こんにちは。
色々と糖質制限に対する批判への反論記事などを書いてきましたが、
いったん私が目にした、あるいは記事にした批判と反論をまとめてみようかなと思います。
総集編のような感じですね(笑)
さっそく見ていきましょう。
批判1 脳は糖しかエネルギーにできないから危険
おそらく一番最初に言われた批判ではないでしょうか。
これは昔の炭水化物全盛期の時代を生き抜いてきた炭水化物信者の医者が言い出したのだろうと思います。
最初に言い出した人が誰かは知りませんが、京都大学大学院の森谷敏夫教授はいまだにこれを言い続けています。
森谷教授曰く
「脳は100%糖質しかエネルギー源にできない」
ということだそう。
もちろんこれは真っ赤な嘘。
脳が糖質しかエネルギー源にできないのであればほんの少しの間絶食していれば人間は死んでしまいますし、そのほかの生き物も全て死に絶えてしまうことでしょう。
自然界では2,3日何も食べれないことなど日常茶飯事ですから。
前にも言いましたが、人間の場合体の中に蓄えて置ける糖質(グリコーゲン)はカロリーにして800~1200kcal。
一日絶食すれば無くなってしまいます。
…自然界から生き物が絶滅しそうですね(笑)
ちなみにですが赤血球などの本当に糖質しか使えないものの糖質は糖新生といって体の中で勝手に作られます。
その作られた糖質で簡単に必要量はカバーすることが出来るのです。
また、森谷教授は
「チンパンジーは一日の90%を糖質で摂っているため、糖質食が類人猿にとって当たり前の食事である」
という主張もしているそうですが、
祖先は同じですが、チンパンジーと人間の基礎代謝や筋肉量、チンパンジーの一日の摂取カロリーなどの違いは計算に入れていないようで、チンパンジーが糖質90%でオーバーカロリーになった時のことは何も考えていないようです(^_^;)
チンパンジーってどの個体でも平均して一生を通じて体脂肪率が10%を切っているんですよね…
つまりチンパンジーほぼ全員が私たち人間で言うところのトップアスリートと同じだけの筋肉量と代謝を必要としているということ。
その消費カロリーと野生の果実からとれるカロリーを考えればチンパンジーと人間を比べることの無意味さが簡単にわかりそうなものですが、そうではないようです。とても残念ですね。
ちなみに森谷教授は知らないようですが、今では飼育されているチンパンジーの肥満もアメリカでは問題になっているんですよね…
チンパンジーだって食べすぎれば太るんですよ…
話を戻しますと、脳は糖質だけでなくケトン体もエネルギーにすることが出来ます。
ケトン体をエネルギーにするためにはミトコンドリアが必要で、赤血球にはそれがないため糖質しか使えないのです。
対して脳を含むほとんどの細胞や機関にはミトコンドリアがありますので、ケトン体があれば人は生きていくことが出来るのです。
脳が糖質しか使えないというのは真っ赤な嘘、間違いです。
批判2 筋肉が落ちる
これも間違い。
というより思考誘導に近いですね。
端的に言わせてもらえば
運動を伴わないダイエットで筋肉が落ちないダイエットなどありません。
これは人体の仕組みと絶対のもので、これに逆らった現象などは絶対に起きません。
自然界において筋肉とは必要最低量あれば十分なもので、過度に発達した筋肉などは消費カロリーを倍増させ、生命維持を難しくするだけの無用の長物。
体重が落ちれば支えるための筋肉が落ちるのは自然の掟なのです。
ということで
カロリー制限だろうが
脂質制限だろうが
ファスティングダイエットだろうが
単品ダイエットだろうが
体重が落ちれば筋肉も落ちます。
逆に筋肉がつくようなダイエットがあれば教えてください、いや本当に( ̄▽ ̄;)
運動をせずにダイエットをしている場合に必要なのはたんぱく質をしっかりと摂ること。
もっと正確に言えば「アミノ酸を摂ること」とも言えますので、BCAAやEAAなどを摂取することでも補えるでしょう。
批判3 リバウンドしやすい
筋肉が落ちるに付随して言われる批判はリバウンドのリスク。
これも聞くに値しないくだらない思い込みです。
リバウンドするという人が上げる原因は
- 食生活の偏り
- 糖質制限で落ちた体重は水分の分だけ
- 筋肉が落ちているため基礎代謝が下がっている
などです。
まず食生活が肉食に偏るため、普通の食事に戻すときに肉の量がそのままだったりしてコントロールが効かずに太ってしまう、といった理論だった気がしますが、はっきり言えばそんな人は何やったって失敗します。
簡単に言えば自分の食事のコントロールすら満足にできないわけでしょ?
そんな人がカロリー制限とか進めても出来るとおもいますか?
そんな人は糖質制限に限らずどんなダイエットをしても失敗します。
糖質制限云々の前に本人のやる気の問題です。
次に水分量のお話。
炭水化物を抜くと炭水化物が含んでいる水が抜けただけだからすぐにリバウンドするというもの。
これも端的に書きますが、私の場合10キロのダイエットに成功しました。
そしてその体重は糖質を食べるようになっても戻っていません。
…どうゆうことでしょう?
この事実で全て片付けてしまえてしまいますね。
私だけでなく、20キロ、30キロの減量に成功している方はたくさんいて、その人たちの体重の減りは全て水分だったとでもいうのでしょうか?
余りに論拠にとぼしく、それでいて妄想の産物と言わざるを得ません。
確かに炭水化物に水分を蓄える機能があることは確かです。
炭水化物を抜くと水分が減るのも確かです。
でも、それ以上に体重が減っていることについては批判派からは何の説明もありません。
適当な根拠を当て推量にはめ込んでいることが明らかですよね。
筋肉に関しては先ほど書いたので割愛します。
批判4 動脈硬化などのリスク
これについても同じく論拠に乏しい話。
現時点ではリスクがあるとする説とないとする説、どちらともとれる実験が双方にあります。
一方ではリスクがあった、また別の実験ではリスクがなかった、というようにどっちつかずの状態。
ですのでリスクがあるかもしれない・・・くらいならまだしも、動脈硬化が起きてしまう! 危険だ!は単なる思い込み。
ちなみに江部医師はきっぱりと否定しています。
それよりも糖尿病患者と心筋梗塞の関係の方が事実に基づいていてより警戒しなければならない話のはず。
心筋梗塞などは血管が詰まるために起こるものですから、動脈硬化のリスクと同義。
糖質制限で動脈硬化が起こるというのなら、糖質制限をしていて心筋梗塞になったデータもなければおかしいはず。
ですが、それはなく桐山秀樹氏が心筋梗塞で亡くなったことを今でも引き合いに出し、糖質制限のリスクとして語り継いでいるのです。
桐山秀樹氏についてはこちら
まとめ
端的にですが、4つの批判について反論を載せておきました。
まだまだ批判のネタはたくさんあるようで、ネタはまだ尽きていません。
またパート2を作るかもしれないのでその時は見てやってください。
皆さんの糖質制限がうまくいきますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。