糖尿病を促進する危険な症状 血糖値スパイク

 

 こんにちは。

今日は血糖値スパイクという症状についてお話ししていきたいと思います。

これがよく起こっている方は要注意です。

 以前の私の100キロの時のような症状だけでは収まらずもっと深刻な事態を引き起こしてしまうためです。

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血糖値スパイクと糖化はかなり密接な関係にあると思っています。

スパイクがよく起こる人ほど糖化もすすんでいるのではないかと。

 では、具体的にどのようなものなのか。

さっそく見ていきましょう

血糖値のグラフが釘のようになる

 血糖値スパイクは別名グルコース・スパイクとも呼ばれます。

これは簡単に言ってしまえば血糖値の急激なアップダウンによって体に様々な悪影響を起こしますよ、ということです。

 スパイクとは日本語で「釘」のことを指します。

 血糖値スパイクが起きるような食事を行った後の血糖値のグラフは

 釘をさかさまにした時のように、平坦な状態から一時的に急激な上昇を見せ、その後また急激な下降が発生し、元の状態に戻ります。

 このようなグラフを繰り返していいると自覚症状として

  • 食後に急激な眠気に襲われる
  • 空腹時に急にいらいらしてしまう、落ち着きがなくなる
  • 空腹時に高カロリーなものが急にほしくなる

というような症状が表れます。

血糖値スパイクが引き金になる様々な症状

 でも、ご飯を食べたら誰でも血糖値が上がるから、そこまで心配しなくても・・・

 と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。

血糖値スパイクを繰り返すことで起こる諸症状には以下のようなものがあります。

  • 脳梗塞、心筋梗塞
  • 認知症
  • ガン
  • 反応性低血糖症

小分けにして説明します。

脳梗塞、心筋梗塞

 脳梗塞、心筋梗塞は血糖値スパイクが起こることによって血管が傷ついてしまい、体が血管を修復しようとするのですが、その血管の修復のために血管の幅が狭くなってしうことが遠因となり起こりえます

 血管が狭くなるということは単純に詰まりやすくなるということ。

 そこに血栓と呼ばれる血の塊が通ろうとすると詰まりやすくなっているため、万が一脳で詰まれば脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞につながります。

認知症

 認知症については急激な血糖値の上昇の際にインシュリンが過剰に分泌されるため、アルツハイマー型認知症の原因とされる「アミロイドβ」(脳の老廃物)の蓄積を促し、認知症を進行させる一因となります

ガン

 ガンもインシュリンの過剰摂取が遠因の一つとなります。

それは何故かというとインシュリンには細胞を増殖させる働きがあるためです。

そしてその働きはガン細胞にも及びます。

 つまり、インシュリンが多すぎると普通の細胞の他にガン細胞の増殖まで行ってしまうということです。

反応性低血糖症

 最後にこれは私が以前書いた記事で起きていた症状ですね。

 血糖値の急激なアップダウンのためにインスリンが遅れて過剰に分泌されるために起こる症状です。

詳しくは過去記事を見てみてください。

私も昔を思い出して書いていましたが、恐怖そのものです。

血糖値スパイクの予防方法

 では、血糖値スパイクを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。

これは糖化の予防方法と全く同じです。

ポイントは血糖値。

これをゆっくりと上昇させるように意識すればいいだけです。

以下は糖化の記事のコピペです。

全く同じことしか書いてないので、糖化の記事を読んだ方は飛ばしていただいて結構です。

  1. 糖質制限をする
  2. 野菜を先にとる
  3. GI値の低いものをとる
  4. 食後に軽い運動

1番の糖質制限をする、は一番効果があります。

 糖を摂らなければ血糖値が上がりようがないので、糖質制限をすれば血糖値スパイクが起きないのは当然ですが、やはり一番効果的です。

2~4番は糖質制限をしない場合の注意点です。

 まずはいわゆるベジタブルファーストと呼ばれるもので、食事の順番に気を付けましょう、というものです。

野菜を先にとることで食物繊維が糖質より先に体に入ります。

その食物繊維が糖質の吸収を穏やかにしてくれます。

次にGI値の低いものを選んで食べる。GI値は糖質制限とは関係がないと以前お話ししましたが、糖質を摂る場合はかなり気にしておいた方がいい数値です。

これの高い低いだけで糖化はもちろん、太りやすい太りにくいという話まで変わってきます。

 最後に食後に軽い運動をすると血糖値が上がりにくくなるという研究結果が出ています。

 ですのであくまで軽くでいいので、食後に運動を取り入れてみてください。

これらのことを行えば血糖値スパイクはかなりましになるはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

急激な糖質の摂りすぎによって起こってしまう血糖値スパイク。

冒頭でも書いたように血糖値スパイクと糖化はかなり密接な関係にあると思います。

 血糖値スパイクが防げれば糖化もかなり緩やかになるのではないかと。

どちらの症状も何が怖いかというとそれそのものは他の症状の遠因程度にしかならないということです。

 直接的な原因にはならないですし、軽視されている医師の方も多いのではないかと思います。

 また、血糖値スパイクは健康診断などでは発覚しにくく、またスパイクが起きたからといっていきなり倒れたりするわけではないのでかなり注意しないと自身も周りも見抜けません。

 まあ、はっきり言えることはとりあえず糖質制限しましょうってことですかね(笑)

皆さんの食生活が幸せなものでありますように。

本日もご覧いただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

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