あなたに教えたいの亜鉛の基礎知識

こんにちは。

 

あなたに教えたいミネラルの基礎知識、今日は亜鉛になります。

 

亜鉛とは? 亜鉛の役割は?

 早速ですが、亜鉛とは何かというところですが、500円玉硬化や乾電池に使われているように金属の一種。

 

 そして人間の体の中では様々な役割を持つミネラルとして1.5~3㎎程度存在しています。

 

 たった3㎎程度ではありますが、不足すると味覚障害や脱毛障害、あるいはインスリンの分泌の低下による血糖値の上昇など、あまりうれしくないことばかり起きてしまいますので亜鉛不足は結構深刻な事態になりかねないのでしっかりと摂ることをお勧めします。 

亜鉛の役割

 亜鉛の役割は以下の通り。

  • 酵素の活性化
  • 細胞分裂・新陳代謝 
  • 活性酸素の消去
  • 胎児の健康な成長 
  • 精子の運動量の向上、総精子数の増加
  • 免疫力を高める
  • 味覚細胞の形成
  • 血糖値を下げる
  • 子供の健康な成長
  • 健康な皮膚を保ち、脱毛を防ぐ
  • 子どもの身長の伸び
  • 精神・行動への影響
  • 肝臓の働きを保つ

 

 かなり様々な役割を持っていることがわかるかと思います。

 

 有名なのは味覚に関わっているというところや、後は精子量の増加。

 

 AV男優の方などは基準値の7倍もの亜鉛を摂取しているということで、実際に私自身も亜鉛を含むエビオス錠などを飲んでいたり、糖質制限中はお肉をよく食べますのでその時は明らかに精子量は増えているように感じます。

 

 株式会社ダンテという精液の研究をしている会社によるとやはり亜鉛を多く摂っている男性の精液の量や精子の運動量も多いという研究がされており、妊娠を考えておられるご夫婦などはご主人に亜鉛を多く摂ってもらうことで妊娠の可能性が上げられるかもしれませんし、男性の性力向上にもつながりますので、夫婦生活の改善にも役立つかもしれません。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000029096.html

亜鉛の必要量、が豊富な食材

 一日に必要な亜鉛の量はおよそ6~8㎎、推奨量は8~10㎎程度になります。

 

亜鉛の食事摂取基準量(mg/日)2)
性別 男性 女性
年齢等 推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量 推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量
0~5(月) 2 2
6~11(月) 3 3
1~2(歳) 3 3 3 3
3~5(歳) 3 4 3 4
6~7(歳) 4 5 4 5
8~9(歳) 5 6 5 5
10~11(歳) 6 7 6 7
12~14(歳) 8 9 7 8
15~17(歳) 9 10 6 8
18~29(歳) 8 10 40 6 8 35
30~49(歳) 8 10 45 6 8 35
50~69(歳) 8 10 45 6 8 35
70以上(歳) 8 9 40 6 7 35
妊婦(付加量)   +1 +2
授乳婦(付加量) +3 +3

 

 亜鉛が豊富な食材は

  • 牡蠣(かき)
  • 肉類
  • チーズ
  • ブロッコリー
  • レバー

などがあり、カキに関して言えばその亜鉛含有量は断トツに多く、その他の食材の倍以上の量を含んでいます。

 

 カキは高いし、なかなか手に入らないという方は牛肉やブロッコリー、あるいはレバーなどでも亜鉛を摂取することが出来ます。

 

 また、亜鉛は単独では体内での吸収率が悪く、ビタミンCやクエン酸を多く含む食材を併せて摂る事がお勧めです。

 

 私も含め糖質制限などで肉やチーズなどをよく食べている方は亜鉛不足にはなかなかならないかなと思います。

亜鉛が不足した際の症状

 亜鉛が不足した際の症状は以下の通り。

  • 皮膚炎
  • 口内炎
  • 脱毛症
  • 褥瘡(難治性)
  • 食欲低下
  • 発育障害
  • 性腺機能不全
  • 易感染性
  • 味覚障害
  • 貧血
  • 不妊症

など、役割が多い分症状も多数。

 

