こんにちは。
今日はフレキシタリアン食について。
ぜんっぜん知らない人が大半だと思いますが、とてもシンプルなものなので、難しいものではありません。
ただ、アメリカのUSニューズ&ワールド・レポートが発表した、2018年ベストダイエットの3位に選ばれたダイエット法なのでアメリカでは割と有名。
いつもの通りですが、やりましょう! というものではなく、選択肢としてこういうのもありますよというだけなので、雑学として知っておいたらいいかなと思います。
フレキシタリアン食とは
フレキシタリアン食とは
- フレキシブル → 柔軟性のある
- ベジタリアン → 菜食主義者
という2つの言葉を組み合わせた造語です。
ベジタリアンと言っていますが、肉も食べますし、乳製品も食べます。
本格的な信仰や宗教的、主義などでのベジタリアンではなく、ダイエット食、健康食としての位置づけが大きいですね。
ガチ勢からしたらなんちゃってベジタリアンといったところでしょうか。
なので、国際ベジタリアン連合というところはフレキシタリアン食をベジタリアン食とは認めていないようです。
フレキシタリアン食の別名としては
- 準菜食主義
- セミ・ベジタリアン
- デミ・ベジタリアン
- パーシャル・ベジタリアン
などといいます。
セミは英語で「準○○」セミファイナルとかいいますよね。
デミは英語で「半○○」ファンタジーなどで亜人のことをデミ・ヒューマンなどと言ったりします。
パーシャルは英語で「部分的な」という意味になります、部分入れ歯用洗剤のパーシャルデント(部分的な歯)などはそのままの意味ですよね。
他には「ゆるベジ」なんて呼ばれ方もしていますね。
個人的に無茶苦茶シンプルにこれを表現するならば
肉減らそうぜ!
はい、終了!
なんて的確で冷静な表現なんだ・・・
いや、それ以外言うことないでしょ(笑)
フレキシタリアン食のルール
もう、ものすごく簡単に伝えてしまったのですが、ここでフレキシタリアン食のルールです。
さて、肝心のフレキシタリアン食のルールですが・・・
ありません!(笑)
いや、本当なんですよ。
フレキシタリアン食の定義としては
「お肉をなるべく減らして野菜中心の生活をしようね」
です。
フレキシタリアン食に明確なルールというのは存在していません。
糖質もOK!
肉もOK!
魚もOK!
お酒もOK!
なんでもOK!
なんとも面白い逆に新しい形の食事の定義です。
だって、中身は昔から言われているお肉を減らして野菜を増やそうですからね。
昔ながらの食事のよさの再確認をしていると言ってもいいかもしれません。
強いて明確なルールみたいなものを上げるとするならば『The flexitarian diet』という本を参照して言うと
「たっぷりの野菜を食べながら1週間のうち2日は肉を控え、残りの5日間で約730gの肉を食べる」
としています。
逆算すると週の5日間は1日約142gの肉を食べて、残りの2日間は肉を食べないようにするといった感じですね。
後はポール・マッカートニーが提唱して、インスタグラムなどで徐々に浸透してきている言葉で「ミート・フリー・マンデー」というものがあります。
簡単に言えば水曜日はノー残業デーみたいなもの。
みんなで月曜日は意識的にお肉を抜こうね! といった啓蒙活動のようなものですね。
言葉として定義することで、生活のルーチンに組み込むことが出来るので慣れれば自然とできやすく、「月曜日だけなら」ということでハードルも下がります。
アメリカやイギリスを中心に流行っているようで、オノ・ヨーコなどもこの活動を支持しています。
ただし、これも守らないといけないというわけではないので絶対じゃなくて参考程度にといった感じ。
本当に明確なルールがないんですよフレキシタリアン食には(^_^;)
フレキシタリアン食のいいところは?
さて、そんなフレキシタリアン食ですが、なぜアメリカのベストダイエットの3位に選ばれたのか。
それは食材の選択肢の多さ、そして取り組みやすさ、続けやすさにあります。
食材の選択肢は言わずもがな明確なルールがありませんから、適当に肉の量を抑えて野菜を多く摂ればいいので選択肢は実質無限。
食べられるものはなんでも食べてOKです、なのでとても気が楽ですしやりやすいですよね。
そして取り組みやすさ、続けやすさ。
また別記事で書こうと思いますが、このベストダイエットにおいて糖質制限は最下位です。
それはフレキシタリアン食と反対に糖質はNGという明確な制限と糖質を避け続けることが難しい人が多いという続けにくさがマイナスポイントとなったからです。
フレキシタリアン食は明確なルールがなく、制限もお肉を減らそう、くらいなものですから、とても簡単で手軽。
なので、ゆっくりとでも続けていけばダイエットにも健康にもつながるので、そこがベストダイエットの3位に選ばれたのでしょう。
3位の理由はおそらくですが、データがないためでしょう。
ルールが明確でないため、実験のしようもありません。
一応肉を減らすというところにだけ焦点を置けばいいかもしれませんが、他の食材の組み合わせなども考慮するとはっきり言うと結果は安定しないでしょう。
どれがよくて悪いのかがはっきりしません。
ただ、肉を減らし野菜を増やすというわかりやすさから健康にもいいものであろうことはなんとなくわかります。
それに話題性やベジタリアンに向けての何かしらのパフォーマンスもあるかもしれませんが、3位に選ばれたことは事実ですから選択肢として覚えておくのは損ではありませんね。
フレキシタリアン食に向いている人は?
では、フレキシタリアン食に向いている人、やった方がいい人というものをご紹介します。
ずばり、
- 肉がそこまで好きじゃない方
- 肉を減らしても抵抗がない方
- 肉も好きだけど野菜もおなじくらい、もしくは野菜の方が好き
この辺り。
まあ、肉を減らして野菜を増やすので肉を減らすことに抵抗やストレスを感じる人はやらない方がいいです。
そこは糖質制限と一緒。
肉より糖質が好きなら脂質制限を、糖質より肉が好きなら糖質制限をそれぞれお勧めします。
フレキシタリアン食の場合は「脂質と糖質」というより、「肉と野菜」という風に考えた方がいいと思います。
なので、肉が減っても大丈夫、野菜が増えたら嬉しい、増えても大丈夫という人にはフレキシタリアン食はいいかもしれませんね。
まとめ
フレキシタリアン食に明確なルールは存在しません。
なので、緩くできますが逆に言えば自己管理もある程度は必要になってきます。
ルールに従うというのはストレスになりますが、逆にルールに従っておけば安心という側面もあります。
糖質制限などはその典型ですね。
糖質を厳しく制限し、脂質をしっかり摂ることをルール化していますが、結果はかなりの確率で出ます。
ルールというのは言い換えればマニュアルやテンプレートとも言えますので、そこに従うことで一定の結果の保証はされるのかなと思います。
フレキシタリアン食は人によってはそのあたりが難しいかもしれません。
ただ、何より大事なのは自分に合ったダイエット方法を見つけることですから何かしら一つのやり方に固執せず色々と試すのも大事かなと思います。
といったところで今日はここまで。
本日もご覧いただきありがとうございました。