こんにちは。
今日はいい糖質を摂ると糖尿病が改善される、という発言を耳にしたので、個人的な感想を答えていきたいと思います。
いい糖質、悪い糖質ってなに?
最近、いい糖質と悪いという言葉を耳にします。
いい糖質とは玄米などのいわゆる低GI食品のことを指し、
悪い糖質とは白い砂糖や、果糖ブドウ糖液糖などの高GI食品などを指すことが多いようです。
ただし、これはどこかの機関が公式に定義しているものではなく、あくまで一部の人の造語のようです。
いい糖質を摂ると糖尿病が改善する?
そして、その一部の人達曰く、いい糖質を摂れば糖尿病が改善されるというのです。
例えばこちら
https://ameblo.jp/suzukiclinic/entry-12508393784.html
糖質とはそんなものではない。質の良い糖質はたくさんとればとるほど、耐糖能は逆にどんどん良くなる。そしてその糖質を含む炭水化物には、同時にヒトにとってかかせない食物繊維が多く含まれているのだ。
問題なのは糖質の量ではなく、あくまでも質なのにこのようなことを公言してはばからない医師の存在は非常に問題だ。
引用元:https://ameblo.jp/suzukiclinic/entry-12508393784.html
ちゃんと書いてますね。
では、本当にそうでしょうか?
糖質を摂ると耐糖能が上がるなんてことはあり得ない
結論から言えば答えはNO、です。
というか、普通におかしいこと言ってますよね。
質のいい糖質をたくさん摂ればとるほど、耐糖能はどんどんよくなる…
こちらの方は内科のお医者さんのようですが、はっきり言って正気ですかと問いたいです。
そんな簡単な話なら糖尿病なんてとっくの昔に根絶できてますよ( ̄▽ ̄;)
耐糖能ってどういうものかちゃんとわかっていってるんでしょうか?
簡単なおさらいですが、耐糖能とは、体に入ってきた糖を正しくエネルギーとして処理できる能力のことです。
これに深くかかわってくるのがインスリンですが、インスリンの量が減ったり、受け取る能力が落ちるのが糖尿病です。
そして、日本人はインスリンの分泌能力が白人や黒人に比べて弱く、日本人の糖尿病の原因のほとんどはインスリンの分泌能力の低下によるものです。
インスリンの分泌能力が落ちる原因はというと、インスリンを出すすい臓の疲労が原因。
糖を摂りすぎた生活をずっと送っているとインスリンをどんどん出さなくてはならないので、すい臓が疲れ、インスリンを出せなくなってしまうのです。
こちらのお医者さんの言うことを鵜呑みにするなら、質のいい糖質を摂っている限り、どんなに大量の糖質をとっても糖尿病にならないとなります。
普通に考えてあり得ません。
玄米食などを食べても糖尿病は悪化する
低GIだろうが、高GIだろうが、糖質は糖質です。
確かに低GI食品の方が血糖値が上がる速度はゆっくりで体にダメージが行きにくいのですが、糖尿病が改善することはありません。
そうなると、低GI食品にはすい臓の機能を回復させる効果があるとなってしまいますが、もちろんありません。
糖尿病の食生活の改善の中で低GI食品を食べるように指導された結果、さらに糖尿病が悪化するというケースもあります。
江部医師などもそうですよね。
ですので、質のいい糖質だろうが、悪い糖質だろうが、摂ればとるほど耐糖能は悪化します。
糖尿病を回復させる糖質などどこにも存在しません、それが現実です。
まとめ
糖尿病を回復させたい、あるいは悪化を防ぎたいなら糖質制限一択です。
それは糖尿病になる仕組みを考えれば一目瞭然で、逆に糖質を摂れなんて言う医者は人殺しです。
腎臓の機能低下などの特例の場合は除きますが、糖尿病になりそう、なったという人は原則糖質を避けるのが基本中の基本。
質のいい糖質を摂ると糖尿病がよくなるといった実験データが出ればまた話は変わりますが、おそらく未来永劫ありません。
皆さんは変な情報に惑わされないようにしましょう。
皆さんが健康でありますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。