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あなたに教えたいビタミンB6の基礎知識

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こんにちは。

 

あなたに教えたいビタミンの基礎知識、今日はビタミンB6になります。

 

ビタミンB6とは? 役割は?

 早速ですが、ビタミンB6についてです。

 

ビタミンB6は分類として水溶性ビタミンとなります。

 

 そのため、上限量はないように思われますが、サプリメントでの大量過剰摂取は副作用が報告されていますので、サプリメントでの補給時は注意が必要です。

 

 ビタミンB6は3つの物質からなり、

それぞれ

  • ピリドキシン (pyridoxine)
  • ピリドキサール (pyridoxal)
  • ピリドキサミン (pyridoxiamine)

と呼ばれます。

 

 特定の物質だけが必要だとかいうわけはなく、3つで1つと考えていただいて結構です。

 

 ビタミンB6の役割についてですが、ビタミンB6は単独で働くということはしません。

 

 体の中にある様々な酵素の役割を助けるためにビタミンB6は働きます。

 

 これを補酵素と言って、ビタミンB6がいないと酵素は十分に仕事をすることが出来ません。

漫画家などで言うアシスタントさんですね。

 

 メインをはるわけではないですけど、なくては無茶苦茶困ります。

 

 特にたんぱく質の代謝にはビタミンB6は絶対に欠かせない要素と言え、ビタミンB6は体の中で100以上の酵素反応に関与していますが、そのほとんどがタンパク質代謝にかかわるものなのです。

 

では、ビタミンB6が関わる役割ですが、

  • アミノ酸、グルコースおよび脂質代謝
  • 神経伝達物質合成
  • ヒスタミン合成
  • ヘモグロビン合成
  • 遺伝子発現
  • 糖新生と糖原分解
  • 免疫機能

といった役割を持っています。

 

 一日に必要な摂取量は約2㎎前後となります。

性別 男性 女性
年齢等 推定平均必要量 推奨量 目安量 推定平均必要量 推奨量 目安量
0~5(月) 0.4 0.4
6~11(月) 0.5 0.5
1~2(歳) 0.7 0.9 0.7 0.9
3~5(歳) 0.8 1.0 0.8 1.0
6~7(歳) 1.0 1.3 1.0 1.3
8~9(歳) 1.2 1.5 1.2 1.5
10~11(歳) 1.5 1.8 1.5 1.8
12~14(歳) 1.9 2.3 1.9 2.3
15~17(歳) 2.1 2.5 2.1 2.5
18~29(歳) 2.0 2.4 2.0 2.4
30~49(歳) 2.0 2.4 2.0 2.4
50~69(歳) 2.0 2.4 2.0 2.4
70以上(歳) 2.0 2.4 2.0 2.4
妊婦(付加量)   +0.3 +0.4
授乳婦(付加量)

ビタミンB6が不足している際の症状

 ビタミンB6が不足すると以下のようなことが起こります。

  • ペラグラ
  • 脂漏性皮膚炎
  • 舌炎
  • 口角症
  • リンパ球減少症
  • うつ状態
  • 錯乱
  • 脳波異常
  • 痙攣発作
  • 免疫機能の低下

 ただ、基本的にビタミンB6が欠乏することはありません。

 

 そのため、普段の生活でビタミンB6を余計に摂るということはしなくてもいいといえます。

 

 ただ、以下の例外があります。

 

 それは、特定の食べ物を食べた時や、体に特定の症状を抱えているときに起きます。

 

特定の食べ物を食べた時の欠乏症リスク

ぎんなんによる一時的な中毒症状

 秋にイチョウからよく取れるれるぎんなん。

 

 ぎんなんを食べすぎた時にはビタミンB6が欠乏してしまい、中毒症状を起こすことが知られてしまいます。

 

 イチョウのぎんなんにはビタミンB6に構造が非常によく似た物質(類縁体と呼ばれます)で

 

4-O-メチルピリドキシン (ギンコトキシン、4-O-methylpyridoxine、MPN)

 

という物質が含まれています。

 

 このMPNがビタミンB6の働きを邪魔することで、ビタミンB6の欠乏症を引き起こすとされています。

 

 特に神経伝達物質であるGABA(ギャバ)の生成を阻害することでけいれんなどを引き起こすと考えられています。

 

