こんにちは。
今日はダーティーケトというものについてお話していこうと思います。
ダーティーケトとは訳すと「汚いケト」あるいは「不正なケト」とも訳せます。
よくよく知ればうまく活用できるものですから覚えておいて損はないので知っておきましょう。
ダーティーケトとは
で、ダーティーケトって何をどうすることなのッてことなんですが、
簡単に言えば、

という考え方のもとに、糖質制限の基本である
- 脂肪分60~75%
- たんぱく質15~30%
- 炭水化物5~10%
この栄養素配分のみを意識して、他には特に制限は設けない、というものです。
簡単に言えば
- バンズを抜いたハンバーガー
- シャリを抜いたお寿司
等を食べたりします。
また、脂質の質を気にせずに
- オリーブオイルを使わず、生クリームやマーガリンなどを使う
- 肉を食べる場合も自炊せず、ソーセージやハムなどの加工食品を多用する
とこんな感じで
とりあえず糖質抑えて脂質摂ってればいいんでしょ?
というスタンスでやるかなり雑、というか手抜き感の強い糖質制限です。
結構否定的な意見が多いのですが、正直個人的には一概には否定せずメリットデメリットはあると考えているので、それらをご紹介していきたいと思います。
ダーティーケトのメリット
ダーティーケトは基本的に否定されることの多い糖質制限です。
紹介しているところでは糖質制限の亜種という言い方もしています。
糖質制限は糖質制限だろーがと思っているのですが、それはさておきダーティーケトのメリットは3つ。
- 楽、取り組みやすい
- ジャンクフードが食べれる
- ストレスが減る
この3つかなと思います。
メリット1 楽、取り組みやすい
単純に食べられるものの範囲が増え、なおかつジャンクフードや加工食品なども食べてもOKというスタンスなので、通常の糖質制限だけより楽です。
それに、初めて糖質制限をされる方が失敗する理由の一つにガチガチに縛られた食事制限というイメージからのストレスでやめてしまう方もいます。
ですので、
糖質を制限する食生活ってどうなの?
というやり始めの感覚をつかむのにも役立つのではないかと思います。
メリット2 ジャンクフードが食べれる
これは食べろと言っている意味ではないので十分注意してくださいね(^_^;)
食べれるといっても、もちろん丸々ではありません。
先ほども紹介したハンバーガーからバンズを抜いたものだったり、お寿司からシャリを抜いたものだったりはOKなので雰囲気を味わう程度には食べることが出来ます。
個人的には非効率極まりねーなとしか思っていませんが、まだジャンクフードへの未練が断ち切れていない時の一時しのぎとしてはないこともない手なのかなと思います。
メリット3 ストレスが減る
食べれるものが増えるということでこれもまた単純に食べるものに頭を悩ます時間が減ります。
最悪、コンビニなどでのホットスナックで軽くジャンクな欲望を押さえたりすることも出来るので、よほどのことがない限りストレスで頭が爆発しそうになることはないと思います。
それに自炊をする時間も節約することが出来ますので、自炊が苦手だったり単に時間がない人にも自炊のストレスが減るというメリットになりますね。
ダーティーケトのデメリット
さて、メリットはこんなところですが、デメリットももちろんあります。
というより、世間一般ではこちらのデメリットを強調されていることが多いですね。
個人的にはしっかりとメリットデメリットを理解して活用すればいいだけなのになと思います。
デメリット1 お金がかかる
さて、第一のデメリットはお金がかかること。
ダーティーケトって簡単で楽な手段に大体は落ち着くわけですから、その手段ってたいていは外食なわけです。
ほぼ外食オンリーになってしまえばお金は?・・・かかりますよね。
ということで、ダーティーケトをする場合はまずは財布の中身もしっかりと確認しておいた方がいいでしょう。
デメリット2 糖質制限自体が成功しない可能性がある
第二のデメリットは糖質制限自体が成功しない可能性。

と思うかもしれませんが、簡単に言えばダーティーケトはいいとして、
その食べるものの糖質をちゃんと理解していますか?
ということ。
バンズを抜いたハンバーガー?
いいと思います。
ですが、ハンバーガーのそれぞれの他の具材に糖質がどれくらい含まれているかきちんと理解してますか?
そのハンバーガーのパティはどれくらいのつなぎが使われているのでしょう、水あめや増粘多糖類は含まれていませんか?
公式サイトなどできちんと確認しましたか?本当に大丈夫ですか?
ソーセージなどについても原材料はきちんと見ましたか?
あなたの食べる量は糖質どれくらいかきちんと計算していますか?
有り体に言えば商品名とかものの雰囲気で判断して適当な食生活になっていないかということ。
糖質制限をしているつもりダイエットになっていないかということですね。
気を抜くとジャンクフードや加工品は食べすぎるので糖質オーバーになることも珍しくありませんよ。
デメリット3 質的栄養失調になる可能性がある
さて3つ目。
これは質的栄養失調ですね。
質的栄養失調については以前記事にもしました。
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質的栄養失調を一言でいうと「ビタミン、ミネラル足りてないよ」という感じ。
脂質やたんぱく質などのエネルギー源や体の材料は取り入れていても、肝心の運用を助ける栄養が足りていないと意味をなさなくなります。
ジャンクフードや加工食品にビタミンやミネラルは期待できません。
というかそんなものまで求めだしたら普通に酷な話だと思います(笑)
ジャンクフードはあくまで快楽提供装置と思っておいた方がいいですからね。
お菓子と同じで役割が違うものに期待をしてはいけません。
そのあたりは自己管理になりますが、ジャンクフードでお腹いっぱいに満たされるとそんなことも考えなくなるので、徐々に大事な栄養が足りなくなる危険があるのです。
結局ダーティーケトってどうしたらいいの?
メリットとデメリットをご紹介したところで、皆さんこう思うはずです。
結局どうしたらいいの?
って。
私の結論としては、
都合よく取り入れてしまえばいい
となります。
よほどしっかりした人でない限り、長い間糖質制限をしていれば食生活が乱れることもあるでしょう。
忙しかったり、なんとなく飽きたり。
そんな時に糖質制限ではあるけどちょっとジャンクなダーティーケトって役に立つと思うんですよね。
例えばコンビニのホットメニュー。
ジャンボフランクやチキンステーキ、あるいは塩焼き鳥など、コンビニで売っているものですから、ちゃんとしたお店で食べるものよりはおそらく不健康なものではあるでしょう。
ただ、一時的な自炊のお休みだったり、ジャンクな雰囲気を楽しむためなら全然ありだと思います。
それに、初めて糖質制限をする方もダーティーケトをうまく取り入れて始めれば、お金はかかるでしょうがストレスは緩和されるので続けやすいとも思うのです。
ただ、延々とダーティーケトをするのは勧められません。
あくまでチートデイのように一時的な緊急避難だったり、初心者向け教材のように慣れれば離れるものだと言うことは忘れないようにしておきましょう。
まとめ
ダーティーとか、汚れてるとか汚いと言うとかなりイメージ悪いなあと思います💦
たしかに体にはよくなく、長く続けるものではないですが、要は使い方。
お菓子をやめられない人のように、
甘いものをやめられない人のように、
ダーティーケト一色に染まるようなやり方はおすすめしません。
ただ、活用の仕方次第で糖質制限の助けになることも事実だと思います。
完璧な食事はなかなか難しいですからね。
と言うことで今日はここまで。
皆さんの糖質制限がうまくいきますように。
本日もご覧頂きありがとうございました。