こんにちは。
最近新しい言葉を耳にしました。
その名は
「ギルトフリー」
ちょっと気になって調べてみたのでシェアしたいと思います。
ギルトフリーとは
ギルトフリーという言葉はおそらく女性の方の方が知っている言葉だと思います。
ギルトフリーとは
- ギルト・・・ 罪
- フリー・・・ 束縛されていない、自由である
ということで、
「罪悪感がない」
という意味になるようです。
転じて体に悪いものが入っていない食べ物を食べていこう!
という取り組みにつながるようで、
トランス脂肪酸や人口着色料、添加物や化学調味料を避けて、
天然のまま加工されたものや、グルテンフリーの食べ物を摂ることを目的としているようです。
ギルトフリーと糖質制限の相性
ギルトフリーを糖質制限に取り入れることが出来るかどうかですが、これは自由だと思います。
ただ、ギルトフリー食の定義がかなり曖昧であり、
また、その理屈もかなり個人的に納得がいかないというか、
もやもやするというかなので、私はギルトフリーを糖質制限に取り入れようとは思いません。
曖昧すぎる基準
例えばギルトフリーとは先ほども書いた通り
「罪悪感がない」
という意味です。
では、その罪、罪悪感って
何から来て、どうしたら罪と思うのか、という点がものすごくあいまいです。
一応、体に悪いものを摂らない、というスタンスで考えているようですが、
WOMeというサイトではギルトフリー食がこのように紹介されています。
・無添加のドライフルーツやナッツ
・動物性たんぱく質(バターや卵)、白砂糖を使用していない
・グルテンフリー
・人工着色料、香料、保存料などの添加物、化学調味料を使用していない
・マーガリン、ショートニングなどのトランス脂肪酸を使用していない
人口着色料やトランス脂肪酸はともかく、
動物性たんぱく質を使用していないバターや卵も使用してはいけないようです。
ただ、これに何かしらの根拠らしい根拠はなく、
どこかでいわれたような記事を鵜呑みにした
浅はかな定義づけと言わざるを得ません。
卵が体に悪いなんて話聞いたこと私はありません。
むしろ完全栄養食として非常に優秀ですし、糖質制限でも大活躍の食材です。
コレステロール値についてもすでに食事に関してのコレストロール摂取量の上限は日本、アメリカともに撤廃していますので、コレストロールを心配するのもおかしな話です。
卵が体に悪いとか、卵を食べることが罪という人はヴィーガンか何かなのでしょうか?
ヴィーガンを否定はしませんが、そのあたりまでギルトフリーの中に入れてしまうと中身がごちゃごちゃになってしまうと思います。
ギルトフリー食の一例
色々なサイトでもギルトフリー食というのはある程度定着しているようで、
様々なギルトフリー食が売られていたり、紹介されています。
ですが、やはり定義があいまい…
傾向としては
- 糖質オフ
- カロリーオフ
- 脂質オフ
この3つ。
この「どれか」を前面に押し出していることが多いです。
ですので、サイトや人によって紹介するものや否定するものがお互いにかぶっていたりするので、何がなんやらわかりません( ̄▽ ̄;)
例えば
サラダチキンが糖質オフでギルトフリーですよ、というサイトがあり、
また別のサイトでは添加物などが使われていませんよ、といってドライフルーツが紹介されています。
サラダチキンは加工食品ですから、PH調整剤や香料、増粘剤などが使われていますから、ドライフルーツをギルトフリーという人にはサラダチキンはギルティ(有罪)なのです。
逆にドライフルーツは糖質制限にとって一番とってはいけない代表選手。
ただでさえ甘い果物の水分を飛ばしてその甘みを凝縮させているわけですから、
その糖質量というものは色々な食べ物の中でもトップクラス。
ほんの少量でも口にするのは避けた方がいい食べ物で、私は絶対に食べません。
ですのでサラダチキンをギルトフリーという人にはドライフルーツは逆にギルティ(有罪)となるわけです。
どうです?
無茶苦茶適当じゃないですか?(^_^;)
ギルトフリーはただの言葉遊び
私の結論としてはギルトフリーとはただの言葉遊びなだけで、
その定義もあいまい、
進めている商品もあいまい、
人によってコロコロコロコロとあれはダメ、これはダメ、と指摘する食べ物も変わる。
真面目に食生活を変えようとかする人にとっては気にするだけ無駄な言葉だと感じました。
だって、全ての人のギルトフリーの定義を鵜呑みにしていたら水くらいしか飲めなくなりますよ( ̄▽ ̄;)
下手したら水も何か理由を付けてギルティだなんだっていう人まで出てくるかも(^_^;)
ギルトフリーという言葉を生み出した人もこういうことにはなるとは思ってなかったかもしれませんが、
都合のいい言葉として使われてしまっているようですね…
書いてあるサイトによっては楽しむ心! とか書いててもう単におかし食べたい理由を探しているだけの逃げにしか見えませんでした。
工夫は大事ですが、そんなところは工夫しなくていいですよ、ほんと( ̄▽ ̄;)
糖質制限に取り入れるかどうかは自由といいましたが、
ギルトフリー的な観点で言えば、
糖質制限食自体が糖質をギルト(罪)としているので、
それ以上に何かを意識して食生活から抜くということはしなくていいと思います。
むしろ、ビタミン、ミネラルが足りなくなるので、
減らすより足していくことを意識した方がいいかもしれませんね。
まとめ
つい昨日知った言葉でざっと調べてみましたが、
誰も定義づけをしっかりしていたり、
提唱者が定義を定めたわけではないので、
本当に色々な食事内容を推奨する人たちでごちゃまぜな感じでした。
というか提唱者もわかりませんでした。
一応、カロリーオフと糖質オフ、脂質オフのどちらかが合わさっているものが一定の人気を持っているようです。
結局はダイエット食の別の呼び方にしかならなそうで、はやることもないかもしれません。
ですがもし、これからギルトフリーという言葉がはやり、パッケージにでかでかと「ギルトフリー!」なんて書かれたお菓子や商品を見つけても私は絶対にパッケージの裏を見ると思います(笑)
人によって定義が変わるのですから、メーカーさんによっても定義がバラバラなのは当然だと思いますので、そのメーカーさんにとってのギルトがなんなのか知らないと思わぬところで糖質だらけの商品を食べてしまうことになりそうです(^_^;)
ちなみにですが、糖質制限中はドライフルーツは絶対にやめた方がいいですよ、いやこれはマジで。
以前の記事でも軽く触れていますが、本当に糖質高いので。
具体的に言うとドライマンゴーならその77%が糖質。
白ご飯の場合36.7%が糖質なので2倍以上です。
でも、人によってはドライフルーツがギルトフリー食ですからね。
本当によくわかりません(笑)
ギルトフリーを紹介しているサイトの
女子SPA!の記事ではオリーブオイルであげたポテトチップスがギルトフリー!
なんて書いてあるものですから、ここまでいくとさすがに失笑ものでした。
ポテトチップスを何であげようがポテトチップスなので、ヘルシーも何もありませんからね…
まあ、そこまでしてポテトチップスを売ろうという精神には感心するのですが、
少なくともどのダイエットにも取り入れられるものではないと断言しておきます。
ギルトフリーという言葉には惑わされず、中身を見ていくようにしていきたいですね。
正しい知識を持って糖質制限に取り組みましょう!
皆さんの糖質制限がうまくいきますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。