こんにちは。
今日は食品の表記の糖質OFFについて気を付けましょうというお話です。
糖質OFFはOFFしてない
最近
「糖質OFF」
とか
「低糖質」
と書かれた食べ物や飲み物を多く見かけるかと思います。
そんな時に
「あ、糖質OFFだ。じゃあ糖質制限中もOKだよね」
と簡単に手をとっていませんか?
一度その手を止めてよく考えた方が絶対にいいです。
その「糖質OFF」「低糖質」と書かれている商品には大体の場合しっかりと糖質が含まれています。
どういうことだと思いますか?
実は糖質OFFって全然OFF出来てないケースが結構あるのです。
パーセントではなく、グラム数でみる
例えばグーグル検索にて「糖質オフ」と検索すると、
おすすめ商品にこんな商品が出てきます。
こちらの商品は大塚食品さんが作っているダイエット用にお米の形に成形したこんにゃくを混ぜ込んだ糖質オフ、カロリーオフを売りにしている商品なのですが、一見すごい糖質制限にもよさげに見えますよね。
150kcalなんてでかでかと書いてある当たりメーカーさんの自身も伺えてきます。
レビューの中にも糖尿病の強い味方! なんて書いてあって「あ、これいいのかな」と思わずポチってしまうかもしれません。
ですが、ちょっと待ちましょう。
この商品の糖質をちゃんとグラム数でしらべましたか?
実はこちらの商品は1パックで糖質は33グラムあります。
スーパー糖質制限であれば1食当たり20グラムなので1発アウト、ゆるめのロカボであっても一日の糖質を80~120グラムに抑えましょうということなので、この商品を食べると他に食べるものがほとんどなくなってしまいます。
他にもこのような商品。
こちらも「低糖質麺」「糖質50%OFF」とはっきりとパッケージに書かれていて、
「焼きそばが低糖質食べれる! やったー!」
と反射的にポチってはいけません。
こちらの商品も糖質は一つ当たり29.8グラム。
パッケージにはっきり書いてあるだけ親切だとは思いますが、これも糖質制限で食べていいかどうかと聞かれれば私なら絶対に食べません。
このようにいくら「糖質OFF」と書かれていようが、「低糖質」と書かれていようが、こんなものははっきり言って言ったもん勝ちです。
10%でも100%でも本来の製品から糖質を減らしていることに間違いはないのですからメーカー側は堂々と「これだけ糖質を減らしましたよ!」と世間に公言出来てしまうのです。
ですので、私たちは商品を買うときに何%減らせたのか、という割合でみるのではなく、あくまでも何グラムの糖質を摂ることになるのか、という意識で商品を選んでいかなければなりません。
こちらが賢くならなければならない
誤解のないように言っておきたいのですが、糖質OFF商品を作っているメーカーさんたちを批判しているわけではありません。
元々の商品の食感や味を出来る限り再現しつつ、どれだけ糖質を減らせるのか、という努力を日々行っているメーカーさんたちには頭が下がります。
そういった努力の中では完全に糖質を0にして、なおかつおいしい商品を作り出しているメーカーさんもいらっしゃいます。
私も自身が進めれる商品を以前にまとめています。
ですが、やはりメーカーさんも糖質制限というものを完全に理解していないのか、それとも商品開発の限界があるのかはわかりませんが、先ほどの商品のように糖質OFF、低糖質をうたいながらも糖質制限では食べられないレベルの糖質が含まれている商品が販売されているのも事実です。
もちろん、先ほどの焼きそばであれば普通の焼きそばよりも糖質は確かに低いですし、半分だけならまだ何とか許容範囲に収まってくれます。
ただ、まるまる一つを食べてしまうともちろん糖質オーバーですので、私たちがやるべきことと言えばメーカーさんの努力をうまく利用して、おいしく糖質制限を続けていくことだと思うのです。
まとめ
だれがこういう方式をやりだしたのかは知りませんが、本当はOFFって書いてたら0と同じ意味にしないといけないと思うんですよね。
だって「OFF」って言葉の意味って「…から離れて」って意味ですから。
だったら、「糖質OFF」ってことは「糖質から離れている」
つまり、0かそれに近いくらい糖質が少ないと言葉として不自然だと思うんですよね。
それが言葉のマジックによって○○%OFF! なんて書かれてしまうと思わずすごい糖質が少なく感じてしまって手に取ってしまうと思うんです。
もちろん商売ですから売れるように色々な手を考えないといけないのはわかっていますが、健康にかかわることはもう少し真摯に取り組んでもらいたいなあ・・・と思っています。
今日は糖質OFFは必ずしも低糖質ではないというお話でした。
皆さんの糖質制限がうまくいきますように。
本日もご覧いただきありがとうございました。