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【積みあがる】高血糖の記憶【リスク】

更新日:

こんにちは。

 

糖質の摂りすぎによってインスリンがうまく機能しなくなったり、あるいはインスリン自体が分泌されなくなって糖尿病になる方や、境界性の糖尿病になる方などがいらっしゃるかと思います。

 

糖尿病になった人が出来ることは、血糖値をいかに上げないようにするか、いかにインスリンの分泌量を増やすのか、というところに気を付けて、治療を受けていたり、あるいはあご自身で糖質制限を下ていたりするかと思います。

 

ただ、たまに気が抜けて、あるいは息抜きのためにがっつりと糖質を摂ることがあるかもしれません。

 

そんな時は高血糖の記憶にご注意ください。

 

今日は高血糖の記憶についてです。

 

 

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高血糖の記憶

高血糖の記憶とは、簡単に言えば、

体には高血糖状態になっていた記録が残っている

ということを意味します。

 

体のメカニズムにはそれに近いものがあり、

高血糖の記憶とはすこしちがいますが、

例えば肥満や筋肉に関しても似たような現象があります。

 

肥満細胞

肥満であれば

脂肪細胞といものがあり、これが肥満時にどんどん増えていきます。

そしてこの脂肪細胞は痩せることによって小さくなることはあっても、

数を減らすことがありません。

脂肪細胞の数だけ脂肪を蓄えることができるので、

一度痩せて脂肪細胞が小さくなったとしても、その受け皿は残っています。

受け皿が残っているということは以前と同じ量の脂肪を蓄えることが

いつでも出来るようになっていると言えますので、

一度肥満だった人は同じ体重の肥満を経験したことがない普通の人よりも

太りやすくなっています。

 

マッスルメモリー

また、筋肉においてもマッスルメモリーと呼ばれるものがあり、

これも同じように、元々ボディビルなどをしていてマッチョだった人が

トレーニングをやめてしまったり、痩せてしまっても、

トレーニングを再開すると何もしたことがないひとよりも筋肉の付きが早く、

元の体形に戻るのが早いと言われています。

これに関しては実験においても証明されており、

英国のキール大学、リバプール・ジョン・ムアーズ大学、ノーザンブリア大学、およびマンチェスター・メトロポリタン大学の共同研究にて、

  • 7週間のトレーニング
  • 7週間の休養
  • 再び7週間のトレーニング

を行った際、最初のトレーニング時よりも

次のトレーニング時の筋肥大効果が高かった。

つまり筋肉が付きやすかったという実験結果も残っています。

 

小難しいことは抜きにしてイメージでいうと、

一度膨らませた風船が初めて膨らます風船よりも伸びていて、

ふくらましやすいのと同じことだと思っていただければと思います。

 

簡単に言えば体に「型」が記憶されるんでしょうね。

 

太っていたり、痩せていたり、あるいはゴリゴリマッチョだったり。

それがいいか悪いかは置いておいて、です。

 

高血糖の記憶とはずばりAGEsのこと

さて、高血糖の記憶は少し理屈が違います。

最初に記録が残っていると言いましたが、その高血糖の記録とはなんなのか。

それは

「糖化によって発生したAGEs(終末糖化産物)」

です。

また出てきましたね。

そう、糖化やAGEsって何につけても顔を出してくる嫌な奴なんです(笑)

AGEsについてはこちら

終末糖化産物っていう無茶苦茶怖い響き。AGESについて知っておこう

 

高血糖の記憶について沖縄医師会のサイトでも取り上げられています。

「高血糖の記憶」という言葉があります。

高血糖がなぜ合併症を進行させるかについてはさまざまなメカニズムが知られていますが、そのひとつに糖化現象があります。これはブドウ糖がタンパク質と自然に結合する現象のことです。いったん両者が結合すると、離れることはなく、しかもタンパク質の構造を徐々に変化させます。その反応は血糖値が高いほど多く起こることになります。タンパク質は体内の至る所に存在しますので、まさに全身でこの反応が起こることになります。

