糖尿病に性差はあるのか?男と女で違う糖尿病のなりやすさ

こんにちは。

 

今日はふと疑問に思った男性と女性の糖尿病のなりやすさについてお話ししていきたいと思います。

 

糖尿病の性差

 男性と女性、糖尿病になりやすいのはどちらだろう。

 

そう思って少し調べてみました。

 

 結果とはしては男性の方が糖尿病にかかりやすいという結果になりました。

 

それは何故でしょうか。

 

 基本的に男性でも女性でも糖尿病になる原因は同じです。

 

食事、肥満、運動不足など、いわゆる生活習慣によるケースがほとんどを占め、そこに違った要素などは組み込まれることはありません。

 

 ただ、どちらかというと男性の方が生活習慣が乱れ、肥満になりやすい状況が多いことがあり、それが糖尿病リスクの向上に影響しているのだと考えられています。



 しかし、女性についても別の要因として健康にいいと勘違いして糖分の多い果物を摂り過ぎてしまい、糖尿病にかかる場合も少なくとのこと。

 

 どちらがどうとして生活習慣においては大きな違いはなさそうですが、原因が結構違うようですね。

 

 男性はメインの食事をたくさん食べることでカロリーオーバーになり、女性は甘いものをよく摂るため、カロリーオーバーにもなりますが、それ以上に糖質の摂りすぎが原因になっているようですね。

 

内臓脂肪の付き方に違いが

 ただ、これだけでは男性の方が糖尿病リスクが高いことの証左としては弱い気がします。

 

 そこでもう少し調べたところ、男性の方が内臓脂肪がつきやすい、ということがわかりました。

 

肥満には2つのタイプがあり、それぞれ

  • 皮下脂肪型肥満
  • 内臓脂肪型肥満

の2つに分類されますが、男性は圧倒的に内臓脂肪型肥満の方が多いのです。

 

 そして内臓脂肪がつくことによって何が起きるかというと、インスリン抵抗性が上がってしまいます。

 

 インスリン抵抗性が上がることで糖を取り込めなくなって糖尿病を発現してしまいますから、内臓脂肪型肥満の方は糖尿病に特に気を付けた方がいいと思います。

 

 ちなみに種類の見分け方ですが、一番わかりやすいのは

  • 「下半身デブかどうか」
  • 「お腹が出ているかどうか」

それだけです。

 

 それぞれのタイプは「洋ナシ型」「リンゴ型」などとも呼ばれています。

 

 女性に多いのは洋ナシ形、男性に多いのはリンゴ型と言われていますから、それぞれの特徴を覚えておいて、自分がどちらに当てはまるかを見てみましょう。

 

女性にも女性ならではの注意点が

 男性の方が糖尿病になりやすい体質なのはわかりましたが、実は女性にも女性ならではの気を付けるべきポイントがあります。

 

 それは「月経」、つまり生理です。

 

 女性の月経時期にはインスリン抵抗性の変動や血糖値の変動が見られ、それらは基本的に悪い方向に変化することが多いということがわかっています。

 

 インスリン抵抗性があがり、血糖値があがる、ということですね。

 

 それに月経時期はホルモンバランスも崩れ、体調不良や精神的に不安定にもなりがちですから食事が乱れ、ドカ食いしてしまうことも多々あります。

 

そのため女性の中には月経時だけに限りインスリン注射を打つ方もいるということですから、女性は普段の生活とは別に月経時期には気を付けた方がいいでしょう。

 

結局気を付けることはおなじ

 男性も女性も要因としては違いがありましたが、結局のところは気を付けることは同じです。

 

どちらにせよ、

  • 糖質の摂りすぎ
  • 高脂質高糖質
  • 運動不足

など、環境や性差によって違いはあれどこれらの要因がなによりも大きく糖尿病に深くかかわっていることは間違いありません。

 

 糖質制限をしていると運動不足は解消することはできませんが、糖質の摂りすぎ、高脂質高糖質の是正には役立ちます。

 

 日本人は「肥満が治りさえすれば糖尿病も治る」という人種ではありませんから、糖質の摂取量、血糖値の変動など、体重よりもそちらの変化に目を向けた方がいいのだと思います。

 

まとめ

 男性は単純な食べすぎ、女性は健康志向とおもいきやの糖質の摂りすぎや月経。

 

 全ての人が一概にこれらの原因のみで糖尿病になるとは思いませんが、男性は女性に比べどの年齢層でも肥満率というものが3割近くになっているというデータがあります。

 

 女性は加齢によって徐々に上がり、40台を超えていくと男性とそう大差がないくらいの肥満率になっていきますが、男性はそうではありません。

 

このことからも男性は慢性的に食べすぎの方が多いということがわかります。

 

ソースはこちら
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou06/pdf/01-kekka.pdf

 

 そのためやはり男性の方が気を付けた方がいいのはほぼ間違いありませんね。

 

 女性は健康情報にあまり惑わされないようにした方がいいかもしれません。

 

 男の私にはそのあたりの感覚というものはわかりませんが、美容にこれがいい、健康にはこれがいいというメディアの情報に踊らされすぎると知らないところで糖質過剰になったり、本当は何の効果もないものばかりをとってその分他の栄養が足りなくなったりということもあるかもしれません。

 

 きちんと医学的なデータで裏付けされたものだけを食べたり使うようにしましょう。

 

 スマートニュースなどで出てくるダイエット系サプリや美容サプリは全部嘘と思っていいですよ( ̄▽ ̄;)

 

あんなもん摂るくらいならプロテイン飲みましょう、いやマジで(笑)

 

その方がよっぽど健康と美容に役立ちます(笑)

 

皆さんが健康でありますように。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

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