世の中にはまだまだ変な情報を信じている人が大勢いるなあ…というお話

 こんにちは。

 

 今日はヤフー知恵袋ですごい回答をされている方がいたので、訂正も含めてご紹介していきたいと思います。

 

とあるヤフー知恵袋での質問

 見つけたのは、以下のような質問をされている方。

 

  • 糖質制限を始めて1カ月
  • 糖質制限アイスを始めて食べた
  • 以前よりも甘く、練乳並みに感じた
  • 味覚障害が起きているか心配

 

といった内容でした。

 

まず、この方の質問に端的に応えるなら、

 

味覚障害の意味を完全にはき違えているので答えはNO

 

となります。

甘味が以前より強く感じられる味覚障害などはありませんから。

 

 味覚障害には、

 

味覚そのものを感じる力が弱くなり、ひどくなるとまったく味を感じなくなる「量的障害」と、

 

ある味覚だけ感じなくなり、何を食べてもいやな味がするといった「質的障害」

 

この2つの症状がありますが、この方の症状はそれに該当しません。

 

 

 私自身も経験していることですが、糖質制限を1カ月以上続けているのであれば糖自体を摂るのが久しぶりなため、そしてうまくケトーシス状態になっているため、糖に対する感覚が以前に比べて鋭敏になっていることが考えられるので食べ続ければ感覚は元に戻ります。

 

が正しい答えです。

 

ただ、これに答えた方の答えがすごくて間違いだらけでびっくりしました。

 

びっくりするほど適当な回答者

 で、あまりにびっくりした内容がこちら。

 

全然、大丈夫ではありません。

味覚が変わるというのは、飢餓・餓死などの死の危険性が迫っているからで、摂食障害にいつ移行してもおかしくはありません。栄養失調による弊害も出てきています。

糖質制限は、続ければ、体力低下、運動能力低下、脳の萎縮による知能指数低下、骨粗鬆症、多臓器不全、肌・髪・爪等の劣化、視力低下、声帯の弱化、摂食障害、 それでもやめなければ、痴呆、昏睡、寝たきりになります。

私の知り合いは、若干40歳にして、低血糖で死にました。絶対にやめるべきです。

異常に甘く感じるというのは、糖質に対する耐性が、下がっている可能性もあります。
これは、糖尿病と同じ状態ということです。

それ以外にも、糖質制限で、私が知り得た健康障害はものすごい数です。できる限り列挙しますね。

1.筋肉が減り、骨粗鬆症を併発、足をあげる筋肉が減っているのでつまづいて転び骨折し、そのまま寝た切りに。

2.目の筋肉量が減り、視力が低下し、眼鏡が必要になった。

3.生理が止まる。

4.脊柱起立筋が減り、腰が曲がってしまう。

5.毛母細胞が不活性化し、禿げる。

6.肌のターンオーバーが減り、たるみ、かすみ、シワが増え、老化といわれる全ての現象が顕著に表れる。

7.多臓器不全による急死

8.アメリカと日本の糖質制限第一人者は両者とも死去しています。

9.低血糖で意識混濁、

10.糖質が足りないため、ケトアシドーシスが起き、救急車で運ばれる。

11.筋グリコーゲン枯渇の為、筋肉量が減り、サルコペニア発症、要介護。

12.糖耐性低下による、糖尿病の悪化、もしくは、発症。

13.免疫力低下の為、日和見菌感染。

14.糖による満腹中枢の制御不全により、摂食障害。

15.不眠症

まだまだたくさんあります。

 

間違いだらけのオンパレードですね。

一応該当する反論記事を載せておきますので、よかったらご参考に

筋肉にかんして

糖質制限の批判があまりに的外れな件

老化にかんして

【糖質は】糖質の摂りすぎによって起こる「糖化」について【老ける】

終末糖化産物っていう無茶苦茶怖い響き。AGESについて知っておこう

第一人者の死亡にかんして

ノンフィクション作家が糖質制限で死んだ!? その真相は…

ケトアシドーシスにかんして

あなたはいくつわかってる?ケトから始まる4つの言葉

 

 

