘束された日野原さんは救出された時に内科医としての名声を追い求めることをやめたそうです。
また、いじめに心を痛め、子供たちに心の痛みを教えたり、戦争の愚かしさを説くなどとても心優しい方だったようですね。
それに個人的なことですが、日野原さんの笑顔ってとてもかわいらしくてこっちも笑顔になっちゃうんですよね。
日野原さんの笑顔が私はとても好きです。
いいことをしたいなら長生きすればするほどそのいいことが出来ますし、
いつまでも若々しくいられれば歳を摂っても新しいことにチャレンジできます。
私たちもダイエットだけでなく、健康法として糖質制限を続けていきたいですね。
皆さんの糖質制限がうまくいきますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。