彦摩呂さんが糖質制限で痩せた話について

こんにちは。

こんな記事が目に入ったのでそれについて書こうと思いました。

彦摩呂、もうすぐ90キロ代に。「カロリーダイエットの時代じゃないんです。糖質なんです!」

 彦摩呂さんはマックスで135キロまで太ってしまい、医師に余命宣告までされ、糖質制限を含むダイエットを始めたそうです。
その結果、現在は体重が90キロ代まで落ちそうだというのです。
糖質制限の他にも漢方や運動を併用しているらしく、素晴らしい結果になっていると思います。

さて、彦摩呂さんが糖質制限に取り組み、ダイエットが順調なのは喜ばしいことなのですが、一つ皆さんには気を付けてもらいたいことがあるのです。

それは何かというと、この記事の中で彦摩呂さんは

「ごはん一杯を我慢すれば焼き鳥の塩を180本食べてもいいんです」

と語っています。

私はそれを見た瞬間

「そんなわけねーだろ!」

とツッコミを入れてしまいました。
そんな訳で今日この記事を書いているわけです。

 頭ごなしに否定するのはよくないので、きちんと論理的に考えていこうと思います。

 まず、焼き鳥 塩の一本当たりのカロリーは部位にもよりますが、一番少ない軟骨であれば11キロカロリーですが、皮などの資質が多いところだと150キロカロリーにもなります。各部位の平均値をとれば大体80キロカロリーですね。

 180本食べたとすれば最低でも14,400キロカロリーも摂ってしまうことになります。成人女性の一週間分ほどにもなります・・・( ̄▽ ̄;)
まず、普通の人ならカロリーオーバーになることは間違いないでしょう。

 ただ、少し考えにくい話ではありますが、彦摩呂さんの体格と部位を選んで食べていたとすると、もしかするとですが、それでも効果が出たのだと思います。

 なぜなら彦摩呂さんのマックス体重は135キロ!
身長が172センチということですので、年齢を考慮すると基礎代謝だけで約2400キロカロリーにもなります。

 基礎代謝というのは一日眠っていて一歩も動かなくても消費されるカロリーですので、日常生活や運動を考慮に入れると最低でもおそらく4000~5000キロカロリーは消費されるのではないかと思います。

 もしですが、彦摩呂さんが水がお茶だけを飲み物にして、他の食事をとらずにひたすらにカロリーの低い軟骨、砂肝、レバーのみしか食べなかったとしたらあり得ない話ではありません。
(ただそこまで食べられるのは本当に驚きですが・・・)

 それでも飲み物や他の食事も食べたとすると(そう考えるのが自然ですよね)一食で2000カロリーは優に超えてしまいます。

 私含め一般の人たちはそんなことをしていると確実に太ってしまいますのでくれぐれも注意してくださいね。

 糖質制限のいいところは確かに食材を限定して糖質をしっかり制限すればおなか一杯に食べても問題がないところです。
しかし、それでもカロリーオーバーになってしまうと絶対に痩せることはありません。

 お金と一緒で入ってくる分より出ていく分が少なかったらお金はどんどんたまっていきますよね。

 カロリーも同じことで、こちらは残念ながらどんどん脂肪(エネルギー)がたまっていきます。

 こちらの記事でも取り上げていますが、一般人の場合、糖質制限を行っていたとしても、おおよそ3000キロカロリーを超えるような食事を毎日しているといくらなんでも痩せません。

 糖質制限は脂肪をエネルギーに直接変換するので、消費カロリーは通常の状態よりもあがりますが、それでも無限ではありません、きちんと限界があります。

 彦摩呂さんも悪気がなく言っただけかもしれませんが、メディアの取材での発言は気を付けていただきたいものです。

 まあ、焼き鳥を180本食べたのは1日だけでそれを大げさに言っただけの可能性が高いですけどね・・・というか焼き鳥180本も食べれるだけの経済力がすごいわ、とも思います(笑)

それでは今回はここまでにしておきます。

 糖質制限はダイエットに効果的ですが、発信されるメディアからの情報に惑わされないように気を付けていきましょう。

最後にもう一度言っておきますが、焼き鳥を180本も食べて痩せるなんてありえないですからね!

では、また。

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

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