一応突っ込んでおく

細かく言っていくと長くなりますのでむっちゃ端折りますが、

  1. 筋肉が減り、骨粗しょう症に
    → 筋肉も減りませんし、骨ももろくなりません
  2. 目の筋肉量が減る
    → 筋肉は減りません
  3. 生理が止まる
    → 止まりません
  4. 脊柱起立筋が減り腰が曲がる
    → だから筋肉は減りません
  5. はげる
    → はげません(!!!)
  6. 肌が老化する
    → 糖化による老化が止まるのでむしろ若くなります 
  7. 多臓器不全
    → どこの誰のデータだよ
  8. 第一人者が死亡
    → 誰でも一回は死ぬし、そもそも死亡原因ちゃんと特定できてんのか
  9. 低血糖で意識混濁
    → 日々の生活が炭水化物まみれで炭水化物が異様に過剰な人ならありえるかも知れないレベルでありえない
  10. 糖質が足りないためケトアシドーシスが起きる
    → インスリンが上手に分泌されてないと起きるけど、普通の人は絶対に起きません。
  11. 筋肉が減り…
    → だから減りません( ̄▽ ̄;)、てかサルコペニアの意味ちゃんとわかって言ってんの?
  12. 糖耐性悪化による糖尿病の発症
    → 初めて聞いたわ(笑)
  13. 免疫力低下
    → 同じく初めて聞きました。糖尿病によって易感染状態(いかんせんじょうたい)になることはあるんですけど…
  14. 満腹中枢以上による摂食障害
    → 満腹中枢が糖でないと働かないとでもおもってんのか
  15. 不眠症
    → 因果関係が全く分かりません。

 

一行で突っ込むだけでもだいぶ長くなりました。

 

というか知り合いが40代で低血糖で死んだとか、

 

原因も何もわからないのにそんなもん引き合いに出されても困るがな(;´・ω・)

 

まだまだ深いメディアの罪

 驚くのはこんないい加減なデータを信じ込んでいて、さらにそれを人に教えようとする人がいるということ。

 

 この人の信じているデータがどれほど適当でいい加減なものなのか、っていうのは上の答えを見ていると一発で分かると思います。

 

 だって、糖質制限したら糖尿病を発症する、ですよ?( ̄▽ ̄;)

 

じゃあ、なんで米国糖尿病学会は食事療法で糖質制限推奨してんだよ( ̄▽ ̄;)

糖尿病になってから17年間糖質制限してる江部医師はなんでまだ生きてんだよ( ̄▽ ̄;)

てんかんの治療で糖質制限食とかケトン食食べてる患者さんは糖尿病になってないんだよ( ̄▽ ̄;)

呆れてものも言えんわ…( ̄▽ ̄;)

 

 一応念のために言っておきますが、筋トレしたら筋肉が落ちるとかそんなレベルのあり得ない話であり、まったくのでたらめです。

 

絶対に信じないようにしてくださいね。

 

 ただ、この人もある意味被害者です。

それは何故かというとこの人自身のメディアリテラシーにも問題はかーなーりありますが、そもそもいい加減な情報をメディアが発信しなければこんなことにはならないのです。

 

 以前の世界仰天ニュースの日比野佐和子氏の話のように、明らかに間違えている情報をさもあっているかのような演出をして見せていると視聴者はそれを信じ込んでしまいます。

そのような情報をたまたま繰り返し連続で見てしまうと間違った情報で頭がいっぱいになるのも無理はありません。

 

 面白半分で世間をあおるのは昔からの日本のメディアの悪癖ですが、きちんとした情報を世の中に発信するだけで全然変わってくると思うのは私だけでしょうか。

 

まとめ

 今回のような間違った情報で頭がいっぱいの方はおそらくまだまだたくさんいると思います。

 

 そういった方々がまた、他の何も知らない人に間違ったままの情報を伝えて、その人がまた…という風に感染症のように間違った情報で頭がいっぱいの人が一定数以上減らないのが現状かなと思います。

 

 ただ、今回のは少し異常ですね。

 

糖質制限食を摂ると耐糖能異常をきたして糖尿病になる…( ̄▽ ̄;)

 

 うーん、普通に考えればあり得ないとすぐにわかる話なのですが、よほど話が旨い人に乗せられたのか、人の話を信じ込みやすい人なのかのどちらかなのでしょうね。

 

 とりあえずそんなことはないので安心して糖質制限に取り組んでください。

 

結果はきちんと出ますので。

 

皆さんの糖質制限がうまくいきますように。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

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