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【ビタミンB9】あなたに教えたい葉酸の基礎知識【プテロイルグルタミン酸】

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こんにちは。

 

あなたに教えたいビタミンの基礎知識、今日はビタミンB群である葉酸についてになります。

 

葉酸とは? 役割は?

 葉酸はビタミンB群に含まれる水溶性ビタミンの一種になります。

 

 水溶性ビタミンですが、過剰摂取のリスクはしっかりとあり、後述する神経障害の発覚が遅れるリスクなどがあります。

 

 葉酸は別名を

  • ビタミンB9
  • ビタミンM
  • プテロイルグルタミン酸

、などと呼ばれたりもします。

 

 葉酸という名前は1941 年にホウレンソウの葉から発見されたことから、ラテン語で「葉」を意味する『folium』をもとに、葉酸(folic acid)と名付けられました。

 

 ビタミンMのMは「Monkey」、つまりお猿さんのMを表し、猿の貧血を予防する物質として発見されてため。

 

ビタミンB9は9番目に見つかったことから、プテロイルグルタミン酸は物質名からそれぞれ名前がつけられています。

 

 また、さらには貧血を予防するという機能通り、赤血球を作る役割をもつことから「造血のビタミン」などと呼ばれることもあります。

 

葉酸の役割

 葉酸の役割には以下のようなものがあります。

  • 正常な赤血球の生成
  • DNA、RNAなどの細胞の生合成
  • 細胞の生産、再生

 

 上述した「造血のビタミン」の名の通り、正常な赤血球の生成を促進します。

 

 この時、同じビタミンB群であるビタミンB12が葉酸の再生を促してくれることから、葉酸とビタミンB12は貧血予防においてセットで考えられることが多いです。

 

 また、DNAなどの遺伝子や細胞の分裂に関わることから特に胎児、妊婦にとっては欠かせないビタミンとなります。

 

 葉酸が不足しがちになると後述する神経管閉鎖障害などの障害が出てしまい、胎児にとってかなり危険なことが起きてしまいます。

 

 

葉酸の一日の必要摂取量、葉酸が豊富な食材

 葉酸の一日の必要摂取量はおよそ200㎍(マイクログラム)前後となります。

 

葉酸の食事摂取基準(㎍/日)
性別 男性 女性
年齢等 推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量b 推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量b
0~5(月) 40 40
6~11(月) 60 60
1~2(歳) 70 90 200 70 90 200
3~5(歳) 80 100 300 80 100 300
6~7(歳) 100 130 400 100 130 400
8~9(歳) 120 150 500 120 150 500
10~11(歳) 150 180 700 150 180 700
12~14(歳) 190 230 900 190 230 900
15~17(歳) 210 250 900 210 250 900
18~29(歳) 200 240 900 200 240 900
30~49(歳) 200 240 1,000 200 240 1,000
50~69(歳) 200 240 1,000 200 240 1,000
70以上(歳) 200 240 900 200 240 900
妊婦(付加量)   +200 +240
授乳婦(付加量) +80 +100

 

    通常、葉酸が不足するということはありませんが、妊婦や一部の薬を飲んでいる人は注意が必要です。

 妊婦のところを見ていただければわかる通り、妊娠中は通常の2倍の葉酸を必要とします。

 

 これは先ほど書いた胎児の育成に不可欠なためで、上限量を超えてもいけませんが、不足することはもっとも避けるべきと言えます。

 

 また、スルファサラジンという潰瘍性大腸炎の薬や、抗てんかん薬などを飲んでいる人は血中の葉酸濃度が低下するということですから、これらの薬を服用している人は医師に話し合って、サプリメントの摂取などを決めた方がいいでしょう。

 

葉酸を含む食材としては

  • 緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー、グリーンアスパラガス、チンゲンサイ、かぼちゃ)
  • 豆類(納豆、あずき、枝豆)
  • 果物(いちご、マンゴー、オレンジ)
  • 鶏のレバー

 

などがあります。

 

