【眼鏡を探しているのではありません】~糖尿病とうつ病~【落ち込んでいるのです】

こんにちは。

 

今回は糖尿病とうつ病についてのお話です。

 

 現代社会は何かとストレスまみれで糖尿病の人もそうでない人も精神的に大変・・・・・・なのですが、実は糖尿病患者はそうでない人と比べ、うつ病になりやすいと言われています。

 

 

 それに加えて、うつ病と糖尿病は歯周病と同じくループし、悪循環を引き起こすとも言われています。

 

 

 どちらかを止めて悪循環をどこかで止めないと終わりが見えないのでとても危険です。

 

 

 今日も少しだけお付き合いください。

 

糖尿病患者がうつになるリスク


 これは海外でのデータですが、糖尿病患者がうつ病にかかるリスクというのは約15%高いと言われています。

 

 なんだ15%高い程度か…そこまで心配いらないな‥‥

 

と思うかもしれませんが、糖尿病患者だけに絞った場合、糖尿病患者全体のうちうつ病を発症する率は10人に1人というと結構リスク高そうではありませんか?

 

 そしてもっと大事なのが、うつ病から糖尿病を併発するリスク、こちらの方がもっと深刻なのです。

 

 なんとうつ病患者が糖尿病を発症する確率…

 

これはなんとうつ病でない人と比べて60%ほども高いと言われています。

 

 糖尿病患者全体でのうつ病患者は約3割というまた別のデータもあります。

 

 糖尿病とうつ病はとても関係が深く、切り離せない病気なのです。

 

糖尿病とうつ病の双方向性

 糖尿病とうつ病はともにそれぞれからの発症リスクは違えど、お互いのリスクを高めあってしまいます。

 

 それだけならまだいい? のですが、困ったことにそれぞれを深刻化させあってしまうことにもなりえます。

 

 糖尿病からうつ病、あるいはうつ病から糖尿病を発症。

 

 そしてまた後にかかった病気が先にかかっていた病気を深刻化させ、またそれがもう一方の病気を…と歯周病と同じく2つの間で悪循環を起こしてどんどん深刻化していきます。

 

それぞれの原因 

 

では、その原因とは何が上げられるのでしょう。

 

糖尿病患者がうつ病を発症する場合

糖尿病患者がうつ病を発症する場合、

 

  • 糖尿病になったこと自体へのストレス
  • 日々の食生活へのストレス
  • 周りからの評価などへのストレス
  • 未来への不安からのストレス

 

などが上げられます。

 

 まず、糖尿病になること自体へのストレスですが、ある日医師から

あなたは糖尿病です


そう言われて

 

あ、はい、そうですか
ぶたくん
ぶたくん


 

となる人はなかなかいないでしょう。

 

 2型糖尿病の場合、原因として肥満が9割を占めますがやはり知識がない人の場合”今まで大丈夫だった”という経験がなかなかそれを受け入れてくれないこともありますし、単純に自分が病気にかかったということ自体を否定して受け入れたくない方もいます。

 

 次の食生活へのストレスは言わずもがなで、標準治療であってもカロリー制限をしなさいと言われ、大体の場合味気なく面白味のない食事を管理栄養士から指導されますし、糖質制限であっても米、パン、麺などは制限されます。

 

以前に日ごろから少しずつでも糖質を抑えることを意識して好きなものを我慢するか、糖尿病になってから食べれなくなるのとどちらがマシですか?という記事を書きましたが、まさにこれがそれです。

 

 糖尿病になればその時に後悔してももう好き勝手な食生活は基本戻れません。

 

それはすごいストレスだと思うんですよね…

 

 そして周りの評価

理解のない人がまわりに多くいる場合はこれはかなり困ったことになります。

 特に肥満などでない原因、妊娠糖尿病やステロイド薬の副作用などで糖尿病になっても、

 

 糖尿病 = 生活習慣病 = だらしない人がなるもの

 

