あなたに教えたいマンガンの基礎知識

こんにちは。

 

あなたに教えたいミネラルの基礎知識、今日はマンガンです。

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マンガンとは? 役割は?

 マンガンは乾電池などに使われている金属ですが、人体の中では12~20㎎ほど存在する9種ある微量ミネラルの一つです。

 

 特徴としては鉄と競合する作用があり、鉄分を摂りすぎるとマンガン不足になってしまう可能性が少しあります

 

 微量ミネラルであり、例外的なものを除けば基本的に不足することも過剰症になることもありません。

 

 吸収率は非常に低く、0.5~3%ほどと言われていて、多少過剰に摂ったとしてもそのほとんどが排出されます。

 

 ただし、マンガンは食事だけではなく、吸入や経皮吸収も行われてますので、一般の方にはほぼほぼ有り得ない話ですが、工場などマンガンが舞っているところに長時間いると過剰症を発症することがあります。

マンガンの役割

 マンガンの役割には以下のようなものがあります。

  • 酵素を活性化
  • インスリンの生成
  • 神経伝達
  • 血液の生成
  • 消化補助
  • 骨の形成
  • 皮膚の形成
  • 下垂体を活性化
  • 生殖機能低下防止作用

 微量ミネラルではあるものの、皮膚や骨の形成、糖質および脂質の代謝に働く酵素としての働きや、抗酸化作用のある酵素など多くの種類の酵素の構成成分、あるいはホルモンの分泌をつかさどる下垂体の活性化による成長、生殖に関係しています。

 

 更にはインスリンの合成や神経伝達などもあり、まさに必須ミネラルと言ってよいミネラル言えます。

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マンガンの必要量、マンガンが豊富な食材

 一日に必要なマンガンは3.5㎎~4㎎程度

マンガンの食事摂取基準(㎎/日)2)
性別男性女性
年齢等目安量耐容上限量目安量耐容上限量
0~5(月)0.010.01
6~11(月)0.50.5
1~2(歳)1.51.5
3~5(歳)1.51.5
6~7(歳)2.02.0
8~9(歳)2.52.5
10~11(歳)3.03.0
12~14(歳)4.04.0
15~17(歳)4.53.5
18~29(歳)4.0113.511
30~49(歳)4.0113.511
50~69(歳)4.0113.511
70以上(歳)4.0113.511
妊婦 3.5
授乳婦3.5

 

 マンガンの平均した一日の摂取量は調査対象外のため不明です。

 

 マンガンは動物性食品にはあまり含まれておらず、特に肉類には全然含まれていません。レバーに微量ながら含まれている程度です。

 

 マンガンを豊富に含む食材は植物性食品に多く、

  • 松の実
  • くるみ
  • 海苔
  • 抹茶
  • 玉露
  • 大豆

などに多く含まれます。

 

マンガンが不足した際の症状

 マンガンは肉類には含まれないとはいえ、必要量はわずかでいいため、マンガン不足になることは基本的にないと考えて大丈夫です。

 

 ただし、先ほども書いた通り鉄との競合作用がありますから、あまりに鉄やカルシウムなどに偏った食事、あるいは鉄のサプリメントを摂りすぎていると相対的にマンガンが不足する可能性があります。 

 

 マンガンが不足すると

  • 骨格異常
  • 骨粗鬆症
  • 発育不良
  • 肌荒れ
  • 高血糖
  • 代謝の低下
  • 生殖能力の低下

などがみられ、特にインスリンの分泌がうまくいかなくなることによる高血糖での糖尿病リスクの上昇、代謝が低下することによる肥満なども考えられるため、偏食や鉄の過剰摂取は避けた方がよいでしょう。

 

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マンガンを過剰摂取した際の症状

 過剰摂取に関してもマンガンは食事からではなることはありません。

 

 マンガンが過剰になる可能性は、

  • サプリメントでの過剰摂取
  • 工場などでの吸入、経皮吸収などでの過剰摂取

が考えられます。

 

 マンガンの過剰症には以下のようなものがあります。

  • 精神障害
  • 中枢神経系障害
  • 生殖能力の低下
  • 免疫力の低下
  • 腎炎
  • 膵炎
  • 肝障害

 

 これらの症状については実際に調査結果があり、マンガンの採掘に従事していた作業員とそうでないものを比較した結果、

  • 舌がもつれる
  • 早口でしゃべりにくい
  • 手に力が入らない
  • 年の割に性欲が衰えた
  • 動作がにぶい
  • よくつまづく

などの症状が表れる割合に有意差がはっきりと見られたというデータあります。(下記URL6~7ページ)

参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjh1946/37/2/37_2_566/_pdf

 

 そのため、普段の食生活では不足も過剰もありませんから、基本的には何の手段も講じなくてもよいミネラルと言えるでしょう。

 

 マンガンの一日の耐容上限は11㎎となっています。

まとめ

 それではマンガンのまとめになります。

まとめ

分類微量ミネラル
体の中の役割
  • 酵素を活性化
  • インスリンの生成
  • 神経伝達
  • 血液の生成
  • 消化補助
  • 骨の形成
  • 皮膚の形成
  • 下垂体を活性化
  • 生殖機能低下防止作用
一日の推奨量(成人)3.5~4㎎(ミリグラム)
一日の上限量(成人)11㎎
不足した際の症状
  • 骨格異常
  • 骨粗鬆症
  • 発育不良
  • 肌荒れ
  • 高血糖
  • 代謝の低下
  • 生殖能力の低下
  •  
過剰摂取にした際の症状
  • 精神障害
  • 中枢神経系障害
  • 生殖能力の低下
  • 免疫力の低下
  • 腎炎
  • 膵炎
  • 肝障害

備考

  • 不足も過剰も基本的にはなし。
  • 鉄の過剰摂取での不足、サプリメントでの過剰摂取、工場などでのマンガンを取り扱うところでは一応の注意が必要

 

 ミネラルはビタミンと違い、そのほとんどが不足しても過剰摂取しても同じような症状が表れます。

 

 また、必要とはいえ金属ですから、過剰に摂りすぎると体に沈着してしまうため注意が必要です。

 

 マンガンに関しては鉄との相関関係を理解し、鉄の過剰摂取にのみ気を付けていればいいと思います。

 

 皆さんが健康でありますように。

 

 本日もご覧いただきありがとうございました。

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