また、タンパク質は、入れ替わりの早いものから、遅いものまでさまざまです。入れ替わりのほとんどないタンパク質では、まさに過去の高血糖が「記憶」されるかのごとく、糖化物質が蓄積され、これが合併症につながっていくのです。ある研究では、「高血糖の記憶」は、少なくとも数年程度では消えないとされています。
出典:高血糖の記憶(2007年12月18日掲載)

 

また、江部医師もブログにて

例えば、心臓の血管(冠動脈)が動脈硬化により狭くなって、つまりやすい状態になり、心筋梗塞や狭心症の危険があります。

これを「高血糖の記憶」といい、「消えない借金」のように生体内の動脈硬化が、ずっと残存して続きます。

つまり、数年間の高血糖期間のあと、継続して良好な血糖コントロールが得られても、血管合併症リスクは、その動脈硬化の部分では、消えないということです。
出典:過去の高血糖期間の消えない借金(高血糖の記憶)と心筋梗塞

とおっしゃっています。

 

つまり、要点としては

  • 一度高血糖状態が長く続いたときにできたAGEsは体に残り続ける
  • 血糖コントロールを行っていても残っているAGEsに応じた健康被害のリスクは下がらない
  • もし、また高血糖状態になると追加でAGEsが作られ、健康リスクはさらに積みあがっていく。

ということです。

脂肪細胞やマッスルメモリーは食べすぎやトレーニングなど、

それらの原因を止めてしまえば一度は0に近い状態になりますが、

高血糖の記憶であるAGEsはからだにずっと残り続けます。

 

例えばの話しですが、

高血糖が続き、糖尿病になった人がAGEsによる心筋梗塞の確率が30%の状態になったとしましょう。

そして、治療を開始して糖尿病が収まり、健康な生活になったとします。

ただ、このAGEsは消えませんから心筋梗塞の確率は30%のままです。

もし、治療を中断したり、あるいはちょっとだけさぼったりして高血糖状態に再びなってしまいAGEsが作られると、30%から確率が上乗せされていきます。

30%から40%、40%から50%……

という風にAGEsによる健康リスクは上がることはあっても、

下がることはいくら待ってもほとんどないのです。

 

これが高血糖の記憶と呼ばれる現象の正体です。

高血糖の記憶を残さないために糖質を抑える

では、高血糖の記憶を残さないためにはどうすればよいのでしょうか。

それは単純に糖質を抑えること、この一点しかありません。

理屈を考えれば簡単な話ですよね。

 

高血糖の記憶の原因はAGEs

AGEsの原因は高血糖状態

高血糖状態の原因は糖質の摂りすぎ

 

であれば、糖質を控え、血糖値が上がりすぎないように正常な値を保ち続けることが肝要となります。

 

もちろん糖質制限が一番ですが、

みんながみんな糖質制限をできるわけではないので、

  • 主食を減らす
  • おやつを我慢する
  • ジュースを飲まない

など、わかりやすい範囲でいいので、必要のない糖質を出来る限り減らすことが

とても大事だと思います。

 

糖質制限が出来ればもちろんベストです。

 

まとめ

AGEsの影響はまだまだたくさんあります。

もっと記事にできることもあると思っていますし、

何よりAGEsはガンよりもたちが悪いと思っているほどです。

 

とてもしつこく、何度も何度も糖質の摂りすぎについて語るのは、

健康リスクが馬鹿にならないからであり、

高血糖になることのメリットははっきり言って皆無ですので、

ならないようにすることを意識して損はありません。

 

ただ、無理をしすぎるのもよくないことは重々承知していますので、

出来る範囲からでいいので糖質を抑えてみましょう。

糖質制限はやれる範囲でOK? 大切なのは糖質との向き合い方

皆さんの糖質制限がうまくいきますように。

本日もご覧いただきありがとうございました。


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