あなたはよく笑いますか?笑いませんか?笑顔で糖尿病が改善されるかもというお話

こんにちは。

 

世の中忙しい人が多かったり、悲しい事件や気の滅入りそうになる話が多かったりします。

 

ストレスを常に感じていたり、仕事がうまくいってないなんて理由で憂鬱な気分になったりすることもあるかもしれません。

 

そうなると楽しいことも楽しいと思えなくなったりして笑う機会が昔に比べて減っている、なんてこともあると思います。

 

ただ、笑顔が少ないと糖尿病やガンにかかる可能性が上がってしまうかもしれない、そんな研究もあるのです。

笑顔や笑うことがあなたの体を救う?

 世の中歳をとるほどに笑うことが少なくなる、そんな調査があります。

 

赤ちゃんなどは1日に400回は笑うそうです。

 

ただ、それが段々と年齢が上がるにつれて少なくなり、40も過ぎると14回程度と1/20にまでさがってしまうそう。

 

40歳以上の男性の場合、5人に1人が週に1回も声を出して笑っていなかった、なんていう調査結果もあるみたいで、

 

とにかく大人になると笑う機会が減ってしまうようです。

 

そんな中、京都医療センター臨床研究センターの研究で、笑うことによってHba1cが改善され、糖尿病やメタボを改善するかもしれないという研究結果がでました。

 

以下は糖尿病ネットワークからの転載です。元の研究結果ソースはこちら

 

 

京都医療センター臨床研究センターの研究で、笑いに象徴されるポジティブな心理的因子が、糖尿病の血糖コントロールの指標となるHbA1cを改善し、2型糖尿病やメタボリックシンドロームを改善する可能性があることが明らかになった。 研究グループは、京都医療センターの外来に通院中の2型糖尿病やメタボリックシンドロームの患者222人を対象に、1年毎の追跡調査による前向きコホート研究を行った。 1年後も追跡して調査できた患者を対象に、1年間の食前血糖値およびHbA1cの変化を、笑いの頻度別で比べたところ、笑いの頻度が「月に1〜3回か、ほんど笑わない」という人で血糖値とHbA1c値の改善度が低く、「月に1〜5回」「ほぼ毎日」という人で改善度が高いことが分かった。また、1年の追跡調査によりポジティブな心理要因が多い人ではHbA1cが低下する傾向もみられた。 笑いなどポジティブ心理要因が多いことが、交感神経の活動を亢進するのを抑えており、また、笑いは「アディポネクチン」の発現の上昇も促すことが明らかになった。 ディポネクチンは脂肪細胞が分泌する生理活性物質(アディポサイトカイン)。悪玉のLDLコレステロールを抑制し、傷ついた血管を修復し、インスリン感受性を高める作用があることが知られている。 2型糖尿病やメタボリックシンドロームに、笑いに象徴されるポジティブな心理状況が強く影響することが分かった。研究グループは、糖尿病の重症化を予防するために、「ポジティブな心理要因・笑い習慣」を取り入れた治療を提唱している。

 

 

まとめると

 

 

  • 222人の患者を1年間追跡調査
  • 笑いの頻度でHba1cの変化を比較
  • 笑う頻度が月に3回以下のグループは血糖値、Hba1cの改善度が低かった
  • 笑う頻度が月に1~5回、ほぼ毎日のグループは改善度が高かった

 

 

といった具合です。

 

ちょっと驚きなのは、月に笑う機会がほとんどないという人がいるんだ、ということ。

 

なんだか科学的に実験しなくてもなんとなーく体が悪くなってそうなイメージですよね(^_^;)

 

笑うことは体に様々な影響を与えることができる

 ですので、笑わないということは結構デメリットが大きいといえます。

 

逆によく笑う人や、笑うときに口を大きく開けて大きく笑う人は健康になるという研究結果もあります。

 

笑うことで得られるメリットは

  • 鎮痛効果
  • 脳のリラックス効果
  • 老化防止
  • 癌抑制予防効果
  • 免疫向上
  • 自律神経の安定

などなど色々と探してみてもいいことしかありません。

 

他にも毎日笑う人とほとんど笑わない人で認知症のリスクが3.6倍違ったり、

 

実年齢よりも若いと言われたことのある人の割合で、1日に5回も笑わずに若く見られる人は31.3%だったのに対し、

 

1日5回以上笑って若く見られる人の割合は68.6%と、2倍以上も高いという調査結果もあったりします。

 

よく笑うことで糖尿病だけでなく、認知症の予防や体を若く保つ効果まであるといえるのです。

 

コツは嘘でも笑うこと

 でも、

 

ぶたくん
ぶたくん
いや、そんな楽しいこととか笑えるようなことなんて、なかなかないよ…

 

といった意見があるかもしれません、それは確かにその通りです。

 

その場合の簡単な解決策は嘘でも笑うことです。

 

なんでかっていうと、人間の脳というものは割と簡単に騙されます。

 

それは笑うという行為においても同じで、嘘でも口をあけて「はっはっはっはっは」と笑うと、なぜか脳は笑っている状態と同じ状態を体に作り出すのです。

 

脳科学者の篠原菊紀氏によると

「実は、快感や多幸感を得る脳のドーパミン神経は、だまされやすい。うそでも笑うと、表情筋の動きが脳に伝わり、楽しいと感じる部分を刺激します。これによって楽しいという気持ちが生まれ、ご機嫌になりやすい。意識的に上を向くようにすれば、ポジティブな方向に考えやすいという研究結果もあります」

 

ということ。

 

また、アメリカの心理学者、ウィリアム・ジェームズは

 

「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」

 

という言葉を残しています。

 

そのため、特段何もないときでも口角を上げて笑っている顔を作るだけの「作り笑顔」であっても、なにもしないよりは全然効果が違ってくるということです。

 

作り笑顔をするだけで健康が得られるなら無茶苦茶楽な健康法だとは思いませんか?

 

まとめ

 人間生きていると問題はつきません。

 

何かが解決するとまた違う何かがひょっこり顔を出してきて、悩みの種は尽きることはなかなかありません。

 

そうなるとなかなか笑おうと思っても笑えなくなったり、いつしか笑顔の作り方を忘れてしまう、なんてこともあるかもしれません。

 

せっかく頑張って生きているのに、そのせいで笑顔を忘れて不健康になるなんてちょっと悲しいことだと思います。

 

なので、笑顔が少ないなと感じている方は一度笑顔の練習をしてみてはどうかなと思います。

 

やっぱり人間笑ってる時の方が楽しいですしね( ´艸`)

 

皆さんが健康でありますように。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。

 

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

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