 ぎんなんの食中毒の70%は5歳未満の小児だということですが、大人であっても1日にたった5 – 6粒程度でも中毒になることがありえるということなので、子供でも大人でもぎんなんには注意が必要です。

特定の症状を持つ人の欠乏症リスク

腎機能障害のある人

 末期の腎疾患患者や慢性腎不全患者など、腎機能が低下した人では、しばしばビタミンB6濃度の低下がみられことが報告されています。

 

 理由として、ビタミンB6は腎臓で代謝されるため、腎臓の機能が低下しているとビタミンB6の生成も低下してしまい、結果としてビタミンB6が欠乏しがちになるということです。

自己免疫疾患の患者

 関節リウマチの患者さんもビタミンB6の濃度が低いことが多く、その症状が重くなるほどビタミンB6濃度が下がる傾向にあるとされています。

 

 そのほかにも

  • セリアック病
  • クローン病
  • 潰瘍性大腸炎
  • 炎症性腸疾患
  • その他吸収不良性自己免疫疾患

などの患者さんは総じてビタミンB6の濃度が低い傾向にあることがわかっています。

 

 全てに共通する理由はわかっていませんが、それぞれ吸収不良による欠乏や、炎症による欠乏などが感がられているということです。

 

これらの人はサプリメントでの補給をすると改善されるということです。

アルコールをよく飲む人、アルコール依存症

 アルコールも要注意です。

 

 アルコールから産生されるアセトアルデヒドには、体の中のビタミンB6の生産量を減らしてしまいます

 

 そのため、アルコールをよく飲まれる方やあるいは依存症患者の方はビタミンB6が欠乏しがちになっているため、ビタミンB6の補給をした方がいいといえるでしょう。

 

ビタミンB6を摂りすぎた際の症状

 ビタミンB6は不足することもほとんどありませんが、逆に摂りすぎることも基本的にはありません

 

 しかし、あまりにも高用量のビタミンB6を長期間に渡って摂取すると以下のようなことが起きてしまいます。

 

  • 重度の神経障害
  • 痛みを伴い外観を損なう皮膚病変
  • 線過敏症
  • 悪心・胸やけ

 

 要約すると気持ち悪くなって、まっすぐ歩けなくなって、皮膚もおかしなことになるよ、ということです。

 

 アメリカの国立衛生研究所(NIH)によるとビタミンB6の安全な上限値は以下のようにせっていしています。

ビタミンB6の安全な上限値
ライフステージ 安全な上限値
生後12カ月 設定数値なし
小児1-3歳 30 mg
小児4-8歳 40 mg
小児9-13歳 60 mg
10歳代14-18歳 80 mg
成人 100 mg

 

 なんでもかんでもそうですが、摂りすぎはよくない。

 

わかりやすい話ですね(^_^;)

 

まとめ

まとめ

 では、ビタミンB6のまとめです。

 

分類 水溶性ビタミン
体の中の役割
  • アミノ酸、グルコースおよび脂質代謝
  • 神経伝達物質合成
  • ヒスタミン合成
  • ヘモグロビン合成
  • 遺伝子発現
  • 糖新生と糖原分解
  • 免疫機能
一日の推奨量(成人) 約2㎎(ミリグラム)
一日の上限量(成人) 100㎎
不足した際の症状
  • ペラグラ
  • 脂漏性皮膚炎
  • 舌炎
  • 口角症
  • リンパ球減少症
  • うつ状態
  • 錯乱
  • 脳波異常
  • 痙攣発作
  • 免疫機能の低下
過剰摂取にした際の症状
  • 重度の神経障害
  • 痛みを伴い外観を損なう皮膚病変
  • 線過敏症
  • 悪心・胸やけ
備考 ぎんなん中毒には要注意!

 

 ぎんなん中毒についてはビタミンB6を投与することで改善がみられるということですので、もしなってしまったらきちんとぎんなんを食べたことを医師に申告しましょう。

 

 不足することも摂りすぎることもありませんが、どちらかと言えば不足してしまうことを心配した方がよさそうです。

 

 ビタミンB6単体ではなく、マルチビタミンで補給すれば摂りすぎる心配もありませんし、他のビタミンも補給できるのでおすすです。

 

皆さんが健康でありますように。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。

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