こんにちは。
いきなりですが、あなたは太りやすい人ですか? 痩せやすい人ですか?
今日はあなたの体質がどのようなものなのか、というところとその体質ごとの注意点、見極め方などをお伝えしていきたいと思います。
太りやすい人、太りにくい人、イージーゲイナーとハードゲイナー
早速ですが、生きていると色々な人に出会いますが、
よく
「食事は人並みなのに太っていて痩せるのが難しい」
あるいは
「いくら食べても太らない」
といった悩みを持っている人がいて、私もそういう人を知っています。
そういった人たちは生活習慣などの条件よりも、前提として元々の体質的に痩せやすい、あるいは太りやすいという特徴を持っているのです。それらをイージーゲイナー、あるいはハードゲイナーと呼びます。
訳すと
- イージーは簡単
- ハードは難しい
- ゲイナーというのは手に入れる人・獲得する人
となります。
何を獲得するかというとここではカロリー・エネルギーを、という表現になります。個人的には「肉」をという表現でもいいかもと思います(笑)というのもこれは脂肪、筋肉、どちらに関しても言えることだからです。
脂肪はつかないけど筋肉だけはつきやすい人、筋肉はつかないけど脂肪はつきやすい人、そういった人は超人体質などのごく一部の例外を除いていません。両方ともにつきやすく、両方ともにつきにくい、それがイージー、あるいはハードゲイナーの特徴です。
日本語では外肺葉型、内胚葉型、中胚葉型とそれぞれ分けられています。
- 内胚葉型→イージーゲイナー
- 外胚葉型→ハードゲイナー
- 中胚葉型→中間の体質、いわゆる普通の体質
こんな感じです。
イージーゲイナーの特徴
では、それぞれの特徴ですが、イージーゲイナーの特徴は普通の人よりも太りやすい、という特徴があります。ただ、これは先ほども書いた通り、筋肉も同時につきやすいということですので、筋トレに目覚めたりしてトレーニングを積むようになれば普通の人よりも筋肉が付きやすいので早くムキムキになることが出来ます。
イージーゲイナーになる理由としてはいくつか考えられるのですが、
代表的なものとして
- 消化器官の吸収能力が高い
- 代謝能力が異常に低い
このどちらかになりますが、どちらも遺伝的なものです。
一番多いのは吸収能力が高い人で、例えば腸内にある腸絨毛(ちょうじゅうもう)と呼ばれる栄養を吸収するヒダがあるのですが、その長さが通常よりも長かったり、吸収効率がいいなどの理由で同じ食事を摂っていても吸収効率がいいため、太りやすいとなります。
ただ、筋肉が付くときも同様で吸収効率がいいために、トレーニング後の食事によるたんぱく質、糖質が速やかに吸収され筋肉の合成に使われるため筋肉も付きやすいということになります。
私自身はイージーゲイナーである自覚があります。だって100キロあったもん(笑)まあ、よく食べていたからというのもありますが、それでも痩せにくく太りやすいのは変わっていません。それになぜか今でもトレーニングしてないのに普通の人よりも多分筋肉量は多めです。
ちょくちょく単発的にはしているのでそのせいかもしれませんが、なぜかふくらはぎはばっこり割れています(笑)
イージーゲイナーの注意点、改善方法
健康的に過ごすためにイージーゲイナーの人が注意することは何よりも食事。私自身もかなり気にしていますが、気を抜いてバクバク食べていると体重が増えるのはあっという間です。
1か月で3~5キロくらいなら簡単に太ることができるでしょう。
いやー、それは普通の人でも一緒だよーというかもしれません。確かにその通りなのですが、ハードゲイナーの特徴による吸収率の効率の良さ、これによって増量具合にかなり差が出てきます。
そして太るということは基礎代謝もあがり、胃も大きくなります。
胃が大きくなると食事量も増えます。
もちろんその食事量の分の栄養もちゃんと吸収できます。
吸収できるということは太るということで、太るということは……と、まあこんな感じでおデブちゃんスパイラルにはまるのです。
それに加えて大体の場合はみんなジャンクフード的な炭水化物と脂質大好きなので、糖質による糖質スパイラルにも同時にはまるので気を抜くとドンドンドンドン太るので本当に注意(-_-;)これは私のリアルな体験談から言えることです(^_^;)
いや、3~4000kcalとか摂るの無茶苦茶簡単ですからね( ̄▽ ̄;)糖質メインの食事でいけばそれはなおさら。パスタの大盛におにぎり2つ、それにから揚げなんかもつけましょうか。1500~2000kcalくらい一食でいけますよね・・・ちょっと普通の人は理解しがたいかもしれませんが( ̄▽ ̄;)
トレーニングも非常にお勧めですが、大事なのはやはりその後の食事です。トレーニング後はお腹がすきます、これは間違いなく起きるのですがその時に食事内容を気にせずにたくさん食べると筋肉もつきますが、それと同時に脂肪もついてしまいます。これも昔の体験談なのですが結構ハード目にトレーニングしても結局その後に好きなものだけ食べていてもマッチョな感じにもなりませんでしたし、体重も落ちませんでした。
ということでイージーゲイナーの方が注意するところは何よりも食事に気を付けていきましょう。
ハードゲイナーの特徴
次にハードゲイナーの特徴ですが、これは単純にイージーゲイナーの逆。
- 吸収効率が悪い
- 基礎代謝が異常に高い
のどちらかが必ず原因としてあがりますが、これも遺伝的なものが多いです。
どちらかというと吸収効率が悪い人の方が圧倒的に多く、胃腸が弱く吸収効率が悪い、体質的に虚弱体質で食事をあまり食べられない(量を食べられない)などの理由が多いです。
