コエンザイムQ10が糖尿病に有効かもしれないというお話

 

こんにちは。

 

 今日はコエンザイムQ10が糖尿病に有効かもしれないというお話です。

 

 サプリメントで有名なコエンザイムQ10ですが、どのように糖尿病に有効なのでしょうか。

 

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コエンザイムQ10とは何?

 コエンザイムQ10とは脂溶性の物質で、かつてはビタミンQという名前が与えられ、正式な名称はユビキノンといいます。

 

 コエンザイムQ10という名前は、

 

補酵素   → コエンザイム

キノン構造 → Q

側鎖が10個 → 10

 

というところから来ています。

 

 コエンザイムとは、日本語で補酵素のことを指し、その構造がキノン構造と呼ばれる構造をしていて、側鎖が10個あるところからつけられています。

覚える必要はかけらもありません笑

 

 ビタミンQという名前が付けられていましたが、動物の体内で合成することが出来ることが判明したためビタミンの名前はとりあげられています。

 

 以前は心臓の病気に有用な医薬品として使われていましたが、科学的な根拠が薄く今では健康食品の部類として扱われています。

 

 アメリカのFDAもあくまで食品として位置付けており、薬剤としては認めていません。

 

 コエンザイムQ10は動物の心臓や赤身肉、油や大豆製品に多く含まれています。

 

コエンザイムQ10に期待される役割

 コエンザイムQ10は体内でも一定量生み出され、主にエネルギー産生や抗酸化作用に関与しているとされています。

 

 コエンザイムQ10はその他にも色々な体に対する健康効果が期待されていて、日夜研究が行われています。

 

 例えば、

  • 心血管疾患の死亡率の低下
  • 小児性線維筋痛症
  • 老人性難聴

などがあります。

 

 ただし、どれも実験結果にバラツキがあったり、マウス実験のレベルでは有効性は認められたものの、人体でははっきりとした効果が認められていないなど、まだまだその効果は曖昧なものがあります。

 

 しかし、2011年にごく少数ながら人体を対象に行った実験において、糖尿病に有効であるというデータが確認されたのです。

 

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コエンザイムQ10は糖尿病に有効?

 その実験は日本のカネカと千葉大学が行った実験で、9人の糖尿病患者を対象に行われた実験で、還元型CoQ10(200mg/日)を3ヶ月間投与し、体にどういった変化が現れるかを調査しました。

 

 その結果、以下のような効果が見られました。

○グリコアルブミン:前値19.4±2.7%⇒後値17.8±2.7%へ低下(約8.2%の有意な改善)
○HbA1:前値6.7±0.4%⇒後値6.5±0.4%へ低下(約3.4%の有意な改善)
○インスリン:(μU/mL):前値8.8±3.4%⇒後値11.6±6.7%へ上昇(約31.7%の改善傾向)尚、空腹時

血糖では効果は認められませんでした。

 

 グリコアルブミンとは、HbA1cと同じく、ある地点から現在までの血糖の平均値を示すものです。

 

 HbA1cが2カ月前からの平均に対し、グリコアルブミンは1カ月前から現在までの平均を示します。

 

 今回の結果では、HbA1cよりもグリコアルブミンの方の改善率の方が高かったので、コエンザイムQ10の効果は徐々に表れてきていたものと推測されます。

 

 以前からコエンザイムQ10は膵臓のβ細胞でのインスリン分泌を高めることで血糖コントロールを改善することを示唆する研究が発表されていて、糖尿病治療でのコエンザイムQ10の有用性に期待が集まっているとのことですから、コエンザイムQ10はすこしチェックしておいた方がいいかもしれませんね。

 

ソース:2型糖尿病に対する還元型コエンザイムQ10の改善効果について

 

過信は禁物

 ただし、コエンザイムQ10に対してはまだそこまで過信するのは控えて置いた方がいいと思います。

 

 コエンザイムQ10は耐用上限が一応は一日30mgとされていますが、それ以上摂っても健康被害の報告はほぼありません。

 

ですので、安全性が高く多少多めに摂っていても問題は無いと思います。

 

 ただし、健康食品でよく謳われる「肥満を解消する」や「美容によい」、「疲労を回復する」と言った効果に関する情報は見当たりません。

 

 そういった声が聞かれました、という話はあくまでいわゆる「お客様の声」であって、科学的な根拠はありません。

 

 糖尿病の研究においても、まだ対象が9名と少数であること、期間がわずか3ヶ月であることからその有用性にはまだまだ疑問の余地が残ります。

 

 コエンザイムQ10を飲むことは健康に一定の効果を表すかもしれませんが、それで大丈夫!ということではありませんので、やはりあくまで健康「補助」食品と考えておくのが無難だということでしょう。

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まとめ

まとめ

 コエンザイムQ10を飲むにあたって一つ注意しておかなければならないことがあります。

 

 一般の方は何も問題はありませんが、ワーファリン、あるいはワルファリンという血液の凝固を阻害する薬を飲んでいる方の場合、ビタミンKと同じくコエンザイムQ10がその効果を低下させてしまうことがわかっています。

 

そのため、ワルファリンを飲んでいる方はビタミンKもそうですが、コエンザイムQ10の併用は避けた方が良いでしょう。

 

 抗酸化作用が有名で、活性酸素を減らしてくれることから「万病に効く」なんて謳われることもありますが、いまだにその効果がはっきりと実証されず、医薬品として扱われることもないので、やはり糖尿病治療の場合同様、健康補助食品どまりと考えておいた方がいいですね。

 

 ただ、その効果ははっきりとわかっているので健康のために飲むことは全然ありだと思いますよ(^^)

 

 皆さんが健康でありますように。

 

 本日もご覧いただきありがとうございました。

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