 特に味覚障害によって味がよくわからなくなったり、疲労感や食欲不振や、あるいは生殖機能の低下などもあり得ますので、不足には十分な注意が必要です。

 

亜鉛が不足する心配がある人

 亜鉛が不足しがちな人の例を上げるとするならば

  • 偏食家
  • 食べない系のダイエット
  • ファーストフードやコンビニ弁当などを好んで食べる人

などがあげられます。

 

 偏食家の方や食べない系のダイエットばかりをしている人は栄養が偏ったり、あるいは不足したりして亜鉛がすることが考えられます。

 

 ファーストフードやコンビニ弁当を挙げた理由は加工食品が多数入っているためです。

 

 加工食品には

  • リン酸塩(インスタントラーメンなど)
  • ポリリン酸(ハム、チーズなど)
  • フィチン酸(漬物など)
  • グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)

 

といった食品添加物が使われており、これらを多数摂ることによって、亜鉛の吸収が阻害されたり、亜鉛を過剰に体外へ排泄したりします。

亜鉛を過剰摂取した際の症状

亜鉛を摂りすぎた場合の症状は以下の通り。

  • 銅欠乏、低銅血症
  • 吐き気
  • 嘔吐腎障害
  • 免疫障害
  • 上腹部痛
  • 消化管過敏症
  • HDLコレステロールの低下
  • 下痢
  • 前立腺がんリスクの上昇の可能性

 亜鉛を摂りすぎてしまうと銅の吸収が阻害されてしまうことで銅が不足してしまい、低銅血症となります。

 

 低銅血症になると、貧血や白血球の減少、あるいはしびれなどの神経症状が起きてしまうことがあります。

 

 また、アメ リカ国立がん研究所の5万人を対象にした調査によると、1日に100㎎以上の亜鉛を10年以上に渡りサプリメントで摂取している男性に前立腺がんのリスクが高まるという調査結果が出ていたりしています。

 

 そのため、亜鉛をたくさん摂るにしても耐容上限である40㎎前後を目安にしておいた方が体にとっても負担がかからない範囲であるといえるでしょう。

まとめ

 

まとめ

 

 それでは亜鉛のまとめになります。

分類 ミネラル
体の中の役割
  • 酵素の活性化
  • 細胞分裂・新陳代謝 
  • 活性酸素の消去
  • 胎児の健康な成長 
  • 精子の運動量の向上、総精子数の増加
  • 免疫力を高める
  • 味覚細胞の形成
  • 血糖値を下げる
  • 子供の健康な成長
  • 健康な皮膚を保ち、脱毛を防ぐ
  • 子どもの身長の伸び
  • 精神・行動への影響
  • 肝臓の働きを保つ
  •  
一日の推奨量(成人) 6~8㎎(ミリグラム)
一日の上限量(成人) 40㎎前後
不足した際の症状
  • 皮膚炎
  • 口内炎
  • 脱毛症
  • 褥瘡(難治性)
  • 食欲低下
  • 発育障害
  • 性腺機能不全
  • 易感染性
  • 味覚障害
  • 貧血
  • 不妊症
過剰摂取にした際の症状
  • 銅欠乏、低銅血症
  • 吐き気
  • 嘔吐腎障害
  • 免疫障害
  • 上腹部痛
  • 消化管過敏症
  • HDLコレステロールの低下
  • 下痢
  • 前立腺がんリスクの上昇の可能性

備考

  • 以下の人は要注意
    • 偏食家
    • 食べない系のダイエット
    • ファーストフードやコンビニ弁当などを好んで食べる人

 

 夜の営みがなかなかなく、夫婦のどちらかが性欲不振になっているときなどは亜鉛をたくさん摂ってみることをお勧めします。

 

 亜鉛をしっかり摂ることで男性だけでなく、女性も性機能の向上も認められるからです。

 

 他にはたんぱく質の代謝を促してくれることから、美肌効果、美髪効果などにも期待ができるので、女性もしっかり摂っていて損はないミネラルとなります。

 

 サプリメントでの過剰摂取にだけ気を付けるようにして下さいね。

 

 皆さんが健康でありますように。

 

 本日もご覧いただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

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