私の周りにいたハードゲイナーだと思う人も20代の男性ですが、165cmで45キロとかなりヒョロヒョロでした。
話を聞いていると食事量はそれなりに食べているらしいのですが、無理をして食べても全然太らない、というか無理して食べたら気持ち悪くなるので量もそこまで食べられない、と結構いつも悩んでいましたね。
ハードゲイナーの注意点、改善方法
ハードゲイナーの注意点はこれもやはり食事なのですが、それに加えてもう2点あります。
それは、
- 太らない=糖尿病などの病気にならない、ということではないという意識付け
- 体質を改善していかないと体を大きくするのはかなり難しい
この2点です。
イージーゲイナーの場合、結構無理をすれば実は簡単に痩せられます。といってもあまり健康的ではありませんが、不健康なほどに思いっきりカロリーを減らせば思っているより結構簡単に痩せるのです、ただその場合はリバウンドがつきものですぐに戻ってしまうのですが…
それに対してハードゲイナーはとりあえず思い切って太ってみる、ということはできません。太らないということは吸収効率が悪い、とは言いましたが、糖質を摂ればとったでインスリンは分泌されて吸収はされています。ただ、その吸収できるエネルギー量が少なくて脂肪にならないだけなので、糖質をたくさん摂ればその分、耐糖能は低下します。ハードゲイナーの方で男性の方は華奢な自分が嫌いで体を大きくしようとしますが、その時にただ爆食いしてしまうだけではなかなか成果は出ません。
それは何故かというと根本的な体質を変えないと結局元の食生活に戻るからです。わかりやすく言えば、食事量と体質は掛け算のようなものだと思えばわかりやすいです。
- 食事量 × 体質 = 吸収できるエネルギー
こう考えると食事量を少しばかり増やしても体質の部分が改善されていないとなかなか吸収できるエネルギーは増えないだろうことはお分かりいただけると思います。ですので、ハードゲイナーの方が食事のみで体が大きくしようとすると、まず体に大きな負担をかけることは覚悟しておいた方がいいです。一番いい方法はきっちりとトレーニングをして、その後に糖質とたんぱく質を豊富に含んだ食事を行い、徐々に筋肉をつけ、食事量を増やしていくことです。
なぜトレーニングをするのか、という話ですがトレーニングをすると体が自発的に筋肉を大きくしようとしてエネルギーやタンパク質を求めだすからです。そこでしっかりと食事やプロテインを摂取することで体に効率よく吸収を促すことができます。
先ほどの私の知り合いの人のようにハードゲイナーの方は食事量を増やすことが難しい人が多いため、単に食事を増やすだけでは元々の体質的に吸収できるエネルギーに限界がありますから、よほど頑張って無理やりに、しかも継続的に爆食いしないとかなりきついと思います。そうなるとイージーゲイナーのように単純に爆食いして体を大きくすることは非常に無理があるといえます。
そのため、根本的な体質を変化させないといけませんから、一番の近道はトレーニングをして体の要求するエネルギーも増やし、吸収を促す。さすがに筋肉が落ちるほどに吸収できるエネルギーが少ない、ということは考えられませんから、ハードゲイナーの方は筋トレが一番の近道になるといえるでしょう。ご飯を一杯食べて体を大きくするのはそれからでも遅くはありません。
ちなみにハードゲイナーの方の場合はプロテインでも高カロリーを摂取できるタイプのプロテインがおすすめです。
手首を指でつかんだらわかるは嘘
ちなみにどちらの体質か簡単にセルフ診断できますよー、という風に伝わっている方法があります。
それは片方の手首をもう片方の親指と中指などでつかみ、指と指がちょうどくっつけば普通、届かなければイージーゲイナー、指が余るくらいの場合はハードゲイナー、というものですが、これは全くの嘘っぱちです。
なぜなら人間の指の長さは一生変わりませんが、手首の太さ、指の太さは体重で簡単に変わるためです。私も以前は指がつきませんでしたが、今はちょうどつくくらいになりました。
ただ、体感というか実際の食生活と照らし合わせた体重の推移はどう見てもイージーゲイナーのままです。
もちろん痩せたんだったら体質変わったんじゃないの? と思われるかもしれませんが、頑張れば体質は変わりますがこれは相当な努力や病気などの劇的な出来事、そしてかなりの長い時間がかかりますのでそうそう簡単に変わるものではありません。
なのでやるべきことはしっかりと現実の数字と向き合って、そこから自分がどういった体質かを見極めることなのではないかと思います。
まとめ
ただ、まあどちらの体質にしろどっちもどっちで悩みはあるんですよねー( ̄▽ ̄;)
- イージーゲイナーは痩せれない。
- ハードゲイナーは太れない。
お互いにないものねだりなのはわかりますが、それでも悩みます。私などは体重を80キロを切っていたのが、中学校2年生の時なので、それ以来80キロを切っていません。普通の人からしたら80キロの人の食事って結構食べるんだろうと思われますが、朝はプロテイン、お昼はサラダとサラダチキン、夜だけは総菜が多いですが、それでも1日の総摂取カロリーは2000を超えてはいません。ただ痩せないのです。結局のところこういった体質はひたすらに改善していくしかないのかなあと思います。
私はいつ変わるのかは全くわからないけど(笑)
皆さんが健康でありますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。