というイメージが世間には一部どうしてもありますから、糖尿病をネタにいわれのないレッテル貼りをされることもまたストレスになります。

あなたに何がわかるの!? って気持ちですね。

 

そして未来へのストレス

これも困ります、未来なんて見えませんもんね(;´・ω・)

 

ただ、糖尿病になると怖いことばかり言われますし、基本的にネガティブ情報にばかりフォーカスしてみてしまいます。

 

 もちろんポジティブ、というわけではありませんが、糖質制限などで血糖コントロールをしっかりと行うことが出来れば通常よほどのことがない限りは大丈夫ですが、やはり巡り合わせというか、いい医師に出会わなければ標準治療ばかり行われ、血糖コントロールが良好にならず、悪いことばかり考えてしまうようになります。

 

 やはり成果が目に見える形で出てこないと人間なかなかやる気になりませんもんね…(-_-;)

 

こういった要因が日ごろのストレスと積み重なり、最後にうつになってしまうと考えられるのです。

 

うつ病患者が糖尿病を発症する場合

 次にうつ病患者が糖尿病を発症する場合ですが、

 

  • うつ病になることで活動量が低下する
  • 食への興味、体重の増減への興味の低下
  • 血糖値を上げるホルモンの分泌量が増える

 

こういった原因が上げられています。

 

 活動量の低下は一番の原因です。

 

 単純な日常生活の活動量が減るだけでも消費カロリーが減りますからその分太りやすくなりますし、動かなければ筋肉もどんどん落ちていきます。

 ひどいときは一日ベッドから動かないときなどもありますから、これはもう疑似的な寝たきり状態です。

 一日だけとかならまだいいのですが、これが2日、3日、一週間と続いていくととても深刻な問題になっていきます。

 

 次に食への興味、体重の増減への興味の低下。

 

 これはもうなんでも口に入ればいいや…みたいなことです。

 

一人暮らしの場合、なにをするのも面倒でやる気が出ませんから、出来るだけ早くて単純にお腹を満たせるものが一番になります。

つまり、インスタント食品や冷凍食品などですね。

 

  もちろん栄養は偏りますし、炭水化物ばかりのことがほとんどですから糖質過多状態にも陥ります。

 

 ただ、本人にはどうでもいいことになってしまいますから注意など払いませんし、「ダメだなあ…」と思っていてもそれ以上何かを起こす気にもなりません

 

 体重に関しても同様。これは体形や身だしなみ、などと言い換えてもいいでしょう。

お腹が出た、太った、あるいは身だしなみなどもそう。

ひげが生えている、髪がセットされていない、どうでもいいです。

何日お風呂入ってないかなあ…とか、そんなことまで気にしなくなります。

 

 そういった身の回り諸々に対して興味がなくなることでどんどん自堕落な感じの生活になっていきます。

 

えらく具体的だなあ、と思ったかもしれませんが、実は私うつ病経験者なんですよね(^_^;)

なのでイメージで語ってるわけでもなんでもなくて実際私がこうだったという体験談が混じっています(笑)

 

 

そして最後のホルモン

これは以前に取り上げたストレスホルモンなどが影響してきます。

 

 ストレス過多の生活を送っているとグルカゴンやノルアドレナリンなどのストレスホルモンが分泌されることで血糖値が必要もないのに上がってしまい、糖尿病リスクを助長してしまいます。

 

 まとめると、まずうつ病にかかることで基本的なやる気がなくなります。

 

 やる気がなくなると必要最低限のことしかしなくなりますから、必然的に運動量も下がり、食事も出来るだけ簡単なインスタント食品に頼ることになります。

 そしてストレスを感じやすくなっていることでストレスホルモンによって血糖値がさらに上がります。

 

 

 そして糖尿病が発覚すると、さらにストレスがたまりうつ病が加速し、糖尿病も加速し…と最後は両方にかかったまま手の付けられない状態になります。 

 

対処方法は?

