

こんな疑問に答えます。
今回は生クリームと糖質制限ダイエットについてです。
女性は生クリーム好きですよね。ダイエット中でも息抜きにちょっと食べたくなる時もあるとよく聞きます。でも、生クリームってカロリー高いし、ダイエット中でも食べてもいいのかな…とダイエット中に生クリームを食べることをためらう方も多いはず。
ダイエットしたいけど生クリーム大好き、もしあなたがそんな方であればダイエットはダイエットでも糖質制限ダイエットをお勧めします。
実は糖質制限ダイエットでは、生クリームは食べてはいけないどころかむしろ大歓迎な食べ物だったりするのです。
生クリームは糖質低め、脂質も豊富で糖質制限ダイエットにおすすめ
生クリームがなぜ糖質制限ダイエットにおすすめなのかというと、生クリームは糖質が少なく脂質が高い食べ物だからです。
糖質制限ダイエットではエネルギー源になる脂質を摂らないと失敗してしまうダイエットで、よく何も食べずに糖質制限ダイエットをしようとして失敗する方がよくいます。
そのため、糖質制限ダイエットというダイエットは今までのダイエットのように、ただ食べないようにするのではなく、糖質はしっかりと抑えるけど、その分脂質はしっかりと摂る、食べるという実践方法になるのです。
詳しくは”糖質制限の仕組みとは。やり方や注意点なども紹介”という記事で紹介しています。
ですので、脂質が高く、糖質が低い生クリームは糖質制限ダイエットにおいて女性に取り入れやすい食材と言えるのです。
そして、生クリームには
- 乳脂肪生クリーム
- 植物性脂肪ホイップクリーム
という2種類があり、それぞれ糖質やカロリー、脂質も少しだけ違います。
この違いを覚えておくとなお糖質制限に活かせると思いますし、健康にも役立つと思います。
生クリームの種類1:乳脂肪生クリーム
まずは乳脂肪生クリームについて。
乳脂肪生クリームは、牛乳の乳脂肪分を遠心分離で濃縮したもので、特徴はまろやかなコクと味わい。
牛乳由来ですから、そのおいしさが残ってるというところでしょうか。
牛乳から作られている生クリームは商品名を生クリーム、フレッシュクリーム、などと呼んだりします。
乳脂肪生クリームの糖質や脂質、カロリー
乳脂肪生クリームの成分ですが、
100mlあたり
- カロリー:433kcal
- 糖質:3.1g
- 脂質:45.0g
となっていて、脂質がおおよそ全体の半分、糖質は100gあたり3ℊ程度ととても糖質制限ダイエットにむいた栄養比となっています。
ただ、欠点として
- 消費期限が短い(1週間前後)
- ホイップクリームより値段が高い
ということがありますが、後述するトランス脂肪酸などの健康面を考えれば乳脂肪生クリーム一択になります。
生クリームの種類2:植物性脂肪ホイップクリーム
植物性脂肪ホイップクリームは、コーン油、綿実油、大豆油などの植物性油脂に乳化剤を加えたものになります
コーヒーフレッシュとかと同じ存在ですね。
ですので、本当の牛乳は一滴も含まれていません、なんなら油のかたまりといってもいいくらいです。
こちらの一般名称はホイップクリーム。
植物性脂肪ホイップクリームの特徴ですが
- 味わいがさっぱりしていること
- 値段が生クリームに比べて安いこと
- 生クリームに比べて格段に日持ちすること
生クリームが10日ほどしか賞味期限がないのに対して、ホイップクリームは2カ月ほども賞味期限があるので慌てて使わなくてもゆっくり使うことが出来ます。
植物性脂肪ホイップクリームの糖質や脂質、カロリー
植物性脂肪ホイップクリームの成分ですが、
100ml当たり
- カロリー:409kcal
- 糖質:2.9g
- 脂質:39.2g
となっていて、生クリームと比べると全体的にすこし成分が少なくなっています。そのため味わいもすっきりした感じになっているのでしょう。
ですが、このレベルなら全然取り入れれるので、ホイップクリームを取り入れるのもいいかもしれません。
ホイップクリームの注意点
ホイップクリームは安いのですが、トランス脂肪酸が多く含まれているため多用はあまりお勧めできません。
