糖質制限の勘違い 炭水化物=糖質ではない

こんにちは。

 

勘違いシリーズ

 

 今日は炭水化物=糖質ではない、ということについてお話していきたいと思います。

食品の栄養表記で糖質のみをしっかり記載されているものは少ない

 皆さんダイエットしているときって栄養成分やカロリーが気になってよくパッケージの裏側の栄養成分一覧を見ることが多くなるかと思います。

 

 私は基本わからないものはチェックするようにしています。

 

 その中で糖質制限中、一番注目するべき糖質ですが、少しずつ改善されていきているものの、まだ単純に炭水化物の表記しかない食品の方がほとんどです。

 

 糖質制限は低炭水化物ダイエット、ローカーボダイエットなどの別名でも知られています。

 

 そのため、栄養成分表の炭水化物の項目が多いと、食べてはいけないものだと思われていることが多いです。

 

 ほとんどの場合においてはそれで間違っていません。

 

 ですが、食品によっては糖質は低いけれど炭水化物は多い、ということもありうるのです。

 

どういうことでしょうか?

 

炭水化物は糖質+食物繊維

 

炭水化物と表記されているものの内訳として、実は食物繊維も含まれた数値が記載されています。

 

例えば、

糖質5グラム、食物繊維5グラム

糖質1グラム、食物繊維9グラム

どちらも炭水化物の記載としては10グラムになります。

 

ただ、炭水化物の量が糖質を上回ることはまずないので、基本的には炭水化物で計算していれば間違いないと思います。

 

え、じゃあなんでこんな記事わざわざ書いてるの?

と、思われるかもしれません。

 

理由としては、知っておくに越したことはない、というのが一つ。

 

 そしてもう一つは知っておくことで食の選択肢が広がる、という点です。

 

 例えば、単純に炭水化物とだけ表記されていてその含有量が多かったとしましょう。

 

だが出来れば食べたいな、という食品があった場合、

 
「そういえばこれの食物繊維ってどれくらいだろう?」

 

と、一旦調べてみて、食物繊維の含有量がわかれば、その分を表記されている炭水化物量から引き算してあげれば実質的な糖質を正確に知ることができます。

 

もし、それで実質の糖質量が低ければ食べることができますよね?

 

 そうすることでより質の高い、あるいはストレスの少ない糖質制限を行うことができるかと思います。

 

 ここから、食物繊維が糖質と同じかそれ以上ある食品をご紹介していきますので、これからの食生活に役立てば幸いです。

 

ちなみに数は少ないです。

食物繊維が多い食品

納豆

健康食品としてもしられる納豆ですが、

 

ワンパックあたり糖質は2.7グラム、食物繊維は3.1グラムとなります。

 

炭水化物表記の場合、5.8グラムと倍近い数値になるため、量を減らしてとる方もいるかもしれませんが、とても糖質が低いので、一食ごとにワンパックまるごと食べても何も問題はありません。

 

おから

こちらも健康食品として有名なおからですが、

 

100グラムあたりの糖質は2.6グラム、食物繊維11.4グラムになります。

 

炭水化物としてみた場合、14グラムとなります。

 

 ですので、糖質制限の観点から見た場合、摂らない方がよい食材となりますが、実際はとても糖質が少ない食材です。

寒天

 他のダイエットでは定番の寒天。

 

ゼリーなどにして食べるのが一般的で、上記の画像のように商品としても最近はよく売っていますね。一回で結構な量を食べることが多いです。

 

その寒天の100グラムあたりの糖質は0グラム、食物繊維は1.5グラムとなります。

 

炭水化物表記では1.5グラムとなりますが、寒天には糖質が一切含まれておりません。ですので、量を気にして食べなくても全然OKです。

 

 主原料であるてんぐさには糖質が含まれていますが、寒天に加工すると食物繊維のみになるのです。

わかめ

 わかめも今回のケースに当てはまる食材です。

 

わかめの100グラムあたりの糖質は2.0グラム、食物繊維は3.6グラムとなります。

 

 納豆とほぼ同じ割合ですね。

 

 さらにこちらは一回あたり15グラムぐらいが一般的な摂取量になりますので、よほどのわかめ好きでなければ食べても全然OK です。

 

一応の補足ですが、この数値は生、もしくは乾燥状態から戻した状態での数値ですので、乾燥わかめの数値ではないことは理解しておいてください。

 

 まさか乾燥わかめをバリバリ食べる人はいないと思いますが、乾燥わかめをそのまま食べるのは危険なので絶対にやめてくださいね。


お腹の中で水分を吸収して10倍以上に膨れ上がるので、大量に食べると吐き出してしまうかもしれません・・・

 

 ちなみに寒天、わかめ以外にも海藻類はどれも同じような性質をもっています。

 

 海藻類は糖質制限に向いている食材ですね。

マイタケ(キノコ類)

 マイタケはほかのダイエットでもヘルシーとして知られており、お鍋やてんぷらなどにして食べるとおいしいですね。

 

 糖質制限であってもてんぷらは難しくても素揚げなどして食べるとおいしいです。

 

 そんなマイタケは食物繊維も豊富です。

 

 マイタケの100グラム当たりの糖質は0.9グラム、食物繊維は3.5グラムとなります。

 

炭水化物量で見ると4.4グラムですが、実質はその1/5。

 

糖質制限にはもってこいの食材ですね。

 

 また、ここではマイタケを例として取り上げましたが、エリンギやしめじなどのキノコ類は総じて糖質が低く食物繊維が豊富なので、通常のダイエットでも、糖質制限でもキノコ類はおすすめの食材です。

 

まとめ

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

 初心者の方は勘違いしがちな炭水化物と糖質の違い。

 

 冒頭でも書きましたが、炭水化物量が糖質量を上回ることはありませんので、炭水化物と書かれているものだけをカウントしていれば間違うことはありません。

 

 ですが、理解してくるにつれてわかるのですが、はじめはあれもダメ、これもダメ、と身の回りのもの全てが糖質制限では食べられないものだと思ってしまうくらい普段の生活では糖質があふれています。

 

 ですので、食べられる食材として紹介されているものが、どんな理由で食べられるかは知っておくことに越したことはないのです。

 

 まだ記事数も少なく、どれだけのクオリティでお届けできているかもふめいですが、少しでも皆さんの糖質制限の助けになれば幸いです。

 

 本日もご覧いただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

bisha

ダイエットにちょっと詳しい人。 過去にレコーディングダイエットで10キロ、糖質制限ダイエットで10キロやせた経験あり。 主にダイエットに役に立つ情報をお届けしていきます。

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