こんな人向け。
こんにちは
卵はたんぱく質を初めとして、ほとんどの栄養素がぎっしり詰まっている「ほぼ完全栄養食」といわれ、卵を食べるだけでたんぱく質の他の脂質やビタミン、ミネラルなども一度に摂れてしまう優れものです。
卵はダイエット中もおすすめの食べ物で、糖質も0なので糖質制限ダイエットにも使えます。
ただ、ここで皆さんにどうしてもお知らせしたいことがあります。
それは卵の食べ方についてです。
卵のたんぱく質が無駄になる食べ方
卵のたんぱく質をきちんと100%吸収するためには食べ方に気を付けなければなりません。
それをするかしないかだけでなんと卵のたんぱく質の1/3が吸収されず、無駄になってしまうのです。
それは基本的には卵を生で食べない、ということです。
卵を生で食べるとたんぱく質が無駄に
卵の中にはアビジンと呼ばれるビオチン結合性タンパク質の一種が含まれています。
そこは覚えなぐてもいいのですが、大事なことはアビジンはたんぱく質の吸収を阻害する機能があるということ。
このアビジンの働きによって、たんぱく質の吸収が1/3も阻害されるということが実験によってわかっているのです。
なので、卵を食べるときはこのアビジンをどうにかしないといけません。
アビジンは熱で失われる
アビジンをどうにかする方法はとても簡単で、卵に熱を通して食べること。
それだけでアビジンの効果は失われます、簡単ですね。
熱を通す方法はなんでもOKです。
- 煮る
- 焼く
- 蒸す
- 電子レンジでチンする
どの方法でも構いません。
簡単に出来るものであれば
- ゆで卵
- 卵焼き
- スクランブルエッグ
といったシンプルな料理がいいでしょう。
生卵でもある程度は大丈夫だけど…
卵白障害について
ビオチンは役割として
- 糖新生
- 脂肪酸合成
- アミノ酸代謝
などを担っているため、不足することで免疫力の低下、皮膚症状や感染症を引き起こすためです。
このように卵を食べるのはいいことなのですが、生で食べるか否か、それだけの違いでこのようなリスクを背負うことになるのです。
まとめ
卵は手軽で安く、しかも栄養素も充実しているとても優秀な食材ですが、できれば必ず火を通したいものです。
といっても、普通に卵かけごはんに使う程度の1,2個レベルなら何の問題もありません。
ボディメイクをしたいとか、筋肉を付けるためのたんぱく源にしたいなどで多くの卵を使いたい場合に気を付けなければいけないというだけです。
ちなみに卵のたんぱく質は大体1個あたり6.4gなので筋肉をつけたいなどの目的の場合は一回あたり3個くらいは使いたいものです。
足りない分は他のお肉やプロテインで補えばOKです。
もちろんもっと食べたいなら食べてもいいのですが、カロリーオーバーにはならないようにしてくださいね(笑)
ご覧いただきありがとうございました。
皆さんが健康でありますように。