こんにちは。
今日は糖質制限と摂食障害について。
過食症や拒食症と呼ばれる摂食障害。
一度はまると中々抜け出せないものですが、糖質制限が原因でなることはあるのでしょうか?
糖質制限で摂食障害になるのか?
糖質制限で摂食障害になるのか?
これは明確にNO、といいたいところですが、厳密に言えばYESもあり得ます。
というのも、糖質制限をすることによって何かしらの脳への変化、あるいはダメージが発生し摂食障害になるということはありえません。
なので、糖質制限が直接的な原因となって摂食障害になるということは脳科学的にあり得ないことなんでNOと言えます。
ただし、摂食障害自体を持っている、あるいは摂食障害になりそうな人が糖質制限をすると摂食障害を誘発してしまう可能性はあります。
ですので、厳密にはYESもあり得るといったわけです。
摂食障害は心の疾患
そもそも摂食障害というのは躁うつ病のように、心の疾患です。
何かを食べたからなるとかならないとは少し性質自体がちがうものなのです。
- 食欲がコントロールできない
- 食べない反動でむちゃ食いして吐く
- 過食に激しい罪悪感を抱き、憂うつになる
こういった普通に考えれば誰にでも多少は起こるようなことが過剰に起きてしまう。
我慢していたものを一度食べだすと止まらなくなる、そのせいでありえない量を食べてしまう、それを解消するために吐く、吐いてプラマイゼロになった気になってまたやってしまう。
こういった我慢と反動の繰り返しの連続をわかっていても止められないのが摂食障害です。
糖質制限自体には摂食障害を引き起こす科学的な要因は見受けられませんが、摂食障害の人は気をつけなければなりません。
摂食障害持ちの人はダイエットは慎重に
摂食障害持ち、あるいは過去にそうなったりなるかもという人は糖質制限だけではなくダイエットそのものに慎重にならなければなりません。
それは糖質制限だけでなく、ファスティングダイエットや酵素ダイエットなどほぼ全てのダイエットにいえることです。
これらは一見全く違うように見えますが、たった一つ明確でわかりやすい共通点があります。
それは
何かを一定期間我慢すること
です。
そりゃそうだと言われますが、それ故にダイエットを起点とした拒食症、過食症は本人が気を付けていないと防ぐことはなかなか難しいのです。
摂食障害の治し方はここでは割愛しますが、正しい知識を手に入れて自分を客観的に見ること、これを意識することで摂食障害は多少なり軽減することは可能です。
まとめ
ドカ食い、爆食い、キレ食い…
誰にでもあることで、多くの人は経験したことはあると思います。
ただ、それ故に摂食障害との境目があいまいで繰り返しているうちにいつの間にかそうなってしまうということもあり得ると思います。
ポイントは罪悪感の強さ、憂鬱感の強さ、吐くまでして食べたものをなくそうとするかどうかというところでしょう。
食べたことで「なぜ食べてしまうんだ」「なぜ食べることを止まられないんだ」と自分を激しく責め、なかったことにしようとトイレに駆け込みだしていたらあなたは少し重症かもしれません。
ダイエットは自分の理想の体型に少しでも近づくためにやるものですが、健康を損なった理想の体型はあなたの本当に欲しいものでしょうか?
もし、あなたが摂食障害になりかけているかもと思ったらこのことを問いかけてみてください。
といったところで今日はここまで。
本日もご覧いただきありがとうございました。