こんにちは。
今日はコロナウィルスに対しての予防効果があると謳う商品が大量にあり、消費者庁が警告、修正を促している話です。
現在コロナウィルスに対してはどこの国も不要不急の外出を控えるように国民に促し、大幅な感染拡大を防ぐために悪戦苦闘しています。
ただ、それに乗じて根拠のない物言いで商品を売り付けようと考える不届きものもたくさんいるようで、、、
消費者庁はそれら業者に対して修正をするよう改善を求めています。
3つの分野で根拠のない表示
消費者庁が警告の対象としている製品は、次の3つの分野です。
ソースはこちらから。
3月27日消費者庁ニュースリリース
https://www.caa.go.jp/notice/assets/200327_1100_representation_cms214_01.pdf
今回対象の商品は
- 健康食品 38製品
- アロマオイル 2製品
- 光触媒スプレー 1製品
これら計41種類
これらの製品は、次のような表示で、新型コロナウイルスへの有効性を訴えていました。
健康食品
- コロナウイルスの感染予防には、免疫力強化に即効性のあるビタミンC、ビタミンDサプリメントの摂取がお勧め
- 新型コロナウイルス感染症対策&免疫力アップにオリーブ葉エキスが有効!
- 深海サメの肝油に含まれているアルキルグリセロールという成分が、新型コロナウイルスによる人体の免疫力破壊に対抗できる
- マスク入手が困難な今、マヌカハニーの力が、感染症からあなたを守る!
- 新型コロナウイルス感染防止策に青汁
- 新型コロナウイルスが世界各地で確認、松種子エキスの抗ウイルス作用
- 新型肺炎コロナウイルスの予防にはたんぽぽ茶
- 緑茶に含まれるカテキン類が新型コロナウイルスに効果的
- 新型コロナウイルス対策に「あおさ海苔」
- 新型コロナウイルス肺炎対策に、肺炎の改善に関する特許を取得した乳酸菌
- ウコンで新型コロナウイルス対策
- 水素水・水素サプリ、新型コロナウイルスを水素で体内から駆逐することは可能
赤い字の部分は、健康食品の種別や製品名です。
ビタミン、肝油、青汁、あおさ、乳酸菌に水素水まで幅広い商品がコロナウィルスの感染予防に効果的だそうです。
いやー、すごい(笑)
笑っちゃいけませんが笑っちゃいます。
これ全部使えば無敵ですね笑
次に紹介するアロマオイル、光触媒スプレーはもっとすごいです(^_^;)
アロマオイル
アロマオイルは2種。
- 新型肺炎対策用ブレンド精油、体内に入り込む前に精油を使って防御
- 非常に強力な抗菌、免疫賦活の特質の精油を配合、新型コロナウイルス(COVID-19)の予防対策用ブレンド精油。ラビィンツァラ、タイム、スターアニス、ジンジャー、シナモンカシア他12 種類の精油をブレンド。
なんとこちらのアロマオイル(精油)は、コロナウィルス用に特別なブレンドをくうぇたもので、使うとアロマオイルがコロナウィルスから防御してくれるようです、マジか、、、
ちょっと自分で言ってて意味が分かりません(^◇^;)
アロマオイルは肌に塗ると肺にまで染み渡るのかな?
怖えよwww
光触媒スプレー
最後にこれ。
- 新型コロナウイルス、脅威のウイルス対策に、光触媒により菌やウイルスの根本となるDNAを破壊し不活化、光触媒でウイルス不活化全身ガード!
一応突っ込んでおきますが、新型コロナウイルスを含むコロナウイルスの遺伝子は「DNA」ではなく「RNA」です。
存在しないDNAをどうやって破壊するんでしょうか笑
違いを説明しろと言っても多分この業者には全くわからないでしょう。
機能表示のレベルなんてこんなもんです。
前回にも同じようなことが、、、何回繰り返すのか
ちなみに消費者庁は3月10日にも同じことをしています。
https://www.caa.go.jp/notice/assets/200310_1100_representation_cms214_01.pdf
消費者庁によれば、この時摘発された上記の46製品の表示は、すべて改善されました。
ただ、コロナウィルスは長期化すると予想されますから、こういった怪しげな表現をする商品は後を絶たないことでしょう。
国は厳罰必死の法整備を整えるべきかなとおもいます。
本当に効果あればとっくにコロナ終わってるよねって話
常識的に考えればわかると思いますが、そんなに効果的なものがあればとっくにコロナ不安なんて収まってます。
って言うか国が放っとかないでしょ( ̄▽ ̄;)
そんな画期的な商品があればその企業は世界的な飛躍間違いなしでしょうね。
コロナの対策はマスク、手洗い、うがい、三密を避ける。
地味でいて面倒くさいですが、これがなにより効果的でコストもかかりません。
絶対外に出てはいけないとは思いませんが最低この程度の対策はとっていきましょう。
まとめ
もし、この中で本当に効果があるかも知れないと思うのはビタミンCとD。
山本義徳さんがシェアしていましたが、国際オーソモレキュラー医学会において重症患者にビタミンCを大量投与したところ、症状の改善が見られたとのこと。
ただ、これもまだサンプルも少なくきちんとした実験を行ったわけではありませんので効果があると断言することはまだ出来ません。
ビタミンDについても元々インフルエンザ対策に有効であることは事実ですので、摂取することに意味がないとは思えません。
ただ、これも憶測の範囲。
特効薬やきちんとした対策が確立されるまでは不要な接触を避けるなどの基本的な行動が何よりの対策になります。
心していきましょう。