トランス脂肪酸に関しては以下の記事で説明をしてますので、ホイップクリームをたくさん使おうとしている人は一度だけでもいいので目を通しておいてください。
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参考トランス脂肪酸は脂質の中でも避けた方がいい脂質 糖質制限でも摂らない方が無難
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生クリームをうまく味方に
生クリームは基本的に高脂質・高カロリーなため普通、普通はダイエットでは摂らないように言われるものです。
ただ、糖質制限は普通のダイエットと違ってしっかりと脂質を摂ることを要求されるダイエットです。
そのため、女性に多い食が細い方、食事の回数が少なく、一日の摂取カロリーが基準値になかなか達しない方には食事の補助として使えば安価に、そして確実に脂質とカロリーを補うことが出来ます。
そう考えれば生クリームはダイエットの強い味方となってくれるはずです。物はつかいようと昔から言います。高脂質・高カロリーであるということは考え方を変えれば少ない量でしっかりと脂質、カロリーを補給できるという意味でもあります。
デメリットと思われるところをしっかりとメリットに変えて、上手にダイエットしていきましょう!
生クリームの使い方、食べ方
どちらも食べ方は簡単でほとんどMCTオイルと変わりません。
- 直接飲む
- 飲み物に混ぜる
- 料理に使う
この3種類です。
MCTオイルと違い生クリームはおいしいものが多いのでそのまま飲んでしまっても全然大丈夫だと思います。
もしくは江部医師のように朝のコーヒーに生クリームを混ぜて飲むのもいいでしょう。
コーヒーの味わいがまろやかになってなおかつ脂質もしっかりと摂ることが出きます。
最後の料理はこれはお菓子作りが多いですね。グラニュー糖を入れる代わりにラカントSやエリスリトールを使えば糖質0の泡立てたホイップクリームが出来上がりますから、ふすま粉や大豆粉で作ったお菓子と組み合わせれば完璧な糖質OFFお菓子の完成です。
スプレータイプやホイップ済みは少し注意。後、飲みすぎれば普通に太る
生クリームを買うときにスプレーからシューっとだして泡立てがいらない商品などがありますが、これは乱用注意です。
その理由は砂糖が入っているためです。
スプレータイプなどの目的は泡立てて味付けするのが面倒な人向けのものですから、簡単に言えば調味済みのホイップクリームなのでそこまで大量ではないにしても砂糖やブドウ糖で味付けをしている分、ダメとまではいかなくても少し使う量には気を付けた方がいいでしょう。
例えばAmazonでベストセラーになっているザーネワンダーのホイップクリーム。
この商品の成分を見てみると
100g当たり
- エネルギー276kcal
- たんぱく質2.4g
- 脂質26g
- 炭水化物8g
となっています。
生クリームを100ℊも200gも食べる人はあまりいないと思いますが、大量に使うときは注意をしましょう。
後はわかっているとは思いますが、無制限に生クリームを飲んでいいというわけではありません。飲みすぎれば普通にカロリーオーバーになりますから、適量は守るようにしましょう( ̄▽ ̄;)
まとめ
- 生クリームは糖質制限ダイエットに向いている
- 理由は高脂質、低糖質なところ。
- 生クリームは2種類
- 動物性と植物性
- 植物性はトランス脂肪酸に注意
- スプレータイプや調味済みのものは糖質が含まれているので注意
- 飲みすぎると太る(笑)
江部医師が実践しているように、糖質制限をする上で生クリームは適量であれば問題ないばかりか糖質制限を助けてくれる存在です。
そのまま飲むのが苦手ならば軽くコーヒーやプロテインに入れて飲んでみるのもありかなと思います。
バターやマヨネーズのように単体で食べることが出来ないものではないですし、カロリーも高いですがそれをいい意味にとらえて、日ごろのカロリー調整に使うといいと思います。
皆さんの糖質制限がうまくいきますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。