では、どのように対処すればいいのか?

という問いに繋がるかと思いますが、

 

どちらの人にも言えることは

  • 悪いことばかり考えない
  • 起きた出来事は出来事としてだけ受け入れる
  • 出来るだけ周りに相談する
  • 完璧を求めすぎない

などが有効かなと思います。

 

これは精神的な問題ですから正解はありません。

 

ただ、うつになった経験から自分がうつになった経緯とその時色々調べたことなどからのアドバイスになります。

 

 ぶっちゃけうつ病って気分次第の病気です。

 

 こう書くと怒られそうですが、具体的な話をすればうつ病って症状としてはやる気がなくなる、これがほぼ全てです。

 

 で、それはなぜかというと脳内のセロトニンなどのホルモン分泌が上手くできなくなることで起きます。

 

 で、さらになんでホルモン分泌のバランスが崩れるのっていうと、ストレス溜め込みすぎるからで、ストレス溜め込み過ぎるのってなんでなの?ってなると、結局最後は本人の受け止め方の問題が全てになるのです。

 

 人間の性格分類でタイプA、タイプBという分類がありますが圧倒的にタイプAの人の方がうつ病にかかりやすいと言われています。

 タイプAの方は仕事に熱心で真面目、投げられた仕事は真っ当するし、他人にも過度な期待をしがち。

 要するに

なんでもかんでも重く受け止めて、

 

責任感バリバリで、

 

人にも勝手な期待して落ちこんで、

 

トラブルがあったら引きずりまくる

 

そんな人はうつにかかりやすいのです。

まあ、ほぼ私です笑笑

 

 なのでうつ病になるならないというのはどれだけ軽く事実を受け止めてやるべきことを淡々とこなせるように意識するしかないのかなあ…と思います。

 

 私も結構頑張って適当にやるようにしていますがまだまだ上手く行ってません。

ちなみに☝️こういう思考がダメです笑笑

書いてて気づきました笑笑

 

まだまだ上手くいってない、ではなく完璧ではないですが以前よりは多少上手くやれています、というように成果に目を向けて行きましょう😅

 

まとめ

 今日はうつ病と糖尿病のお話でした。

 

 うつ病の何が困るってそ精神的なものであるために改善が目に見えないこと、こうすれば治りますよといった確実な治療法が存在しないことなんですよね(´・ω・`)

 

 

 歯周病なら口腔ケアをしっかり行えばOKです、もちろん患者本人のやる気次第なところもあるのですが、やり方は確実で確立されています。

 

 自分も他人も歯周ポケットの掃除や歯間ブラシ、フロスの使用、歯石の除去などを行えばほぼ確実に歯周病は改善していきますよね。

 

 それに最悪自分が手抜きしても歯医者に丸投げしてしまうことも可能と言えば可能です。

 

 ただ、うつ病にこれといった正解の治療法は存在しません。

 

 うつ病と診断されること自体も稀ですし、うつか体調不良などによる一時的な気分の落ち込みか本人自身がまず判断がついていないことがとても多くあります。

 

 もちろん投薬治療をはじめとして方法論はいくつか確立されていますが、100%治りますと言った話はとんと聞きません。

 

 それは先ほども書いた通り結局自分の受け止め方、考え方が根本にあり、自分を責め続けたり、終わったことをいつまでもひきずって思い出してはいらないストレスを抱え込んだりする性格や考え方を改善しないと一旦治ってもまた何かの拍子にうつになってしまいます。

 

 糖尿病ではなくうつ病がメインのお話になってしまいましたが、今度うつ病にならないための考え方、なんて記事も書ければなあと思います。

 

うつもだいぶ厄介なのでメンタルケアはしっかりして行きたいですね。

 

最後に、今回言っているうつ病はメランコリー型についてのものです。

季節型、妊娠型などはまた別ですので、一応お断りしておきます。

 

皆さんが健康でありますように。

 

本日もご覧頂きありがとうございました。

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

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