 ただし、葉酸は熱に弱く、調理過程で50%が失われ、さらに食物に含まれる葉酸の吸収率は50%程度ということですから、熱を加えて食べると本来の1/4程度しか摂ることが出来ません。

 

 そのため、出来るだけ生のものを食べるか、サプリメントで補ってあげるのが効率的かつ確実と言えます。

 

葉酸が不足した際の症状

 葉酸が不足してしまうと以下のような症状が表れます。

 

  • 悪性貧血
  • 子供の成長障害
  • 胎児期における神経管閉鎖障害など

 

 葉酸はビタミンB12と連動して赤血球の生成を助けているわけですが、葉酸が不足していると当然赤血球がきちんと作られず巨赤芽球などの悪性貧血を起こす原因となります。

 

 そして何より気を付けていただきたいのは妊婦の方。

 

 妊婦さんが葉酸不足になっているとお腹の赤ちゃんの細胞分裂、つまり成長がうまくいきません。

 

 上述した神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄のもととなる神経管に障害が起こる先天的な異常のことで、

 

 神経管閉鎖障害が起きてしまうと、脳がない「無脳症」になったり、脊髄や脊椎がうまくくっつかない「二分脊椎」などになり、最悪の場合死産、流産の可能性も十分にありえますし、生まれてきても低体重児や神経障害による麻痺を抱えることもありますから、妊婦にとって葉酸は欠かせない存在と言えます。

 

 また、子供も同じく体の成長に葉酸をたくさん使いますから、不足がちになると成長がうまくいきません。

 

 そのため、子供のうちは葉酸の不足には注意が必要です。

葉酸の過剰摂取した際の症状

 では、次に葉酸を過剰摂取した際の症状です。

 

  • ビタミンB12の欠乏発覚の遅れ
  • 抗がん剤、抗てんかん薬などの阻害

 

 正確に言えば葉酸それ自体を過剰摂取することによる健康被害はありません

 

 ただ、 葉酸はビタミンB12と役割がよく似ていて、赤血球の生成やDNAの生成などをしているわけですが、葉酸にはビタミンB12にある神経維持機能がありません。

 

 そのため、葉酸が過剰摂取気味でビタミンB12が不足している場合、赤血球の生成は葉酸で足りているため、ビタミンB12の欠乏の症状である神経障害が起きている場合に原因を特定しにくく、神経障害が悪化するおそれがあるのです。

 

 また、二番目の抗がん剤、抗てんかん薬などの阻害ですが、以下の薬に対して葉酸が過剰にあると薬の薬効を邪魔してしまうため、注意が必要です。

  • 抗がん剤
    • メトトレキサート
  • 抗てんかん薬
    • フェニトイン
    • カルバマゼピン
    • バルプロ酸塩

 これらの症状が懸念されることから、葉酸の一日の耐容上限は1000㎍とされています。

まとめ

まとめ では、葉酸のまとめとなります。

分類 水溶性ビタミン
体の中の役割
  • 正常な赤血球の生成
  • DNA,RNAの生合成
  • 細胞の生産、再生
一日の推奨量(成人) 200㎍(マイクログラム)
一日の上限量(成人) 1000㎍(マイクログラム)
不足した際の症状
  • 悪性貧血
  • 子供の成長障害
  • 胎児期における神経管閉鎖障害など
過剰摂取にした際の症状
  • ビタミンB12の欠乏発見の遅れ
  • 抗がん剤、抗てんかん薬などの阻害

備考

  • 妊婦、子供は葉酸不足に要注意
  • サプリメントの補給も上限を意識する

 

 何より心配なのはやはり妊婦さん。

 

 せっかく宿した命が栄養不足によって失われてしまうのはとても悲しいことです。

 

 私は男性で妊娠することはないので偉そうなことは言えませんが、妊婦さんは葉酸の不足には十分注意してください。

 

 もちろん他の方も日ごろからビタミンやミネラルの不足は避けてくださいね。

 

 皆さんが健康でありますように。

 

 本日もご覧いただきありがとうございました。

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