こんにちは。
今日は糖新生を抑えることは可能なのかどうか?
というテーマでお話していきたいと思います。
糖新生は0にできる?
まず、糖新生を抑えるということの意味合いですが、糖新生を抑えることで血糖値の上がりすぎを抑え、ケトーシスの邪魔にならないようにする、ケトーシスを維持するために血糖値を低い状態に保つ、こういった理由があります。
そのため糖新生が活発になりすぎるとケトーシスが解除され、糖質をエネルギー源にする状態になってしまいますから、過度に糖新生が行われることは避けるべきではあります。
では、糖新生を完全になくす、0にするということは可能なのでしょうか。
結論としては不可能です。
もっといえば、もし出来たとしてもその時点で私たちは死んでしまいます。
それは何故かというとどうしても糖をエネルギーにすることでしか活動できないものがあるから。
それは赤血球や肝臓です。
それぞれケトン体をエネルギーに分解する構造を持ち合わせていませんから、糖をエネルギーにするしかありません。
そのため糖新生が0になると赤血球と肝臓が動けなくなります。
…死にますね(^_^;)
ということで糖新生を0にすることは不可能なのです。
糖新生を抑えることは可能?
では、糖新生を抑えることは可能なのか、という話になってくるのですが、
答えとしては
「過度な」糖新生を抑えることは可能
という言い方になります。
0にするのが不可能なように、糖新生は必要最低限は必ずいるものになります。
ですが、過度に糖新生が行われると必要のないところにまで糖が回りますからよろしくありません。
では、過度な糖新生とは何が原因で起こるのでしょうか。
過度な糖新生の原因
糖新生が起こりすぎてしまう原因、過度な糖新生の原因とはずばりストレスです。
もう少し厳密に言えばストレスを感じることで分泌されるストレスホルモン。
コルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンが多く分泌されると体は戦闘状態になるため、エネルギーを確保しようと糖新生を活発にします。
そのため糖質を摂っていなくても体の中に糖が多く回るという現象が起きてしまいますから、ストレスをためることはとてもよくありません。
そのあたりは以前記事でかなり詳しく解説しておりますので、よかったら見てください。
また、糖新生が起きるときに十分にタンパク質を摂れていないと、筋肉が糖新生の材料として使われてしまいますから、基礎代謝の低下にも一役買ってしまいます。
そのためストレスからはできるだけ逃げるようにした方がいいと言えますね。
まとめ
- 糖新生は0にできない
- 糖新生は赤血球や肝臓が絶対に必要としている
- 糖新生は過度になることもある
- 原因はストレス
- 糖新生が過度になるときにタンパク質をしっかりと摂っていないと筋肉が分解される
糖新生はからだにとって必ず必要なものですが、無駄に活発になられても困ります。
ですが、体は反射的にストレスに対してホルモンを分泌しますので、私たちがそのあたりは自衛するしかありません。
ストレスをため込まず、ためてもすぐに発散するようにすればストレスホルモンの分泌は最小限に抑えれることでしょう。
私のストレス発散方法は美味しい食事ですね、これが一番です(笑)
後は簡易的にですが、体を伸ばしたりしてストレッチをすること。
ヨガマットを家に敷いているので、いつでもヨガが出来ます(^^♪
皆さんの糖質制限がうまくいきますように。