こんにちは。
今日は糖尿病は治るのか、それとも治らないのか、というお話をしていきたいと思います。
糖尿病になったことがある、なりそう、なったら不安、色々な人がいるかと思います。
その中でも糖尿病に一度でもなったら治すことはできるのだろうか? という疑問は一度は出てくるはずです。
では、実際に治るのでしょうか?
早速見ていきましょう。
糖尿病が「治る」という概念的な勘違い
結論から言えば糖尿病とは治る、治らないというものではありません。
もう少し詳しく言えば糖尿病になっても普通の状態に戻ることはできます。
ですのでその状態を治ったと表現しても構わないのなら治ると言えます。
ただし、治ったからといってまた高糖質なもの、ケーキセットや焼肉定食などを食べていけばすぐに糖尿病の状態に戻ります。
そう、糖尿病というのは「病」という言葉はついているものの、あくまで体の状態を指し示すものでしかないのです。
もちろん放っておくと以前に書いた糖化や合併症などを引き起こし、最悪失明や人工透析につながりますが、糖尿病自体はあくまで高血糖状態が続いていますよ、というだけのものなのです。
特徴的なことを言わせていただければ糖尿病に一回なってしまった人というのは高血糖状態、つまり糖尿病といわれる状態に戻りやすくなります。
ですので
糖尿病は治りますか? という質問は
肥満は治りますか? という質問をしているのと同じことなのです。
私などはそうですが、油断して好きなものを食べていたら簡単に太ってしまいます。
体質が変わってしまうと考えると一番しっくりくるのではないでしょうか。
糖尿病とは一生のおつきあい
ですので、治る、治らないという考え方ではなく、
一度糖尿病と診断されたのであれば、
食生活を意識的に改善し、それを継続していくことで高血糖状態に体がならないように創意工夫を続けていくしかありません。
少し突き放した言い方をするならば
あなたはいつでも糖尿病になれますよ、
今まで通り糖質の高い好きなものを食べて苦しみたかったら苦しめばいいし、
苦しむのが嫌なら糖質を制限した生活を送ってくださいね
というような言い方になります、かなりきつい感じですね。
先ほど肥満を例に出したのは全く同じことが言えるからです。
少し言葉を変えて言い換えてみましょう。
あなたはいつでも太れますよ、
カロリーを気にせずに食べたいものを食べて太りたかったら太ればいいですし、
太っている自分が嫌ならカロリーを制限して痩せた自分を手に入れてくださいね
ね、全く同じでしょ?
糖尿病は治るというより意図的に糖質を抑えて元の状態にならないようにするしかありません。
ですので糖尿病にはいつでもなるとも言えますしならないとも言えません。
意識して糖尿病と死ぬまで付き合っていくしかありません。
正にながーーーーーーいお付き合いですね。
糖尿病の予防とは?
では、糖尿病の予防って何か? と問われるとはっきり言って糖質制限一択になります。
もちろんロカボのような緩めの糖質制限ではなく、江部医師が提唱されているようなスーパー糖質制限まで抑えるのが理想です。
ダイエットにもつながりますし、食後の眠気や空腹のイライラなどからも解放されるのでやるならしっかりやった方がいいでしょう。
糖質制限の目標数値としてはわかりやすく1日あたり60グラム以内を目安にした方がいいでしょう。
一食を糖質20グラム以内に抑えるようするのがおすすめです。
そして、一番勘違いしてほしくないのは、1日当たり60グラムといったからといって一食に糖質を集中してはいけないということです。
朝、昼を0グラムにしたから夜に60グラム摂って、
はい、1日の糖質を60グラムにしました、
では意味がないです。
というより場合によっては逆効果です。
理由は血糖値スパイクが起きるため、それと規定量以上の糖質は脂肪に代わりますし、ケトーシス状態の場合、エネルギーのスイッチが切り替わる恐れもあるからです。
ですので、1食あたりを20グラム。
これを厳重に頭の中に刻み込んでおいてください。
それと運動も出来るならたくさんしてください。
体に負担が少ないものでいえば
- 水泳
- ヨガ
- ストレッチ
- ウォーキング
などがいいでしょう。
特に水泳とヨガはおすすめです。
水泳は運動量のわりに消費が激しく、ヨガは呼吸法なども組み合わせることによって内蔵の代謝UPにもつながります。
それに単純に体が柔らかくなるのでけがもしにくくなりますし、一度覚えるとどこでもできますからね。
まとめ
いかがだったでしょうか
糖尿病も肥満もようするに自分次第、ということです。
どちらも食生活に密接に関係した症状ですし、抑えようとすれば抑えることはいくらでもできるものです。
ただ、肥満はただ単純に太るだけですけど、糖尿病はそうもいきませんよね。
先ほども書きましたが、糖尿病というのは体質の変化と捉えてください。
糖質を摂った際に高血糖になりやすい、高血糖状態がつづきやすくなる、そういう風に体が長年の習慣で慣らされてしまい、適応した状態です。
その状態を抑え続けるのはなかなか容易ではありません。
ですので日ごろから糖質制限を行っていくか、糖質制限をしていない人でもご自身の食生活を振り返ってみて何となくでいいので糖質多めの食事をとっていないかどうかを考えてみるといいかもしれません。
皆さんの食生活が幸せなものでありますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。