【遺伝子検査をしてみよう】糖尿病の原因、インスリン抵抗性とは?

こんにちは。

 

今日は糖尿病になる主な原因の一つであるインスリン抵抗性についてお話ししていきたいと思います。

 

短いのでさらっと読めますから、少しだけお付き合いください。

 

インスリンって?

 まず、基本的なこととしてインスリンとは何か、というところをおさらいしていきたいと思います。

 

 インスリンというのは、すい臓から作られるホルモンの一種です。

 

 インスリンの役割は様々ですが、血の中にある糖(グルコース)を抜き出して体の中に取り込ませることが一番大事な仕事です。

 取り込まれた糖は分解され、エネルギーとなって私たちの活動のもとになります。

 

 インスリンが血の中にある糖を取り込んでくれるおかげで糖をうまく活用することができ、なおかつ血糖値が高いままでいることもありません。

 

 インスリンが上手に働いてくれているということはとてもありがたいことなのです。

 

インスリン抵抗性について

 ですが、色々な理由でインスリンの量が減ってしまう、あるいはインスリンは働いているのに血糖値が下がらないということが起きてしまいます。

 

これを

 

「インスリン抵抗性が上がる」

 

といい、それぞれの原因を「インスリン分泌能の低下」「インスリン感受性の低下」と呼びます。

 

 働く従業員が減る、もしくは従業員の労働効率が悪くなっていると思ってもらえればOKです。

 

原因と対策

インスリン抵抗性が上がる原因はいくつかありますが、

  1. 遺伝
  2. 肥満
  3. 運動不足
  4. 高脂肪食
  5. ストレス
  6. 妊娠
  7. ステロイドなどの副作用

などがよく指摘されています。

 

 糖尿病患者の9割は2型糖尿病でその多くの原因は生活習慣にありますから、肥満、運動不足が大きな原因ともいえます。

 

そしてその改善方法ですが、

  1. 減量
  2. 運動
  3. 食事改善
  4. ストレス解消
  5. 投薬治療

などが上げられています、そのままですね(笑)

 

 事実、肥満の方の肥満細胞の酸化を抑制したり、食後の運動によってインスリン抵抗性が改善したという報告はありますから、絶対に治せないものではありません。

 もちろん他の原因によってインスリン抵抗性が上がっていた場合は別ですが。

 

私たち自身が気を付ける3大注意事項

 この中で特に気を付けたいの3つ。

すなわち

  • 肥満
  • 運動不足
  • ストレス

です。

 

  • 肥満が過ぎると悪玉脂肪細胞がインスリン抵抗性を上げます。
  • 運動をしないとエネルギーの消費が上がりません。
  • ストレスをためるとストレスホルモンの働きでインスリン抵抗性が上がってしまいます。

 

ほとんどが自己管理できるものです。

遺伝に関してはどうしようもありませんので、医者に頼るほかないでしょう。

 

 では、医者に頼らず、自分たちでできることとしては何が考えられるでしょうか?

 

 私の考えはとてもシンプルです。

 

  • 暴飲暴食を控える
  • 集中して甘いものを食べすぎない
  • 運動は軽くでもいいからする
  • ストレスをためず、またためてもすぐに発散するようにする

 

 わかりきっていることかもしれませんが、投薬以外のほとんどのことは自分で少し意識すればだれでもできることです。

 

 運動といっても中等度の強度(ややきついと感じるくらい)の有酸素運動です。

 15~30分程度のウォーキングやジョギング、あるいは軽い水泳程度でもインスリン抵抗性は改善されます。

 

 もし、もっと運動をしっかりしたかったり、ストレス発散にはお金が少しはかかりますが、一番大事な暴飲暴食は控えることはできると思います。

 

糖質制限をするとかなり楽に

 さて、そこで糖質制限の登場です。

糖質制限をするとインスリンのことをそこまで気にする必要がなくなります。

 

 その理由は単純明快でと血糖値がほとんど上がらなくなるからです。

 

 血糖値が上がらなければ必要とされるインスリンの量もぐっと減ります。

ちなみにインスリンの分泌量が0になるということはありません。

インスリンのお仕事はまだまだ他にもあるためです。

 

 ただ、血糖を下げる仕事がほとんどなくなりますので、インスリンの働きが悪い、あるいはインスリンの量が少ない方でもはるかに生活を楽に送ることはできるようになります。

 

 もし、あなたがインスリン抵抗性が上がったということであれば生活習慣の見直しもとても大事ですが、糖質制限食を導入してみることも併せてお勧めしてきたいと思います。

 

まとめ

 もっと深く掘り下げるととても長くなりますので、一旦はここまで。

 

今度は脂肪細胞についてのお話などもしていきたいと思います。

 

 インスリンの他の働きですが、

  • たんぱく質合成の促進
  • コラーゲンの合成促進
  • 糖新生の抑制
  • 脂肪の合成促進

などなど本当にものすごくたくさんです。

 

 ですので、感受性が悪くなっている方ではなく、分泌量が減っている方は投薬治療か糖質制限をお勧めします。

 

 自分で出来ることは多いので、なんとか自己管理できるといいですね。

 

皆さんが健康でありますように。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

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